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一般的な動物の卵形成で行われる減数分裂ですが、
なぜ、一次卵母細胞から卵細胞は1つしか形成されないのか。
3つの極体という形で消失させるのか。

生物の子孫を残すという目的なら、できるだけたくさんの卵が出来たほうが有利であると考えられるのになぜ、精子の形成(一次精母細胞から4つの精子が形成)のように減数分裂をしないのか。

私の考えは以下のようなことですが、合っていますでしょうか。
「卵には、卵黄という胚が外部から栄養を摂取できるまでの栄養分を蓄えなければならない。その卵黄を、卵形成の段階で行われる減数分裂によって均等に分配した場合、元の母細胞の4分の1になってしまい栄養分の蓄積量が激減してしまう。そこで、極体にはほとんど卵黄を入れずに二次卵母細胞、卵細胞に集中して蓄積するために不均等な減数分裂が起こる。精子の形成には蓄積する卵黄が無いため、できるだけ数を作り出す均等な減数分裂が起こる」

どなたか、この配偶子形成で起こる、精子と卵の減数分裂の違いを教えていただけませんか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

基本的にご質問者さんの考え方で良いのではと思います。

しかし,「」の前の「できるだけたくさんの卵が出来たほうが有利である」という考え方には問題があります。子の数を増やすと言うことと,卵の数を増やすと言うことは同じではありません。生まれた子が生存出来なければ意味がありませんから,生物はむしろ卵を少なくし,大切に育てる方向に進化してきました。

以下は蛇足ですが…
配偶子の進化の話から始めましょう。初めは同型配偶子と呼ばれる同型同大の配偶子が接合しました。しかし,栄養を貯蔵し,少しでも大きな子にした方が生存機会が増します。ですからどんどんと配偶子が大きくなりました。これを異型配偶子と言います。しかし,配偶子が栄養を貯蔵し,大きくなるほど運動性能は落ちます。ですから接合や受精の機会が少なくなりますので,一方だけ運動能力を無くしても栄養を蓄えることに専念したものが卵で,その相方の精子は染色体のみ送り届けるように進化しました。

本題ですが,ご質問者さんの考え方の通りです。
卵母細胞は栄養を極端に貯蔵した細胞です。これが染色体数を半減させる減数分裂をしますと必ず4個の娘細胞になります。また,この減数分裂時は,分裂期ですから当然栄養を蓄えることは出来ません。ですから等しく分裂しますとせっかく蓄えました栄養も1/4になります。そこで4個に分裂するが,栄養はなるべく失いたくない,と言った相矛盾する要求の解決策が不等分裂で,1個の卵細胞に3個の極体を放出するわけです。一方,精子は,染色体を届けるだけですから4個の娘細胞が全て精子として変態し,利用されます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

私の考えが大筋で合っているのだと、安心しました。

卵の形成には、何か、母親の強さと思い切りの良さを感じます。
いかにして子孫を無事に生存させるか。
3つの極体という細胞を犠牲にしてまで、たった一つの卵に十分な栄養を蓄える。
次の世代に繋げるという強い想いを感じます。

おっしゃっる通り「生物はむしろ卵を少なくし,大切に育てる方向に進化」なのですね。

お陰様で大変良い勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/06/04 21:57

分裂したら単純に半減します。


それを元以上に成長させるには栄養を与えるわけです。

第一分裂の娘細胞を2つ生かす場合は2つとも成長させるから総量は同じ話です。何も得しない話です。
むしろ栄養を与える仕組みで2つよりも1つの方が安定的ならば1つの方が合理的です。
4つ卵子が欲しければ4つ卵原細胞を使えばいいだけです。
実際ほとんどの生殖細胞は廃棄されますよね。精子の方は精子まで分化したのにほとんどが受精に至らないあだ花なわけです。

感覚論や精神態度論による美しい日本のもったいない精神は地球や資源管理に都合いいだけでありその原理主義が広まるのでは馬鹿な日本人を増やします。

実際は上記のような合理的説明は間違いだと思います、つまり詭弁です。量的合理性ではない展開に支配されていると思います。ヒトの発生でも系統発生を繰り返すと表現されるようなう非合理性と同じです。そうせざる得ない自然現象(自然にあらがう生物現象)であり、お望みの手順で細胞活動しろというわけにはいきません、自然現象の流れ・サイクルですから。だから上記の後付け合理的説明は馬鹿進化論博士らの考察同様に有害なのです。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。

たしかに、貴殿がおっしゃるとおり「量的合理性ではない展開に支配されている」のかもしれませんね。
でも、そうせざる得ない理由が知りたいです。

お礼日時:2014/05/30 21:21

ミトコンドリアは細胞分裂の際独自の増殖様式をもっています。

通常の細胞便列ではおそらく2倍に増え新しくできる細胞の中にも古い細胞の中にあったと同じ数のミトコンドリアが存在するはずです。卵子形成の場合にはミトコンドリアの増殖が抑制されているのではないかと想像しました。そして既存のミトコンドリアは極体のほうには移行しないで卵子になる細胞の中にとどまっているという結果になるのではないでしょうか。精子形成の場合は身と今度ライは増殖するかどうかちょっとわかりませんが少なくとも均等に移行しているのではないかと想像します。ミトコンドリアは大量のATPを供給するために不可欠のものですから、それなりの意味があるのではないかと考えます。性染色体とミトコンドリアの間にも何か相互作用があるのではないかということも考えられると思います。男性が保有しているミトコンドリアは子孫を残せないことはよく知られています。少し外れますが、ミトコンドリアとしては女系でしか存続できませんからY染色体は敵かライバルのような存在ではないかとも考えられと思います。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございます。
ミトコンドリアとの関連の可能性、よくわかりました。
おっしゃるとおり、ミトコンドリアとの関連も十分考えられると思います。
しかし、それならば、なぜ卵形成の過程ではミトコンドリアの分裂が抑制されるのか、
新たな疑問が生まれますね。
でも、いままで考えてもいなかったことに気がつきました。
真偽は別としても考えることは楽しいですね。
私は、生物のあらゆる生命現象には、必ず何らかの意味があると考えます。
変則的な卵形成にも必ず何らかの理由があると考えます。

本当に回答いただき、ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/30 21:13

受精により第二減数分裂が再開する仕組みです。

そうした仕組みに依存します。数理的な合理性で模式化改良できません。
複アカ保守成りすましにSTAP論文問題を妨害されて建設的な質問に終始するサイト利用者でいたかったのに、会員が支持する犯罪者放置により不毛な韓国叩きゲームに引きずり込まれているので、十分な検討ができずに申し訳ありません。
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思い付きですが、ミトコンドリアは関係していないでしょうか。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ごめんなさい!勉強不足で、この件に関してミトコンドリアがどのように関係しているのか、
さっぱり見当がつきません。参考までに、ミトコンドリアがどのように関係していると思われたのか、その思い付きを教えていただけるとありがたいです。

お礼日時:2014/05/29 20:11

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