民主主義。。。
アメリカに代表されるその名の通り、君主や独裁者、強者、金持ちなどの一部の人間による
支配では無く、民衆が国の在り方を決めていく体制といったところでしょうか。
よく、多数決は民主主義の基本なんてことを言われると思いますが、
本来の民主主義の定義とはなんでしょうか?
対比として、正義ではないですよね。正義になり得ますが、いつも正義ではないと思います。
今の日本では、人口ピラミット(既にピラミットとは言えませんが)が逆三角形になっています。
つまり、政治家は自分が選挙で当選する為に、また指示を得るために高齢者に有利になる
政策をします。ここまでの理論は分かります。
でも、それって若者やマイノリティの意見や立場は無視することになるわけですよね。
天皇や徳川家などを中心にした君主主義から民主主義に変わったと思うのですが、
このまま民主主義の道を進むなら、日本自体が高齢化して隠居してしまいそうで
未来が心配です。
そこで、民主主義の根本とこのままで良いのかなど民主主義は至上なのかどうなのか、
見識のある方に伺いたいと思います。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ます、民主主義とは人類が発見、運用している政治の一体型にすぎません。
そして欠陥など多々ありますが、人類は民主主義以上の政治体系を未だ発見してません。
民主主義は最終敵に国民が責任を負う政治体系です。
国民が王となり、政治を行う。
無論 民主主義は至上ではありません。しかし共産主義や社会主義、全体主義など
人類が多くの政治体系を経験し、その中で一番マシなのが民主主義という結果にすぎません。
無論批判すべき点も問題点も多々ありますは、ならどの政治体系がそれよりマシなのか?
それに対する絶対的な正解はないのです
せいぜい国民(自分を含め)が無知であり、その判断が間違っている可能性を自覚しつつ、議論などにより、正解を見つける他ありません
回答ありがとうございます。
まだ、今以上のものが見つかっていないということですね。
ところで、貼付画像は小さくて分かりません。
何かのマンガのようですが。
No.7
- 回答日時:
禅問答のようになってしまいますが、民主主義の定義などありません。
日本人は「民主主義はこうだ」と決めつけて、「だから、民主主義はダメだ」とかって言いますが、それは間違っています。
国民の目指す理想像を掲げることこそが、民主主義の原理原則です。
日本人は、所詮そんな事はできないから、単に「民主主義を真似ているだけ」に過ぎません。
回答ありがとうございます。
理想像を掲げることは簡単です。
自分の都合に合うように個々の人間が次々に掲げれば良いのです。
が、しかし、それだと実現可能と不可能とに別れますよね。
しかも、個々の都合を全部聴くわけにも行きません。
なぜなら、資源や富みは限られているからですね。
いつの世も支配構造は、富みをもっている一握りの人々がヒエラルキーのトップに立ち、
その他貧民を従えるものですから。
民主主義という名の呼び名が変わり、そのステージが経済にシフトしただけで、
支配構造は富みの分配か、富みをもたらす人へと傾いているだけのように思います。
そういう観点から、理想論であり、叶えられないこともあるけど声を上げられるというのが
民主主義ということでしょうか。
No.6
- 回答日時:
日本で、多数決が民主主義である、という思い込みが広まっているのが問題なのです。
つまり、首相がある経済政策を提案したが、ノーベル賞受賞者がその経済政策は危ない!、といっても、1億2千万人が首相に信任を出したら、その経済政策を取る、というシステムが「多数決」なのです。
そこに、1億2千万人の思考や討論による意思統一は無いのです。この罠で、郵政民営化や政権交代、第三極の乱立など、何回国民は偏った投票をしたでしょうか。
まあ、日本人は政治家に文句いうくうせに議論しないで完全委任するので、そうなるの自業自得なのですが、多数決は民主主義ではない、というのを知れば、多少は頭を使うようになるでしょう。
そういう多数決ではなく、党首討論や議会での「議論によって全会一致による採決」を行うように議員が模範とならねば、国民もそうなるはずもありません。
しかし現実は、与党になっちまえば強行採決しまくりだ!、という姿を見せており、見た国民が、多数決してれば民主主義国なんだよね、と国民を勘違いさせたまま政治がやりやすい、というのが維持できているのですね。
No.5
- 回答日時:
少々長いですがお付き合いください。
民主主義とは…?
(より正確には民主制として考えた方がいいですね。民主制を最善とする主義のことですが…。)
民主制に対して考えると君主制、神政制、が考えられます。
また、中間的な制度として貴族政というのも考えられます。
すなわち、君主制は王が法律を決めますね。神政制は神のお告げ(とそれを翻訳する神官)が決まりを作ります。
それに対して民主制は一般民衆が国家の責任者(=主権者)になるということです。
君主制を正当化するのは「神が王を主権者として承認した」という戴冠式ですね。あるいは正統性=つまり昔からの王統の後継者として認められている、というのもあります。
もちろん、いろいろと問題があったので廃止されてゆく傾向にあるのですが、立憲君主制というスタイルで今でもありますね。
それでもメリットがあるといえるのは、たとえば帝王学という主権者の必須科目が確立したことが挙げられるでしょう。長い歴史の中で国家の運営に必要なノウハウが蓄積して、その中に帝王学というものがあるわけですから。
なによりも時代が必要としていたのは、決断の速さです。社会全体が未成熟でさまざまな突発事故が生ずる時代なので決断にかかる時間が致命的だったのです。
また、神政制では一定の哲学的方向性が国家の統一に必要であることがわかります。
貴族政は複数人数で行うので、大きな間違いを犯しにくいという利点がありますが、党派性がつよくなると果てしない内紛になってしまい国力を浪費してしまいます。
さて、民主制(に近いもの)ですが、共和政時代のローマ元老院を評して「この国には王はいない。しかし、ここにいる元老院議員の一人一人が王のようである」という言葉が残されています。
つまり君主制で王が主権者であったのに対して民主制で民衆が主権者であるならば、国民のひとりひとりが主権者として国政に責任を待たなければならない、というわけですね。(国民の知る権利が重要なのは主権者としての判断材料が必要だからです)
逆に政権を担当している側は情報を渡さなければ、不十分な情報で不満足な対案しか出せない反対勢力に対して常に上位でいられるわけです。
もっとも、国民の側も人任せにせず、国の問題は自分の問題として考える習慣をつけなければなりません。長年の歴史の中で『政治は”お上”のやること』とされてきたので慣れないのですが、小学校から社会科で習っているのですから、もういい加減できるようになってほしいものです。
よく、多数決と言われますが本当はその前に議論が必要です。その議論の際には『どの意見も平等に扱う』ということがあります。意見を言う権利は「誰が」によって左右されてはいけないのです。
その時に気を付けなくてはならないのは、意見と希望の違いですね。一人ひとりにはその生活の立場によって希望することが違います。それを 妥協で満足させていれば(三方一両損でいれば)、軋轢は回避されますが弁証法的止揚はおこりません。
つまり社会がステップアップすることができないのです。
ですから、議論の場での発言は常に『この国家(団体)の将来に有益なのは○○○○であると考えられます。その理由は……』という体裁でなければなりません。あるいは、『その意見の問題点は○○○○であると考えられます。その理由はこの国家(団体)の将来に対して○○の障害があるからです』などという形にならなくてはならないはずです。
ご質問のように高齢者が自分のことしか考えない「馬齢を重ねた者」であって「木の苗を植える老人」にならないなら、彼らは民主制の何たるかをしらない奴隷根性といわなくてはなりません。
この辺のルールが熟知されていないこと、議論の前に党派性が優先して議論によってより高次な結論に向かおうという基本姿勢の必要性が常識となっていないこと、などが民主制の不十分な点と言えます。
もっとも、特定秘密法案の議論のように知る権利と反社会的勢力(敵対する国家)への対応など二律背反もあります。
また、国民がすべての情報を知っても消化できるかどうか…国家運営に必要な情報が、国民の知能の平均標準を上回っていないか、も重要な問題点と言えます。
さしあたり必要な制度として、民主制の国アメリカでは「有権者登録」というやりかたをしていますね。日本でも投票権が欲しい人は登録をすればよく、登録に制限がないようにすれば権利保証は十分ではないかとも思います。
また、トックヴィルがいうように「地方自治は民主制の学校」であるなば、町内会でもPTAでも少人数で訓練する場はいくらでもあるように思うのですが…。
東欧の民主化が進んでいた時代に、「民主主義は自分で決めなけらbならないことが多くて疲れる」と言っていたハンガリー人のように、民主主義を支えるには「頭脳の体力」が要求されるのですから、意識して鍛えないとなりません。
質問者様がそれでも民主主義がよければこれらの問題を一つずつ改善できるようにトライしてください。
社会のあちこちで少しずつ植えて育てないと、民主主義も死んじゃうかもしれませんね。
回答ありがとうございます。
現時点での与党は、現時点での高齢者層の傀儡でしかありません。
与党も守りに入っており、改革・改善などの期待すら持てません。
木の苗を植える老人になろうとする人は、ほぼいません。
自分たちが死ぬまで現状維持ができれば良いという考えなのがわかります。
政府は労働力人口が足らなくなるといい、移民政策をしようとしています。
外国人からすれば、日本人がやりたくない仕事を外国人に押しつけているようにも見えます。
と、これは外面だけです。
その実態は、現状日本を牛耳っている高齢者層(政治家を含む)が死ぬまでの間、
現状維持をするためのものでしかありません。
真に日本経済の発展・活性化などを推進するならば、移民政策や女性の活用(本当は所得税の確保)ではなく、働きたくても働けない、働いていない日本人へ仕事を用意することです。
ニートだとか、引きこもりとかが全てではありません。
政府は現在の失業率をどう考えているのか。
正ピラミッドに近い構造の人口年齢構成図であった時代では理にかなっていたかも知れませんが、
逆転現象が起きている現在では、正義でも国民全体の幸福でもなく、単なる高齢者優遇にしか感じられませんね。
民主主義を越える何か、ブレイクスルーが欲しいですね。
No.4
- 回答日時:
見識者です(笑) 日本って戦争に負けて民主化した国ですが、国民の願望での民主化じゃない。
作ってもらった憲法でよくわからんが民主化なんですね。その前といえば、士農工商、公家と平民という超格差、ついで、天皇の一人政治、それでも平民は平民だったし。やっと与えてもらったデモクラシーなんだけど、天皇のブレインだった官僚が利口で偉い、そして民衆はやっぱりお上扱いがやめられなかったわけ。そう簡単に変化できないのが世の中ってことです
そんで高度成長期に経済の余裕があって、ここでもつい甘くなり真の民主化ができなかったわけ。それから、円高不況時代で大きい企業は「従順」なお上にたてつかない国民を日本式最悪デモクラシーを利用して「過労死」「ブラック」モードで生き残っているのかもです。
さりとて、国民の超多数決でおいしい法律ができすぎると、国がコケることもあるから真のデモクラシーって作るの大変、でもこれしかない。
No.3
- 回答日時:
”アメリカに代表されるその名の通り、君主や独裁者、強者、金持ちなどの一部の人間による
支配では無く、民衆が国の在り方を決めていく体制といったところでしょうか。”
↑
民主主義というのは、君主主義に対する概念で
君主ではなく、民が政治をやる、というものです。
独裁者とか、強者、金持ち云々は関係ありません。
この点、誤解している人が多いのですが、例えば
中国のような社会主義国も民主主義なのです。
ただ、社会主義国は三権分立原理を採用していません。
だから実質独裁になっていますが、
やはり民主制なのです。
これを集中民主制と言います。
権力が分散されず、一カ所に集中しているからです。
”本来の民主主義の定義とはなんでしょうか?”
↑
リンカーンの定義が一番正確です。
国民主権の基、民に手による、民の意思に基づく政治で、その目的は民の
為である政治のことを民主制といいます。
”民主主義の根本”
↑
民主主義もそうですが、こういうものは崇高な理想の
もとに、理論的に導出されてきたものではありません。
どろどろとした、現実の権力闘争から生まれたものです。
民主制についていえば、これはルターの宗教改革から
始まります。
これによって国民意識に目覚めた民衆が、戦争に狩り出され
発言権を強くして、民主制が誕生したのです。
これを重歩兵民主制といいます。
世界が民主制を採るようになったのは、民主制国家は
民が主役ですから、国家の総力を動員でき、非常に
強力だからです。
だから、民主制にいち早く成功した欧米がアジア、アフリカ
を侵略、席巻できたのです。
その力を眼にした各国が、競って民主制に移行したのです。
”民主主義は至上なのかどうなのか”
↑
至上なわけありません。
民主制には色々な欠点があります。
・御指摘のような多数決による暴力もあります。
・政治に素人で、情報も持っていない民が主役の政治
でよいのか、という問題もあります。
・アレが欲しい、コレが欲しい、という民の欲望を
満たす下品な政治でよいのか、という問題もあります。
・米国などは、国民の票欲しさに戦争までやります。
・民が主役ですから、戦争をやるのも民です。
だから、今までなら王侯貴族だけが犠牲になっていた
のに、民が大勢、女子供まで犠牲になるように
なりました。
”このままで良いのかなど”
↑
質問者さんが指摘している多数決の暴力については
一応ですが、防止する機能もあります。
司法がそれです。
裁判官は選挙で選びません。
これは非民主的です。
しかし、多数派の横暴から少数派を守るために
裁判所を非民主的に構成したのです。
民主制には種々の問題点がありますが、現在のところ
は、これを少しずつ改良していくしか方法が
無いでしょう。
回答ありがとうございます。
>これを少しずつ改良していくしか方法が
無いでしょう。
というわけで、何に変えるのか、
どう変えるのかという点においの見地はないみたいですね。
No.2
- 回答日時:
まず最初に、
民主主義で成功した国は歴史上、まだありません
つまり、発展途上過程にあるものが、民主主義です
で、
民主主義とは、「ジャッジメント(審判・判断)する人がいる」という点が重要です
つまり、国民であり市民です(構成員)
また、多数決と言う人がいますが、これは違います
過半数でなければ本来は、正しいジャッジメントがされていないことになります
例をあげると、選挙で3人からひとりが選ばれる場合、最低でも34%の支持があれば良いので、逆に言えば、66%は支持していないのに選ばられるのですから、多数決とは言いません
よってこの場合、不満も不安も66%あるのですから、至上とは程遠い状態と言えます
※法人内の役員選出や株式なんて、過半数なければいけなんですけどね
なので、もっとも不満が残ってしまうのが民主主義であると言える側面もあるわけです
>本来の民主主義の定義とはなんでしょうか?
民主主義とは、国民主権でなければいけません
※民主主義国においては、立法者や政府ではなく、国民に主権がある
しかし、「過半数に支持されない多数決」で選ばれてしまう政府が存在してしまう可能性がある以上、本当にそれらを選んだ国民に主権があるといえるのかという疑問に残る上では、まだまだ民主主義は、発展途上過程にあると言えます
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