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アフタヌーンに昔連載されてた「EDEN」(1997~)に中国とウイグルが描かれてます。
中国国内でウイグル語で高等教育を受けられないことにぶち切れた若者が油田を占拠したテロリストのTV宣伝に協力し、そこに中国政府が生物兵器で構成される特殊部隊を突撃させて、テロリストらが全滅しかかってたところを日本が助けるという内容です。ハッキングの話もありました。
疑問なんですが1997年時点で今のウイグル民族と中国政府の関係は、テロが予想できるほどひどかったのですか。
日本国内で数年ぐらい前チベット、フリーチベットが流行してた時期がありましたがウイグルは2000年以前に日本で話題になったことはありますか。
作者は予言者なのか。それとも当時から今のこの状態は誰でもわかりきってた常識レベルの問題なのかどうなのか、教えてください。

A 回答 (5件)

>ウイグルは2000年以前に日本で話題になったことはありますか。



ウイグルと言う国はありません。

Uyghur (維吾爾) は民族名であり、中華人民共和国の統治する新疆 Uyghur 自治区や Kazakhstan、Kirghiz、Uzbekistan などの中央 Asia に分布して Turk (突厥) 系諸語を話す約 1 千万人の人々を指します。

ちなみに Uyghur とは Turk 語で同盟とか協力という意味だそうで、Turk 諸語を話し、突厥文字を生み出した独自の文化を育み、楼蘭、敦煌などの河西地方遺跡に見られるように、かつては Tibet 仏教を中国や日本に伝えた Silk Road の民として日本でもよく知られる中央 Asia の民族ですが、今は Sunnah 派 Muslim を信仰する民族です。

東トルキスタンと言えば判りますか?……中国では新疆省となっている地域です。

Tibet と同様に 1949 年、中華人民共和国が侵攻して併合、翌 1950 年から大量の漢人を入植させると共に Uyghur 人の弾圧、Ethnic Cleansing (民族浄化) を開始しており、Lop Nur で行われた 26 回は大気圏内核爆発実験を含む 46 回もの核実験は数十万人規模の犠牲者を出しており、文化大革命における様々な弾圧でも大量の犠牲者を出しています。

天安門事件の翌年、1990 年には Baren 郷の暴動が発生、Amnesty International の発表では主導者等 15 名の射殺を含む中国人民武装警察部隊の鎮圧行動による死者 50 名以上、反革命罪での拘束者は 6 千名以上に上り、反革命罪での拘束者には拷問による傷害者や生死の知れない行方不明者が多数出ています。

Tibet 問題に関心がある者であれば、当然のように Uyghur 問題にも関心を寄せている筈で、1995 年に北京で開かれた国連の第 5 回世界女性会議に中国代表として出席、新疆自治区商工会議所副主席、新疆女性企業家協会副会長などの要職にありながら 1996 年の政治協商会議で漢族による Uyghur 人抑圧を非難する演説を行ったことで注目を浴びた Rabiye Qadir 女史が翌年に全ての公職から追放され、1999 年から 6 年に渡り政治犯として収監された事件で多くの日本人にも中国政府による民族浄化弾圧政策が Tibet のみならず Uyghur にも及んでいることが知られるようになったものの、一部の人達にとって Uyghur 問題はその前から知られていることです。

EDEN の作者である遠藤浩輝氏は武蔵野美術大学大学院在学中であった際に描いた 1995 年の「カラスと少女とヤクザ」で漫画家になった人ですが、その作風は一貫して「虐げられる者の生に対する痛ましさ」のような Theme を持っており、EDEN の構想中に Uyghur 問題を調べたであろうことは容易に想像できます。


>疑問なんですが1997年時点で今のウイグル民族と中国政府の関係は、テロが予想できるほどひどかったのですか。

もっと以前から酷かったですよ……なにしろ数十回も原爆実験場にされている地域ですし、無宗教で中国共産党に忠誠を誓う漢人が Muslim の Uyghur 人を弾圧することで共産党内での出世の踏み台として点数稼ぎをする地域でしたから……。


>日本国内で数年ぐらい前チベット、フリーチベットが流行してた時期がありましたが

若い世代は「ゴダイゴ」なんて日本の Rock Band は知らないでしょうね。

1980 年前後に「ガンダーラ」や「モンキーマジック」、UNICEF の「国際児童年」協賛歌として NHK「みんなのうた」で流行した「ビューティフル ネーム」などの Hit を生み出した Band ですが、その国際色溢れる作風や Nepal での Concert などで Tibet 問題に関心を抱くようになった者も少なくありません。……私の友人もその 1 人でした(^_^;)。


>それとも当時から今のこの状態は誰でもわかりきってた常識レベルの問題なのかどうなのか、教えてください。

Tibet、Uyghur 問題に関心を寄せる者であれば 1997 年に Rabiye Qadir 女史とその夫の事件が日本に紹介される以前から Baren 郷の暴動から Aksu、Kashgar、Kuqa 等での爆破 Terrorism に至る東 Turkestan 解放運動の過激事件を知っていますので、その人達にとっては常識 Level と言えますし、遠藤浩輝氏が Rabiye Qadir 女史の News を知ってから Uyghur 問題に関心を寄せたとしても EDEN 作品内で描くまでに資料を収集する時間的余裕はあった筈です。

漫画は Fiction ですが、その Fiction を構想するための資料収集はかなり深いところまで掘り下げておかないと、底の浅い漫画となってしまいますので、遠藤浩輝氏も EDEN を描くにあたって相当な量の資料を分析されただろうと思いますよ。……「プラットホーム」の飛行機描写などからも専門外であろう航空工学についての造詣が窺えますので……。
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ウイグルは中国と仲が悪かったですよ。



少なくとも17世紀以降はず~と仲が悪かったです。
清国もウイグルを占領したりして、両者は犬猿の
仲です。

特に仲が悪くなったのは1950年頃からです。
それはあの地域で石油などの地下資源が出ることが
判明し、漢族が大挙して押し寄せたからです。
具体的な資源探査などが始まったのは1980年頃
からです。

ウイグルは土地を奪われ、生活の糧を無くしました。

中央政府は金を払って土地を買う政策を採りましたが
地方政府はその金を私し、ウイグルは土地を奪われ
金はもらえず、という状態になっています。

仕事をしても、給料は漢族の半分しかもらえず、
仕事は優先的に漢族に与えられます。


”作者は予言者なのか。それとも当時から今のこの状態は誰でも
 わかりきってた常識レベルの問題なのかどうなのか、教えてください。”
    ↑
常識とまでは言えないでしょうが、少し調べれば
判ることです。
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>「エデン」は未来予知か



●回答・・・未来予知ではありません。


>作者は予言者なのか

●回答・・・作者は予言者ではありません。


>それとも当時から今のこの状態は誰でもわかりきってた常識レベルの問題なのか

●回答・・・当時からウイグルでテロ事件は発生しており、日本の新聞にもそのテロ事件は載っていましたので、常識レベルと言えば常識レベル。
ただ、遠い地域の話なので、興味の無い人なら別に知らなくてもおかしくはないと思います。
現在でもアフリカの小国の内戦の話が小さな記事で新聞に載ってたりしますが、読まない人も多いのと同じ事。

「EDEN」でウイグルの話が連載され始めたのは2000年代ですが、ミリタリー系の雑誌や本にはウイグルのテロ事件は90年代から載っています。

例えば「ジャパン・ミリタリー・レビュー」(月刊「軍事研究」を発行している会社)が1998年に「世界のテロと組織犯罪」という本を出版していますが、その中で中国内のウイグル民族独立組織として

(1)「東トルキスタン・イスラム党」
90年4月の中国で起きた大規模暴動を首謀。他にも多数の暴動を首謀。
97年3月には北京市内のバスで爆弾テロを行い世界を震撼させる。

(2)「民族統一革命戦線」 
93年夏から秋に各地で爆弾テロを行い、以後は暴動も首謀。
96年にも連続爆破テロを行い、自治区政府要職者も襲撃。
97年ウルムチで連続バス爆破。
以後武力衝突多発。

の2つの組織を紹介しています。
「EDEN」でウイグルの話が出てくる前というより、「EDEN」自体が連載される前より度々、ウイグルの分離独立派組織はテロを起こしており、知ってる人は知っているという状況でした。
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東トルキスタン独立運動 - Wikipedia


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%88% …

ウイグルの独立闘争はずーっと前から行われていて、実際に爆破テロや銃撃戦とかもあったみたいです。
そっち方面の資料を調べたりする人なら、そういうことを知っていてもおかしくないかな。
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 あなたが漫画のお話を実話と混同して信じ込んでいる妄想です。

ウイグル問題は中国の内政問題であり、日本が軍事介入するわけがありません。大日本帝国時代に同じような口実を使って中国に軍事介入して失敗しています。同じ失敗を二度繰り返すのであれば歴史的な馬鹿です。

 その漫画は荒唐無稽な御伽噺ですし、自国内で生物兵器を使う国はありません。国民全員が生物兵器に感染する危険がありますし、国内で武力衝突していると、外国から攻められる危険があります。

 もし、日本が中国の混乱に乗じて軍事介入したら、確実に核攻撃を受けて壊滅的打撃を受けるのは火を見るよりも明らかです。中国が日本の再侵略を黙認すると考えている漫画家が馬鹿であり、お話が愚の骨頂であり、そんな話を信じ込んでいる人は妄想障害の患者でしょう。

 以前に、オウムが地下鉄サリン事件を起こす前に、類似した内容のアニメ映画が放映され、オウム事件の隠蔽に利用された事件がありましたが、もし、それと同じ謀略だとしたら、おそらく、その漫画家は生きていられなくなるでしょうね。
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