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アイスクリームとか冷えたジュースとかは現代の庶民の圧勝としても、自然系食品の豪華さはどんなもんでしょうか。
農業・畜産は技術の積み重ねで現代の霜降り肉のようなのがあるというような内容も見たことがありますが、そうなると魚とか自然で勝手にできるものを採集する以外の食品は現代庶民のほうがいいもの食ってる可能性大ですか。
昔だと刺身は海に近い場所でないと食えないからその場所では肉の入手が困難なのかどうなのか。逆にいい肉や野菜を取ろうと内陸部に行くと今度は魚が食えない?
中国の皇帝は金に糸目をつけず絶えず馬を走らせてそういう矛盾をなくして両立を実現できてたのか、どうなんでしょうか。
日本の昔の将軍様の再現写真を見ても現代人感覚だとなんか微妙なのが多いですが外国の王様や貴族の食事の再現図みたいなのはどこかにないのでしょうか?
昔の日本の大金持ちの食事がしょぼいのは日本自体が貧しい国だからであって中国やヨーロッパは違うのか、それともどこでも大差ないのか、教えてください。

A 回答 (4件)

現代の庶民のほうが、100年前の王様よりも、断然豪華な食事をしているといえます。



まず、豪華と言う意味をどのように取るか、ですが
・食べたいものが食べたいときに食べられること。
・品数が豊富なこと
・旨味など「うまさ」を感じるための工夫が豊富なこと
・調理方法が多岐にわたること
とします。

この内容をひとつひとつ検討します。
・食べたいものが食べたいときに食べられること。

もう圧巻で現代人の勝ちです。なぜなら、100年前ぐらいまで冷蔵庫も冷凍庫もまともにありませんでしたし、ビニールハウスなどもありませんでしたから、どれほど巨大な富や権力を持っていても、旬の食べ物、しか食べることが出来ませんでした。夏以外にきゅうりやトマトを食べることはできず、逆に夏でも氷は荘簡単に手に入るものではありませんでした。

電力が普及した今では、世界中で食べたいものが食べたいときに食べられます。

・品数が豊富なこと
これもいうまでもありません。たとえばゴーヤーだって最近はどこのスーパーにも売っていますが、100年前なら沖縄の人しか知らないでしょうし、持ってくるのも大変です。そもそも「知っている」ということが、食べ物の興味につながりますから、どれほどの権力を持っていても「沖縄のゴーヤー」とか「タイのカオマンガイ」などの情報を取得することは困難です。

インターネットで「ふーんこんな料理もあるんだ。おいしそうだな」と情報を取得し、レシピを確認すれば大体作れます。また世界各国の大都市なら、全世界の料理が食べられると言ってもいいぐらいでしょう。

・旨味など「うまさ」を感じるための工夫が豊富なこと
そもそも「旨味」は1908年に日本人の科学者が昆布の中から発見したグルタミン酸などがその正体です。もちろん、それ以前から日本人なら昆布だしや鰹節など、外国ならフォン・ド・ボーなど「旨味」を出すための工夫はされていましたが、現代においてはより手軽に「旨味」や「塩味」を得られますし、甘味についても非常に簡単に得ることができます。

100年前ぐらいまでの料理はまだまだ「伝統的な文化の料理」が主流でしたので、上記の情報と合わせて「もっとおいしくする方法がある」というところになかなか行き着きませんでした。

現代では「旨い」ということが科学的にも分かっていますので、貪欲に旨さが追求されています。

・調理方法が多岐にわたること
100年くらい前は、日本で言えば竈・炭火・蒸すぐらいしかありませんでしたし、ヨーロッパならオーブンと炭火ぐらいであったでしょう。中華料理は日常的に蒸すことができましたが、中華料理の基本である「炒」はコークスを使う中国独特の方法でしたので、他国の文化では不可能といっていいぐらいでした(もちろん情報が少ないので、そんな方法すら知らない)
特にアジア以外の文化圏には「蒸す」という方法はほとんどないはずです。

しかし、現代のように電気・ガスによる調理器、電子レンジ・さらには凍らせてから粉砕するなど料理法は多岐にわたります。

100年前のヨーロッパの王様は、蒸し料理など食べたことがなかったでしょうし、日本や中国ではオーブンでとろとろになるまで焼いたローストビーフを食べることが出来なかったといえます。

現代では、どのような国であってもガスと電気さえ調達できれば、調理器具をそろえることは難しくありません。
また、シュールストレミングスのように缶詰が発明されたから、食べることが出来るようになった食品もあります。

以上のような観点から、100年前からそれ以上前の権力者よりも現代の庶民のほうが間違いなく贅沢な食事をしているといえます。

そのうえで、カップラーメンばかり食べるのか、オーガニック食品ばかり選ぶのかはある程度の資金差はあっても、べらぼうに違うということはありません。たとえば国の上位10%以内の金持ちしか、食べることができない「料理」なんていうものは存在しないといっていいぐらいです。

生産技術・輸送能力・保存技術・情報そしてそれらを支える電力や航空機などのインフラを総合すれば、100年前では絶対に不可能な食べ物も食べることができるのが、現代の食生活であるといえます。

何よりも、現代は「世界の総人口よりも、食料供給量が常に上回っている」状態であり、世界人口が100億になっても食料供給は間に合うと言われていますので「飢える事が無い」というのが一番の贅沢でしょう。
どの時代の為政者も「民を飢えさせないこと」に一番神経を使ったわけですから、民が飢えなければ自分の食事もさぞおいしいでしょう。

ただ、残念ながら難民や独裁政権など民衆が飢える国や経済状態の地域が、21世紀の現代でもあることが残念です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2014/09/06 21:11

100年前だと、王様や権力者のほうが圧倒的に豪華です。


1000年前だと、中国は豪華だったでしょうが、それ以外の国はだめでしょう。ヨーロッパなどは酷いものだったと思います。日本などは中国の影響でまだましなほうだったでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2014/09/06 21:11

>魚とか自然で勝手にできるものを採集する以外の食品は現代庶民のほうがいいもの食ってる可能性大ですか。


現代は種類は豊富ですけれども、同じ食材を比べていいかわるいかは全く別問題でしょう。
ただ農産物は品種改良が進んでいませんのでしたので、果物のようなものは現代のほうが美味しいでしょう。

日本人は縄文の昔から自然と調和して生きてきました。
結果としてその土地ならではの山菜や水産物が豊富にあります。
近年はコスト優先で調理済み加工食品や半調理品が大量に輸入されています。
季節感などゼロです。
昔ながらの伝統的なものを食べようとしたら庶民には縁遠い値段になっています。
これをどのように考えるかです。
中国産の水煮のタケノコを食べるか掘り立ての乙訓の筍を食べるかのような違いがあります。
ノルウェー産の鯖の干物を食べるか関サバを食べるかの違いがあります。

>昔だと刺身は海に近い場所でないと食えないからその場所では肉の入手が困難なのかどうなのか
何の肉を食べるかでしょう。
ヨーロッパでは牛や羊のような家畜の肉であれば海岸からの距離はあまり問題にはならないでしょう。
江戸の町でも薬食いといって猪はよく食べていました。
女性陣からは嫌われていました。
沢山川柳があります。
猪を食ったが知れてやかましい
薬ぐい女房きせるをひったくり
くじら鍋たわしをひとつすてる也(やまくじら=猪)
厳寒に酒あたためて紅葉鍋(もみじ=鹿肉)
けだもの屋藪医者ほどに口をきき(けだもの屋=獣肉を扱う店)
毒になるやつと並んで薬食い(毒になる=酌婦)
etc

>いい肉や野菜を取ろうと内陸部に行くと今度は魚が食えない?
生は無理でも干物は食べられました。
蝦夷(北海道)産の身欠きにしんは今でも京料理のメニューです。
身近なものとしてはにしんそばがあります。
棒鱈は関西のおせち料理には欠かせません。

>中国の皇帝は金に糸目をつけず絶えず馬を走らせてそういう矛盾をなくして両立を実現できてたのか、どうなんでしょうか
中国大陸は清涼な水に恵まれなかったことから、食材は全て加熱調理します。
同時に魚を生で食べる習慣が育ちませんでした。(命にかかわります)
全て乾物です
ふかひれ、干しなまこ 干しあわび、くらげ、現在でも高級料理です。
現在の海鮮中華というのは日本で生まれたものです。

>日本の昔の将軍様の再現写真を見ても現代人感覚だとなんか微妙なのが多いですが
ステーキやハンバーグがないと微妙と感じるのは現代人の感覚です。
家康は鯛の天麩羅の喰い過ぎでなくなりました。
天麩羅やにぎり寿司は江戸っ子が屋台で喰うファーストフードでした。

>昔の日本の大金持ちの食事がしょぼいのは日本自体が貧しい国だからであって中国やヨーロッパは違うのか、それともどこでも大差ないのか、教えてください。
肉を有難がるのは大二次世界大戦後の貧困の中でアメリカにあこがれていた世代の置き土産です。
パンに肉や野菜を挟んだだけの弁当と色とりどりのおかずが付いた米の飯の弁当を見て、肉が入っているからサンドイッチやハンバーガーの方が豪華だと思うのは個人の価値観でしょう

フランスでフォークが使われるようになったのは1600年代以降です。
それまでは小型の包丁すなわちナイフを使って手で摘まんで食っていました。
焼いた肉の塊をナイフで削りながら喰うのが豪華かどうかです。
今でもフルコースの洋食に指を洗うフィンガーボールなるものが付いているのはこの名残りです。
ドイツの主食はジャガイモとソーセージです。これを貧しいくないと見るかどうかは個人の価値観でしょう。

肉の臭みを誤魔化すために、大量のスパイスを使いました。
このスパイス欲しさに命がけで大洋へ乗りだしていきました。
胡椒が世界史を変えたというのはこのことを指しています。

中華料理で銀の箸や食器をつかったり大皿に盛りつけて主客が分けてたべるのは毒殺を予防するために考えられたものです。
ヒ素が含まれていれば銀は直ちに変色します。
加熱して大皿に盛るのが豪華と思うかどうかは個人の価値観です

紀伊国屋文左衛門は鯛のほほ肉だけをつかった蒲鉾を作らせて食っていました。
これを蒲鉾だからしょぼいと思うかどうかは個人の価値観です。
冷蔵庫も宅急便も無い時代に鮎を生きたまま運ばせて塩焼きで喰うのがしょぼいかどうかです。

見てくれだけで判断するのか、調理の手間まで考慮にいれるかで話が違ってはきませんでしょうか。
塩と油と酢と砂糖だけで味付けするのと、手間暇かけて出汁をとって使うのを比べてどちらをしょぼいと思うかです。
大豆や米を手間暇かけて発酵させて、醤油や味噌や酢を作ってから使うのと、野菜くずや獣骨をひたすらに煮詰めてソースなるものを作るのとを比べてどちらをしょぼいとするかどうかです。
常日頃ジャンクフードだけ食っているようでは判断が難しいでしょう。
舌や目がジャンクフードに馴染んでしまっています。

食習慣というのは、個人差が大きく嗜好も価値観も違いますので、どれが正しいどれが間違っているなどという議論は本来無意味です。
まして気候風土やそれに伴う食材が根本的に違う国と比較しても何の意味もありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2014/09/06 21:11

 何をもって豪華とするかだと思います。


 例えば食料品の多さからすれば断然に現代庶民のほうが豪華でしょうけど
もしかすれば昔の人はわれわれの食を家畜の餌のようだと思うかもしれない。

 その食品を作るのに費やした手間を考えれば昔の王族・貴族ははるかに豪華。
 古代の貴族や江戸の将軍。
彼等にかき氷を献上するために氷室をつくり冬に膨大な雪や氷を貯蔵。でも
夏には少しの氷だけしか残らない。それを使者が命がけで大急ぎで運ぶ。
それを口にできるのはその年、日本国中でほんの一握りの権力者。

 現代でもグルメな人が口にする高級食材は実に大勢の人々が手間暇かけて用意
するので高い。まさにご馳走の語源にふさわしい。現代は金の力で、昔は権力で。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2014/09/06 21:11

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