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小麦とかとうもろこしや粗糖やコーヒーなど、スーパーにあるようなものが、世界では取引として使われています。


事細かに、限月といった具合に月ごとに細分化して値をつけています。

おかしいと思うのは、紛争地域など、農業などしている場合ではなさそうなとこでも対象にしていることに疑問を呈しました。

なぜでしょうか?


インドやブラジルなどでとれるとのことですが、ブラジルはまだしも、インドは、少々治安も衛生的にも不安視されているところでの安定した粗糖のしゅうかくなどまともにできているのでしょうか?


かならず、粗いレベルで量などがバラつくと思われます。

そんな状態において、値動きをさせているようですが、チャートやグラフなどは一切正しい数値なものでしょうか?

アメリカなどが操作した適当な数字ゲームになってないでしょうか?


ほんとうは、大幅に量はずれていて、収穫すら実はできてないのに、レートに乗せないといけないからと、無理やり数値にだしてしじょうに出してそうだと感じるのですが、やはり、適当なんでしょうか?


とくに商品先物などをパソコンでやるような個人や証券ですら、実際に見たこともないのに数字だけ追っかけているような状態ではないでしょうか?


世界を広げてみるとオレンジジュースや二酸化炭素排出量などといった一見ふざけているようなものにまで、指数など無理やり当てて市場にだし、値を動かしています。


このようなことは、許しておいて大丈夫なのでしょうか?

農家の方もバカみたいに感じやしないのでしょうか?

A 回答 (3件)

>とくに商品先物などをパソコンでやるような個人や証券ですら、実際に見たこともない


>のに数字だけ追っかけているような状態ではないでしょうか?

おっしゃるとおりです。この意見は、商品先物の本質的な問題を突いてます。

商品先物取引と言うと、一見、その商品を売買しているかのような印象を受けますが、実態はそんな実際の商品(「現物」と言います)の裏付けなどは全くなく、単に指数(=多くの場合は「その商品を実際に売買している取引価格」が指数になる)だけで取引される一種のデリバティブ(「派生商品」とも言います)と言うのが真の姿です。

この違いがわかりますか?

株式投資にたとえると、「ある日、150円の株を買って、翌日それが200円に値上がりして、株を売って50円儲けました」と言うのが普通の株式投資(信用取引も含む)。これは株を実際に売買しているので、ちゃんと実体があります。

それに対して、「ある日、株価が150円の時に、翌日200円まで上がるかどうか50円の賭けをして、実際に200円に上がったので、50円の掛け金をせしめました。」と言うのがデリバティブです。この時は、取引をした人は、確かに株価に応じて儲けを出していますが、実際には株の売買など何もしていません。これがデリバティブです。
つまり、デリバティブの実態は「単なるバクチ」なのです。

そのため、デリバティブは、なんでも取引対象になります。それこそ、オレンジジュースでも二酸化炭素でも、果ては明日の天気から今年のプロ野球の優勝チームまで、なんでもOKです。

「でも、商品先物がバクチだって言っても、対象となる指数はその商品の取引価格なんだから、その商品をその価格で売買しているのとなんも変わらないじゃん!?」と思う人も居るかもしれません。多くの場合はそうなのですが、たまに、現物の売買量が極端に少なくなると、恐ろしいことが起こります。「売り玉」を建てている人(たとえば、「トウモロコシを100円で売ります!」と宣言している人)は、限月までに取引を解消しようとすると、実際にトウモロコシを買って、それを100円で売らないといけません。ところが、誰かが値上がりを見越してトウモロコシを買い占めたらしく、どのお店に行ってもトウモロコシが手に入りません。一方で、トウモロコシの値札だけは、「200円」・・「1000円」・・・「10000円」と、どんどん高い値段がついていきます。早くトウモロコシを売って損失を最小限にしたいのに、現物がないからそれができないのです。一方で、先物取引は、今の値段との差額で損失が出ている時は、その損失の金額を取引所に預けなくてはなりません。トウモロコシ1本に「1000円」の値札がついていたら、900円を預ける必要があります。でもそれが、「100万円」・・・「1億円」になったら・・・・。

「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、商品先物市場では時々起ります。東京工業品取引所で初めてパラジウムの商品先物取引が始まって間もなくの1999年にこの事件が起こりました。パラジウム価格が値上がりして、「高すぎる」と感じた個人投資家が競ってパラジウムの売り玉を建てましたが、実際には、パラジウム価格は高騰を続けました。それどころか市場にも流通しなくなり、多くの個人投資家が取引を解消できないままに損失を膨らませて破滅しました。

これは海外の機関投資家がスクイーズ(玉絞り)と言う買い占めを行ったために生じた人為的な被害でしたが、現物と離れて指数で取引をすることの宿命のようなものです。所詮は、「商品を売買している」のではなく、「商品の値段でバクチをしている」だけなのです。

もちろん、実際にその商品を扱っている人が、リスクヘッジのためにこのような取引をすることは意味があると思いますが、そうでない人が手を出す時は、「単なるバクチ」としっかり意識しておくべきでしょう。
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この回答へのお礼

なるほどなのですね。


ありがとうございます

お礼日時:2014/09/12 00:37

>インドは、少々治安も衛生的にも不安視されているところでの安定した粗糖のしゅうかくなどまともにできているのでしょうか?



インドは、2009年に輸出2000トン/月まで落ち込みましたが、今年2月には429000トン/月と、約100倍まで増えました。

>チャートやグラフなどは一切正しい数値なものでしょうか?

各国の取引所(東京では東京穀物商品取引所、アメリカであればシカゴ・マーカンタイル取引所など)で取引されていますので、全て正しい値です。

東京証券取引所やNY証券取引所で、株価を提示しているのと同じです。

>農家の方もバカみたいに感じやしないのでしょうか?

商品価格も収穫量も年々増加し、消費量も増えていますので、各国の多くの国際穀物商品(麦・砂糖・とうもろこしなど)農家は収入も増加傾向にあります。
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この回答へのお礼

なるほど、農家もこういうことは、逆にやりがいに繋がることにもなるのですねー。


いやはや、ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/11 21:33

例えば、インスタントラーメンの日清製粉が小麦粉を確実に確保するために収穫前に手を打っておく。


そして、市場に変化があり、製造スケジュールが変更された時に、小麦粉のキープ権を手放す。
こんな風に、最後にこの現物を受け取ることが出来る企業なら、先物取引は有益です。

しかし、最後に現物を受け取れない個人ですと、タイムリミットまでに絶対に売らないといけないので、リスクが高すぎます。

相場も売買も、一部の投資家のせいで、本来の形ではなくなってますね。

農家の人たちだけは、確実に収穫物が売れる仕組みですから、それはそれで良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

そうなのですねー。

ありがとうございます。

お礼日時:2014/09/11 21:32

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