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平家物語の
「入道相国、舞にめでたまひて、仏に心を移されけり。」
から始まる部分を勉強しています。

入道が祇王を出て行かそうとしている場面にある部分の、
「祇王とうとうまかりいでよ。」
というセリフがありますが、その時の"まかり"という言葉は誰に対する敬語ですか?

私は祇王への対象と思ったのですが、先生に教えらた答えは入道でした。
なぜですか?

「平家物語のこの部分の敬語対象は?」の質問画像

A 回答 (2件)

 この当時の入道(清盛)の権勢を考えれば、No.1の方がおっしゃる「自尊敬語」と考えていいでしょう。

(結局、敬語の使い方は物語の作者が決めることですが)

 具体的には「罷(まか)り出(い)づ」は「退出する」の謙譲語です。祇王の立場で使えば「入道」に対する敬意を表したことになります。ところが厄介なのは、入道が自ら「早く退出せよ」と命令して、その中に自分自身に対する敬語を使いました。これは天皇など非常に身分の高い人に使われる「自尊敬語」と呼ばれます。この言葉については辞書などで調べてください。
 入道相国(清盛)は娘の徳子(建礼門院)を当時の天皇、高倉天皇の后にして天皇との姻戚関係を結んで権勢を誇りました。清盛自身にも高貴な方の子だという話もあって、天皇並みの地位と言ってよかったでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

毎回本当に参考になります。
これでテストも頑張れます!

お礼日時:2014/10/12 13:04

入道が祇王に


「祇王とうとうまかりいでよ。」
と言ったのですよね。

自尊敬語ですね。

天皇または上皇など、極めて身分の高い人が自分の動作に尊敬語を用いたり、相手の自分に
対する動作に謙譲語を用いる方法。

なので、敬意の対象は入道です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

自称敬語が使われていたのですね。
参考になりました。

お礼日時:2014/10/12 13:05

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