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40年以上の原発1基 廃炉に210億だそうですが、、、。

この40年は福島の事故後。規制委員会で作ったものですよね?

もしあの事故が無かったら、どのくらいに設定されていたのでしょうか?
それとも設定など無かったのでしょうか?
→古くなって事故でも起こりだしたら、その時考えよう、、、、?

核のゴミ問題と同じで、先の事は考えなかった?

詳しい方お願いします。

A 回答 (5件)

原子力発電設備の法定耐用年数は16年ですが、これはあくまで税務上の話しです。



原発建設当時は、30年を目安に運用を開始しましたが、稼動後30年近く経過した原発の調査を行ったところ、問題ナシと判断され、延長運用が決定されたと言う流れです。
因みにアメリカでは、最長は60年に設定された原発もあったと記憶してます。

タテマエは様子を見ながら・・と言うところでしょうけど、実態は事故がなければ、ダラダラ延命していたのではないか?と思われます。

古い原発も、かなり大規模な補修,延命措置が行われていますが、あと数年で廃炉する原発に、高額な投資をするとは思えないので、アメリカ並みに、使えそうなら50~60年、運用した可能性は有り得ます。

仮に福島原発も、当初計画通り30年で廃炉してりゃ、こんな事故はなかったかも知れず、残念です。

ただ個人的には、使用年限の問題だけでは無いと考えています。
たとえば福島や美浜など、初期の原発は、実績が無いため、原発炉そのものは事後の原発より、高い安全係数で頑丈に作られているそうです。
従い、ストレステストなどをやれば、「古い原発の方が健全」みたいな、変な結果にもなりかねないです。

その一方では、新しい原発には、新しい耐震技術などが取り入れられています。
地震が警戒される地域で、比較的新しく建設された浜岡原発を、前民主党政権は停止を命じましたけど、こと地震災害においては最強クラスの原発で、東日本大震災でも、福島と浜岡が入れ替わってりゃ、耐久したと思いますよ。
実際にも、浜岡世代の女川原発は、震源地に近いにも関わらず、平気でしたから。

言い換えますと、我が国の原発行政は、耐震強度の設定が何度か引き上げているにも関わらず、古い原発は大して対策もせぬまま、運用することを許したワケで・・・。

すなわち使用年限では無く、「新しい耐震基準を満たさない」などの理由で、古い原発を停止しても良かったのですが、基本「なるべく使う」が優先されてしまっています。

ここら辺りが、欧米などは「ダメなものはダメ!」が徹底していて、古い原発の耐震強度を高める技術か、さもなきゃ廃炉技術なども研究開発されるなど、いずれにせよ進歩や技術革新があるのですが。

日本の場合、それなりに技術的根拠があるにせよ、「ダメなら仕方がない」「目をつぶろう」で、大事故が起きるまで・・いや、大事故が起きてさえ、直ちに対策はしていません。

それがようやく、「40年以上は廃炉」と決まっただけで、廃炉技術は確立してませんし、最終処分場所も決まってません。

そもそも日本の政治システムでは、「来年」までしか考えたり決めたり出来ません。
今般の消費税増税も、社会保障と税の一体改革でしたが、増税の方だけスグにやり、社会保障の方は「2~3年を目処に・・」などばかり。
日本の政治用語で、「2~3年を目処にやる」は、「やらない」とほぼ同義です。

まして数十年単位の廃炉や最終処分など、現在の政治家や高級官僚はくたばってますので、大して真剣に考えてません。

決まったことは、「経産省の天下り先である電力会社へ、カネを落とすこと」ってトコです。
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この回答へのお礼

元は30年だったのですね!

日本の政治・行政は1-2年先までしか考えていないのは痛感しますね。
まあ、日本人が目先のことに拘る(で、過ぎた事はすぐ忘れる)国民性も、そうさせているのかと思います。

いろんな事が、全て先送りの結果、国の借金と言い、原発と言い、 子や孫にどんどんツケが貯まって行きますね。


ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/27 06:54

> この40年は福島の事故後。

規制委員会で作ったものですよね?

違いますよ?
1996年に「30年を経過した場合には検査して10年ずつ延長する」と定めています。
その後、ほとんどの原発が30年経過後の検査をパスして10年延長しているので、30年+10年=40年、というわけです。


> もしあの事故が無かったら、どのくらいに設定されていたのでしょうか?
> それとも設定など無かったのでしょうか?

上述のように、10年ごとの検査にパスし続ける限り半永久的に使うことができます(とはいえ100年以上でも検査にパスし続けることができるとは思いませんけれどもね)


因みに16年という数字を持ち出す人がいますが、これは単に税法上の償却年数でしかなく、機器の使用期限ではありません。
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> 核のゴミ問題と同じで、先の事は考えなかった?



 はい、その通りです。

 『廃炉に210億』なんて言っていても『廃炉の方法』なんて確立していません。おそらく試行錯誤でやるつもりでしょう。『凍土壁』と同じですね。でもこっちは失敗したら大変なことになる。だから『再稼働』なんじゃないですか。穿ち過ぎ?
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 経済産業省は25日、2016年7月時点で運転を始めてから40年を超える原発7基について、電力会社が廃炉を選んだ場合、1基あたり平均210億円ほどの損失が生じるとの試算を発表した。




 の意味は、


 毎年廃炉に備えて法律により積立金を積み立てています。その額は、40年で約330億円です
 (この330億円が設定金額なのです)

 
 その積立金では足りないぶんが、210億と言う意味です


 合計で540億円ほど廃炉に掛かる費用を見込むと言うことです。
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昭和の半ばまで、鉄筋コンクリートの建造物の耐用年数、もしかして永久?なんて言われてました。


2000年前後前に造られたローマの石組みの建造物が現役のものもあるというのを基準にしていたみたいです。
コンクリートは、石と同じならばですけど。
老朽化で傷みが明らかになった建造物が出始めてようやく、意外に劣化が早いと判ったみたいです。

原発も、配管などの部品を交換すれば、少なくても100年、200年は大丈夫って考えていたかも。
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