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現在中学3年生の家庭教師をしています。英語の指導方法について質問したいのですが、
今までの経緯と現在の状況を踏まえてご回答頂きたいと思います。
 1年半前(中1)から指導しており、指導開始当初は、アルファベットすら読み書きできない状態(ローマ字も読めない)ような子でした。また家庭学習も全くしない状態でした。この一年半の指導は、「1日数分でも机に向かって勉強する」ことを目標に生徒の得意な教科を中心に指導してきました。英語に関しては、少しでもアルファベットに慣れるように、小学生向きの問題等を取り入れてきました。その結果、現在(中3)では、簡単な英単語は発音できるレベルになり、少しずつですが英語には慣れてきたかと思います。
現在は、週1日1.5時間のうち、英語の指導は最近やっと30分くらい行えるようになりましたが、考えたり覚えるなどの面倒な方法は一向に受け付けず、単に英文を書き写すことはできるようになった感じです。
しかしながら、彼にとって今年は受験の年でもあり、悠長なことを言っている場合ではなくなってきました。かと言って、いきなり文法や英単語を頭ごなしに「覚えろ」と言ってもできないし、再び英語に拒絶反応を起こす恐れがあります。
さらに、親御さんからの要望として、
「点数をあと100~150くらい上げたい。以前、某家庭教師派遣会社に入会しており、その際数十万払っているため、今以上の出費は困る」と、金銭的な難題も押し付けられてしまいました。(数百円の問題集を2~3冊買うのも躊躇する)
どなたか、全く英語が出来なかった子を指導された経験談(経緯、参考書等)を教えていただきたいと思います。
また、生徒さんが「勉強しよう!」ってやる気を起こすきっかけや言葉、指導などもあれば教えてください。
得意科目:数学、国語(50~70)
苦手科目:英語(10前後)、社会(20~50)、理科(40~70)
よろしくお願いします。

A 回答 (13件中1~10件)

アメリカの大学に4年いって卒業してきました。

塾講師もほんの少しやったことあります。(もうちょっとうまくやれたのではと今では思っていますが。。)

ちなみに、自分はその子と同じように完全に理系人間で、数学物理は得意でしたが、中学高校時代には英語の偏差値は30代でした。そのころ思っていたのは、やっぱり「今こんな文法ばっかりの英語をやったって、どうせ喋れるようにならないんだから、必要ない」という考えでした。
やっぱり子供だってちゃんと自分で必要なもの、必要でないものを認識します。だから、やる気を起こすきっかけは、英語が今後どれほど有用で、必要になってくるか、英語ができればどれほど有利かを理解することだと思うのです。子供も、自分に必要だと思ったことに関してはどん欲に理解しようとつとめると思うのです。(自分は実際アメリカの大学に行くと決めてからはバリバリ英語を勉強しました。)

ちなみに高校の時、アメリカの大学に行こうと思った理由は、「ハタチまでに海外に行っておかないと、これから一生出るきっかけが無いかもしれない。もし行けたとしてもつまらないパックツアー程度になるだろうし、それは絶対にイヤ!」だからでした。そんな感じのリアルな利益、不利益を説いて、英語が実際に手の届くところにあるという実感を与えるのが大事だと思います。(難しいでしょうけれども。)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。dd44さんのおっしゃる通り生徒に「勉強しなければ」という気持ちが芽生えてくれれば良いんですが。。。確かに必要性に気づけば勉強しなきゃって思いますよね。僕もそうでしたからわかります(と言いつつ自分自身はまだ本気で英語の勉強してませんが^^;)。だから、個人的には「必要性に気付くまで気長に待つ」つもりだったんです。あと、英語学習の最初の段階でつまずいてしまったためなのか「どうせ海外には一生行かんし英語も必要ない」みたいに思っているようです。今は中3になり「勉強ができないと行く高校がなくなる」という危機感から勉強し始めようとしており、このタイミングで英語学習の軌道に乗せようと考えています。でも恐らく「必要ないけど受験だから仕方なく勉強する」という前向きでない気持ちだと思うので、指導方針も慎重に考えている次第です。また何かアドバイスがいただけたらと思います。

お礼日時:2004/06/08 00:49

学生時代に塾で講師のアルバイトをしていた経験のある者です。


私が担当していたある生徒は、英語だけでなく数学も国語もまったくできませんでしたが、各教科に個人指導をつけていました。数学担当の講師に聞いたら、計算の仕方を教えても考えずに答えを言うとのことでした。
私は英語を教えていましたが、例文を見て同じように変化させる・・というやり方を繰り返しました。公文式に似ているかもしれません。一緒に勉強しているときは結構できていたと思います。(テストの時、どれだけ憶えていたかは分かりませんが・・)
ちなみに彼女は一応、高校へ進学することができました。
担当の生徒さんは数学は得意とのことですので、計算を解くように例題をやらせてみてはいかがでしょう?
ちなみに当時私が気をつけていたことは「だから」という言葉を使わないことでした。前の内容が理解できて初めて「だから」になるので・・
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。くもん式と言う方法は一つの手だと考えています。現在社会でくもん式の問題集を使ってどの程度できるようになるか探っています。今のところ順調に解いていってる感じですが身についているかどうかは判断材料がなく不明です。英語でもくもん式のようなやり方。。。ちょっと考えてみます。

お礼日時:2004/06/08 08:40

はっきりいいましてその生徒はもう小学校の段階で


勉強には見切りをつけてます。
そういう生徒には勉強させる前に、底辺校(教育困難校)と進学校両方の高校を見せさせます。そして勉強しないと底辺校に行くはめになると脅したら勉強するでしょう。もちろん底辺校でもいいと言い出す可能性もありますがその時は「そこなら名前書くだけでも合格するわ」と言い放って指導放棄しましょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
生徒には「高校へ行けるか行けないかの境にいる」と伝えてあり、高校へ行けないのは避けたいという思いはありそうです。
脅してやる気を起こさせる方法も一つの手とは考えていますが、前向きでないやる気のためか、がんばった結果が現れなかった場合に「やっぱダメだ」→「できなくてもいいや」という考えに陥りそうです。 もしかしたら勉強に見切りをつけているのかもしれません。でもその見切りが間違いだったってことを今気付かせてあげたいのです。そんなきっかけは生徒が気付くまで待つべきなんでしょうか?僕的には「彼のペースで気付くまで待ってあげる」のが一番だと思うのですが、受験が間近に迫ってると思うと、今気付かせてあげたいって思うんです。

お礼日時:2004/06/08 09:30

心中お察ししますが、文面を拝見しますとあなた一人がやきもきされているような気がして


なりません。親御さんやご本人はどう考えられているんでしょうか?今の状態を非常に
まずい状況とは思われていないんでしょうか?結局希望の高校に合格できるかどうかは、
本人の強い意志に係っているわけですから、あなたが親御さんに息子さんの現状を的確に
説明し、親子水入らずでどうしなければいけないのかを話し合って頂いたらいかがでしょうか?
その後あなたも加わって今後の数ヶ月をどう進めていくかを決められたらいかがでしょうか?
回答にならなくて申し訳ありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私だけがやきもきしているような文面でしたね^^;800字では説明し切れませんでした。一番やきもきしてるのは母親です。本人、父親はまだのほほんとした感じです。母親の方は具体的な目標高校も挙げていて点数的に足りない部分を何とかして欲しいと言ってくる一方、本人は全く考えていない、家族での話し合いは母親が一方的に捲くし立てるだけで話し合いになっていないのが現状です^^; ここでは「家族間のコミュニケーション」まで家庭教師するつもりはないので(と言うか、何度か言ってはいるが母親が聞く耳持たず)、要求通り試験の点数を上げること、つまり一番上がり安そうな英語のレベルを上げることだけを考えたいと思います。
私が指導し始めてから、学校の定期試験は今まで少しずつだけど落ちることなく徐々に上がっており、英語は点数的には変わらないけど興味が出てきた感じ(ローマ字すら読めなかったレベル→英語を聞けば意味はわかるが読み書きはできないレベル)なので、そろそろ本腰を入れて指導しようかと思っている次第です。来年の試験に照準に合わせた指導なら「じゃぁ、英語の基礎的な文法や単語の暗記から指導」が基本だと思うのですが、内申点を確保するためには、今の授業の内容も学ばせなければならない、一度に両方を満足できる指導方法はないのかなぁと思って、同じような子を受け持ったことがある先生のアドバイスや経験談をいただきたく投稿した次第です。

お礼日時:2004/06/08 10:04

#4です。


私が家庭教師で指導した生徒さんはクラスでもそこそこのレベルで、高校も第一希望のところ
にすんなり行ってくれましたので参考にならないと思いますが、私の場合は定期試験の対策は2週間前から短期集中で行うように指導しました。もちろん私が指導している時間だけでは足りませんので、毎日の自分でのやり方についても具体的に指示しました。あと、もちろん学校の授業の予習、復習は短期集中というわけにはいきませんから、授業の前日に教科書を辞書を使いながら最低1回は読むこと、授業で習ったその日のうちに教科書とノートを一通りながめることということも徹底してやらせました(塾にも行き、結構宿題をもらってきていましたので、予習、復習にかける時間はその程度が限度でした)。
あなたが書かれる「基礎的な文法や単語の暗記の指導」と「内申点を確保するための指導」とは残念ながら両立し得ないものだと思っていますので(もちろん短期的に見ればですが)、前記の”短期集中”と”決めたことは必ず守る”の2つで指導されたらいかがでしょうか?
と言っても指示したとおりに自分できちんとやってくれるくらいなら、またご両親がはっぱをかけてくださるのなら、もともとあなたの悩みは発生しなかったのですよね?私が指導した生徒さんくらいに自分でやれるようになるといいのですけどね。
情けないですが、頑張ってくださいとしか申し上げられません<m(__)m>
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この回答へのお礼

度々ご回答ありがとうございます。
確かに「そこそこできるレベル」の生徒さんであれば、良かれ悪かれ自分なりの勉強方法を確立していて、またわからない箇所を認識しているので、教える側としては、わからない箇所の考え方やフォロー、または学習方法のアドバイス等を指導できると思います。実際に、この話の中に出てくる生徒本人も、英語以外の教科は、わからない箇所を多少なりとも認識できており、質問することもできるのです。問題は英語。。。
恐らくどんな子も最初から勉強が嫌いなんて子はいないと思うんです。ある時期に理解できない箇所ができつまずいてしまい、解決できずにほっといても本人にとって嫌なことがなかったからほったらかしになり、その結果嫌いになったり勉強しなくていいやって言う気持ちになっているんだと思います。個人的には「勉強は自分のペースで」と思います。無理のない自分のペースで進めていけば、いつか勉強の大切さに気付いてくれるだろうとも思います。でも一つの区切りとして受験を迎える中3には、そんな悠長なことは言ってられない。 そこで、papasann33さんがおっしゃるとおり、「決め事を守ってもらう」のも一つの手と思います。ただご回答にあるような決め事の量は、できる子には問題ないのですが、全くできない子にとってはかなりの量です。ところで、その決め事は生徒さんにはすんなり受け入れられたんでしょうか?生徒さんと相談しながら量を増やしたり減らしたりとか、papasann33さんが強制的にさせたのかとか、もし差し支えなければ教えていただきたいと思います。

お礼日時:2004/06/08 16:24

アルバイト先の塾で類似したケースに遭遇しています.


10点前後の子に英文法を覚えさせるというのは,
教える側,教えられる側にとっても根気のいることです.
中間・期末試験の勉強ならば,単語と教科書丸暗記
(文法無視)程度にとどめておいた方がいいと思います.
教科書には,今までの単語も出てきますのでちょうどいいのでは?

>点数をあと100~150くらい上げたい。
おそらく親御さんは事の次第をよく分かっていないのでは.
50点ならともかくとして100点は非常に厳しいです.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
今の指導方針として、「英語に慣れさせる」から「単語と教科書丸暗記」へ方針を変えてるところです。この方法でその子はどの程度上がったのでしょうか?また丸暗記をさせることについて、その子の反応などはいかがでしょうか? また、塾ということで、テキスト等は持参させたり塾指定の問題とかやらせているんですよね。僕の受け持つ子は、いわゆる「置き勉」をしており、一向に治らないのです。これって単に「やる気がない」と一言で片付けていいものなのか、わる気はないが性格上勉強道具を毎日持って帰ることがめんどくさいだけなのか、判断に困っています。塾などで指定した勉強道具を持ってこないケースってありますか? なんかいろいろ質問してしまい申し訳ありません。

親御さんは事の次第を理解していると思います。と言うか、開始当初に状況を説明し、愕然としていました。100~150って言うのは、現在の状況を全く無視した上での要望だと認識しています。この要望は学校との面談等で今後変わってくるとは思いますが。。。僕個人としては、教えてる子の英語以外の点数にかなりばらつき(良い時と悪い時で15~20点の差)があるので、他4教科が高位置で安定し、英語が何とかなれば100点近く上がるのではないかと考えているのですが、甘すぎますかね?^^; お時間があればsismoonさんの見解をお願いします。

お礼日時:2004/06/08 16:57

>その決め事は生徒さんにはすんなり受け入れられたんでしょうか?生徒さんと相談しながら量を増やしたり減らしたりとか、papasann33さんが強制的にさせたのか



#4です。三度登場です。
もちろん決め事の案は私が作成しましたが、最終的には生徒自身が決め、私との間で合意
(約束)するという形を採るようにしていました。必ず紙に書かせ、私がコメントを追記するようにしていました。
もちろん最初は自分で決めたことが十分に実行できず、私が見兼ねて少し量を減らすか?やり方を変えるか?などフォローすることがありましたが、次第に自分の力量を把握してくれたのか言った事は必ず実行するように変わってくれました。
奇しくも今、会社の目標管理制度の中で自分が同じことをやらされていますが^^;
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この回答へのお礼

度々々ご回答ありがとうございます。
決め事を実行させるのも結構根気が要りそうですね^^;
まずは、根本的な約束事(置き勉をしない、字を丁寧に書く等)から徹底させないといけないなって気になってきました。根本的な約束事ができてない状況では、予習復習や毎日の学習はできるはずはないですね^^; まずはできることからやらせるように指導してみたいと思います。

お礼日時:2004/06/10 14:18

#6のsismoonです.


単語と教科書丸暗記の方法ですが,30~40点程度はいったと思います.
経験上,どの教科でもテストで学校の先生が出題する問題は
学校のワーク・教科書・配布したプリントからが多いので,
塾独自のテキストと,テスト前は教科書とワークを持ってこさせます.
ただ,普段から学校に「置き勉」している子が多い(私のいる塾は進学塾ではありません)ので,
持ってきたときにコピーをしてスペアを作っておきます.

それから,教科書丸暗記の時は1文読ませて,「意訳でいいから」と意味をたずねます.
自分で声を出させてた方がいいです.本人が分かった気になってしまいますので.
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この回答へのお礼

度々ご回答ありがとうございます。
最近の出題傾向は「学校のワーク・教科書・配布したプリント」がほとんどですね。 事前にコピーをとっておくって手を忘れていました^^;
でもコピーを用意しておくってのは、「置き勉」を許してしまうことにもなり兼ねないとも思います。
この方法を実行するかは、慎重に考えてみます。

丸暗記の方法も、30~40点程度上がれば、本人がやる気を出す目安としては十分だと思うので、早速試したいと思います。

お礼日時:2004/06/10 14:25

学習塾をやっています。


わたしの塾ではないのですが、わたしが知っている塾に、そちらのお子さんのような生徒を、「全員」約半年で学校でもトップクラスにしてしまうと言う塾があります。ポイントをお書きしますので、参考にできるところがあれば試してみて下さい。
英語は、最初は、ひたすら、単語、品詞名、訳を書きます。そこでは専用の練習用紙を使っておられましたが、ノートでも良いと思います。
覚えようと思ってはだめだそうで、ただひたすら、1週間に1600語、学校で習っている所を、繰り返し書かせます。
あとは普通のテキストで、学校の復習を中心に勉強させます。
ポイントは、覚えることを強要しないと言うことだそうです。勉強することに慣れさせることが先決だそうです。
ちなみに、その塾では、平均週に18時間くらい勉強するそうです。夏休みなどは、30時間を軽く超えるそうです。
週に14時間程度の勉強が、成績が上がるかどうかのボーダーラインだそうです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、ひたすら書かせるってことですね。
今までの僕の指導では「覚える」ことをメインに言っていたのかもしれません。覚えることを強要したことが、暗記嫌いを助長していたのかもしれません。考え方をあらためてみます。
ひたすら書く方法、参考にさせて頂きます。

お礼日時:2004/06/10 14:45

 現在,様々な方からの依頼で,特に勉強が苦手でどうにもならないケースの子供達をボランティアで指導をしています。

不良,不登校,子持ち・・・など,数多くの子供を指導してきた経験から意見を。。。現在,僕は3人の子供を担当中ですが,いずれも公立中で学年最下位を争っており,得点も満点の10%に満たない状況でした。指導回数は週に1回で,1回に1.5~2時間。基本的には5教科を見るので,hirokivvvさんと似たような状況ではないでしょうか?

 まず,僕が指導している子供達の状況を。現在も含め,過去のいずれのケースにおいても,やや個人差はあるものの,3~6ヶ月もあれば必ず成績は伸び始めます。そして,1年もすると,公立の入試レベルの問題でも満点を取る子まで現れますが,基本的にどの子供も90%ぐらいの得点はとるようになります。元の状態を考えれば奇跡と言う人もいますが,まぎれもない事実です。ただ,付け加えなければならないことは,5教科が全体的に同列で伸びるのではなく,1教科ずつ順番に伸びていくというものだということです。ですから,開始時期によっては,特定の教科だけの学習しかできない場合もありますが,長期的に見ればそれはそれでいいと考えています。

 指導のモットーはシンプルです。「楽しくなければ勉強でない!」これだけです。多くの人が,勉強はつまらないもの,あるいは精神修行と勘違いしていますが,本来は楽しいものなのです。まずは1教科で十分なので(5教科は物理的に不可能),子供達が勉強の楽しさと,学び成長する喜びを感じさせてやることです。そうして結果が出れば,さらなる自信と知的好奇心の向上に繋がり,他の教科へもよい効果が波及します。教える側は,子供の状況に応じて適宜指導内容を変えていけばいいのです。

こうした一連のよい流れには,目に見える形での成果の実感,適度なさじ加減,教える側の人柄と豊富な知識,子供からの絶対的な信頼などが不可欠です。でも,最も大事なのは子供を「頭の悪い子」として扱ったり見下したりせず,「勉強する力を十分に持った子」として扱い,子供達の可能性を信じてあげることです。僕個人は,今まで何人もの通称・頭の悪い子を見てきましたが,本当に頭の悪い子供は先天的な障害児を除き,見たことがありません。また,最難関といわれる大学の学部・大学院生と日常的にかかわっています。彼らは,試験勉強をさせればよく出来ますが,当人達や世間が言うほど「頭」が良いとは思えません(中には天才的な学生もいますが,それは極めて稀です)。ですから,多くの場合,最難関大学生と地方大学生との「頭のよさ」の違いはほとんどなく,指導している子供達ともそうです。こうした事実から,受けるべき教育を受ければ,勉強は必ず誰にでも出来るものということが明らかです。もし,そうでないなら,それは周囲の環境(親,学校,塾,友人など)が原因なのです。

世の中は,危機感を煽ったり強制力を行使したりすることでしか,子供を勉強させられない教師や塾が数多く存在します。1日に何時間も勉強させる塾などざらですが,それだけ勉強をさせれば,成績が上がるのが当然。上がらない方が,むしろ不自然なのです。危機感や強制力は,受験という短期的な目標に対しては有効に思えますが,長期的にみればその副産物として様々な問題を生んでいます。例えば,物事や学問に常に受動的で知的好奇心が欠如,想像力の欠落,偏差値偏重の価値観・・・など,挙げればきりがありません。

日本は天然資源のない国です。そんな我が国では,資源といえば科学・技術のみ。その科学・技術を生み出すのは人間なのです。つまり,教育とは,明日の日本の土台作りという大変重要な仕事なのです。長期的な観点で国情と若者の実態をみれば,強制的な勉強が子供のため,そして国全体のためにならないことは明白でしょう。にもかかわらず,そうした教育を施す人は,受験のプロとしては有能でも,教育者としては落第,もっといえば子供や国全体の不利益の根源となっているのです。これは彼らだけでなく,それをもてはやしてきた大人全体の責任でもあり,全体の意識改革が必要です。

こうした状況を踏まえれば,hirokivvvさんが,強制力を行使しない方法を模索するのは正しい判断です。人を変えるのは,結局は人なのです。試行錯誤の中できっとよい方法が見つかると思いますが,まずはあなた自身がその子供との時間を楽しんで下さいネ。熱意は,いつか必ず子供に伝わるますので☆
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