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父の軍歴を調べています。下記の戦闘の敵潜水艦を特定したいと思っています。

時期 1944年6月下旬(25~30)日、おそらく27~30日ごろではないかと推測。
場所 スマトラ島北部  マラッカ海峡 ( Sigli 沖合)
戦闘状況
    機帆船含む陸軍船舶団十数隻(海軍魚雷艇1隻同行、友軍機2機30分毎の護衛)
    でベラワンを出発。アンダマン諸島への移駐のため海上移動中に敵の潜水艦攻撃
    (1日目:魚雷攻撃あるも損害無し、2日目:浮上して銃砲撃)を受け、2日目の戦闘
    中、敵潜水艦は潜航し退避しつつあったところ、友軍機2機が爆雷攻撃を敢行。航
    空隊の確認公表では潜水艦を破壊したとのこと。

父は以上のような戦闘があったと書き残していますが、私は敵方の潜水艦の情報(艦船名等)
を調べたいと思っています。さしあたり uboat.net などで検索・調査してみましたが、今のところ
不明です(英軍潜水艦「Tally-Ho(P317)」が有力と推測するも確証を得ず)。調査をするに当た
って、有益な情報源や史料の調べ方についてどなたかご教示ください。
    

A 回答 (2件)

まず所感を述べさせてください。



当時の英軍の哨戒パターンを見ると交代で一隻ずつアンダマン、マラッカ方面へ出撃していたようで
 HMS Templar (P316) 6月中旬
 HMS Tally-Ho (P317) 6月下旬
 HMS Stratagem (P234) 7月上旬
というところから、ご指摘どおりのP317が濃厚だとは思います。

一方、豪州パース近郊のフリーマントルを基地にして米軍、蘭軍の潜水艦も東南アジアに出没していますが、インドネシア方面は米軍、英軍はマラッカより西、蘭軍はどこでもという分担があったのではないかと思います。(分担の確証はないですが) 既にUboatNet等でお調べかと思いますが、同時期にマラッカでの蘭軍の哨戒は無い様なので、消去法で英軍の可能性が高いとは思います。


 ※米艦の可能性も否定できないのですが、ご覧のUboatNetで虱潰しに当該海域での哨戒有無を調べるのが
地道ですが確実な方法かもしれません。


ところで、気になるのが、P234の行動ですね。
時期が微妙にずれるのと船団の進行方向が逆なのですが、7月1日以降アンダマンからマラッカ方面への船団に執拗な追尾と攻撃を掛けており、UboatNetにも記述があります。
エアカバーがあったらしき記述もあります。


結局のところ、(米軍の可能性もありますが)個々の船のDeck LogもしくはAction Reportを当たっていくしかないと思います。


HMSの場合、Imperial War MuseumがAction reportを保有しています。
 http://www.iwm.org.uk/

 ※保有の有無、開示閲覧方法(写しの郵送等も含め)は先方へ相談かなと...。

USSの場合、以下になります。
 ・The U.S. National Archives and Records Administration
   http://www.archives.gov/
 ・Naval History and Heritage Command
   http://www.history.navy.mil/


UboatNet同様、民間団体でも意外と記録を持っていたりしますが、英軍の場合、以下が充実しています。運営者がリソースの在り処等、相談に乗ってくれるかもしれません。
 http://www.naval-history.net/index.htm


国内では国会図書館が占領軍資料として連合軍のAction Reportの一部を持っていますが、該当のものが在るかどうかはわかりません。申し訳ありませんが、国会図書館Webのオンライン検索で検索ワードを工夫してみてください....

 ※同館の「日本占領関係資料」の中には戦後、連合軍の潜水艦作戦の成果を確かめるための日米資料の突合せによる調査資料もあります(英文です)。ただ英軍についてはどうだったか記憶が定かでありません。
モノによっては館内閲覧のみというのもあり、国会図書館に赴く必要がありますが....


日本側資料としては、戦闘日誌、戦闘詳報が残されている可能性があります。
防衛省の資料室(東京都目黒区)が原本は持っていますが、デジタル化されているものはアジア歴史資料センターのWebで閲覧できます。

 ※部隊名がわかれば検索も楽です。不明でも「魚雷艇」、「根拠地隊」、「航空隊」、「南遣艦隊」などをキーにするといいかと思います。予めWeb等で部隊等の当たりをつけておくと楽です。


調査が進むことお祈り申し上げます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

詳細かつ懇切丁寧なお答えに感謝いたします。
この海域に出没したドイツ潜水艦まで調べましたが、
ついにお手上げ状態で、質問を投稿した次第です。

ご教示いただいた各資料を参考に調査を継続したいと思います。

なお
父はルソン島で全滅した工兵第26連隊に大戦初期入隊し、
その後、敗戦時まで船舶工兵第10連隊に所属していました。
父の経験した唯一の大きな戦闘が、この潜水艦との遭遇でした。
結局アンダマン移駐はしないまま、敗戦時までPort Swettenham
に駐留しました。

ありがとうございました

お礼日時:2014/12/09 09:30

「戦史叢書(せんしそうしょ)」はお調べになったでしょうか


100巻を超える大書ですが県立など大きめの図書館であれば全巻そろっていると思います
司書に相談すれば載っていそうな巻を探してくれると思います
戦史叢書に記述がないとすると、米軍側の史料ということになると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

「叢書」については未見ですが、今後の調査過程で
調べてみるつもりです。

ご助言感謝いたします。

お礼日時:2014/12/09 09:07

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