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 素朴な疑問ですが、英語で/θ/の発音を「th」と表記するのは何故ですか?
 いや、今では当然何の疑いも無くそのように読めるのですが…。

A 回答 (11件中1~10件)

utachan2004さんの疑問も半分は解けたと思います。

#10でも書いたように、中世の英語は綴りがまちまちでした。ですから、ギリシャ語のθに由来する語も 大昔の英語の独特の文字で書かれたり、或いは逆に英語の固有語でθを表す音もthで表されたり、混乱していたと思います。このような綴りが混乱していた中で一つの基準を決めた一つに聖書の影響も大きいと思います。ですから、根本を探れば ギリシャ語のθはなぜ、ラテン語ではthで表されたかということにもなります。それと同時に なぜ、英語ではθを表す文字が消えたのか という疑問も浮上します。

>欧米でもそれと同じ概念が存在するのですか?
欧米と言っても色んな言語があり、言語によって音韻体系が全く違います。スペイン語ではsとθ以外にも
yの音があります。英語と同じように発音する地域もあれば、次に母音が来るとフランス語のjに近い音で発音する地域もあります。スペイン語圏の人にとって、
「ヤ」と「ジャ」はかなり似た音に聞こえるらしいです。

これは余談なんですが、英語圏の人にとって フランス語のuの音は難しいですね。ですから、フランス語の
dessus(上)とdessous(下)を混同しがちです。
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補足します。



中世の英語は方言も多く、綴りも統一されていませんでした。そこで、一般的にはフランス語やラテン語が
公式な言語として使われていました。ギリシャ文字の
θはフランス語やラテン語ではthで表されていました。
カエサルの時代だとラテン語でもθの音で発音されていたんでしょうけど、tの音に変わっていきました。英語の方言でもthをtと発音する
のがあります。最初のうちは thinkやthankのthは
pの横の棒を上に突き出したような文字で表されていたんでしょうけど、同じ音だと言うので整理統合されたものと思われます。そして、アイスランド語だけに
その文字が残ったと考えられます。
この音は スペイン語にも見られます。cの次にiかeが
くる場合です。ただし、sで発音する地域も多いです。
それから、インドのディバガナリー文字でもθの音を表す文字が有るんですが、やはりtranscriptする時は thが使われます。

そういえば、ギリシャ語のφは phで表されますが、
古代ギリシャ語ではfとは違う音らしかったです。
そうですね、韓国語のp激音、若しくは中国語のpに近い音だったと推測されます。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

>この音は スペイン語にも見られます。cの次にiかeが
くる場合です。ただし、sで発音する地域も多いです。

余談かもしれませんが、日本語では/s/と/θ/を似た発音として混同していますが、欧米でもそれと同じ概念が存在するのですか?

補足日時:2004/06/11 18:23
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θという発音記号の文字はギリシャ文字のシータに由来します。

やはり、古代ギリシャ語で そういう音を表していました。ですから、ギリシャ語に由来する単語も
ほぼ同じ音を保っていますが、ドイツ語やフランス語ではtやdの音に変わっています。しかし、英語の固有語でもthで始まる単語がありますね。大昔の英語にはθの音を表す独特の文字がありましたが、消滅してthに置き換えられました。その文字はアイスランド語に見ることができます。

この回答への補足

返信ありがとうございます。

>大昔の英語にはθの音を表す独特の文字がありましたが、消滅してthに置き換えられました。

質問にもありますが、何故置き換えられた文字が「th」だったのでしょうか?

補足日時:2004/06/11 18:27
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英語の文字は、表音文字ですよね。


thの他にも、hを添えて別の子音を表わすのって、他にもありますよね。
・ch→しゅ(=sh)、ちゅ
・gh=ときどきf
・ph=f、たまにvのときもあり
・sh→しゅ
・th→た(す)、だ(ず)

このうち、特に、phは、ギリシャ文字からの関連という意味では、thと似てますね。
φ=phi θ=theta

以下は、結局私の推測だけになってしまい申し訳ないのですが、
hが付くことによって、hが付く前の子音よりも若干弱くて柔らかい発音に変身するという法則みたいなのがありますね。
何となく、hが後ろに付いて、tとhを無理矢理連続して発音したり、pとhを連続で発音したりすることを試みると、それぞれ、thやfの発音に似てくる感じがしませんか?

無理矢理の例えですが、日本語で、かな文字に濁点をつけると発音が変わるのと、ある意味、似た感覚なのではないかと思います。

全くの推測ですみません。
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「英国語」が形成される以前のブリテン島には、様々な土着の言語があって、それが混じり合って存在していたから、英語というのは文字表記と発音の関係が分かりにくいですね。


ラテン語起源の言葉でも、無理矢理に「ケルト風」の発音にして、浸透していたのでしょう。
(日本人も、Vの発音で始まるはずの「ヴァレーボール」が、すっかり「バレー」で定着してしまったので、踊りの方は苦し紛れに「バレエ」と書いて区別してますよね。で、発音自体は「書かれたカタカナをそのまま読む」わけです。原音のことを想起して発音するわけではない)

ヨーロッパにおける「ラテン語」「フランス語」「イギリス語」の発音と文字表記の関係を、
アジアにおける「漢語」「朝鮮語」「日本語」に比定して、漢字による発音と文字の関係を比べてみます。
「漢語」には、漢字の発音が一つしかないわけで、朝鮮語に輸入された「漢字言葉としての漢語」も、基本的に読み方は一つです。ところが、日本においては音読みだけでも複数あって、漢音の他に、呉音、唐音、越音なんかがあります。
イギリスにも、土着のケルト人の言葉、ゲルマン人の言葉、ラテン人の言葉が混じっていて、それらを文字に表記するときは「ラテン人が書くように」書くわけなのですが、耳で聞いた言葉を自分たちの訛りで発音すると、それは文字表記の規則性とは、大きくずれてきます。
(ドイツ語やスペイン語などは、文字と発音の関係性が、英語から見れば嘘みたいに、すっきりしてます。別の面では、分かりにくいこともありますが)
英語の子音や母音の読み方が、綴りに対していくつもあるのは、こんな理由があります。

で、文字で書いただけでは「どう発音するのか」を特定できないので、発音を表記するために「発音記号」が必要なわけですよね。(日本では、漢字に対するふりがなが、これに相当してるわけですけど)

ヨーロッパ人の古典教養であるギリシア語から、文字を借用したこと自体には、特に意味がないというか、単に便利だったからじゃないでしょうか。
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ギリシャ語は知らないのですが、θはτの帯気音と聞いたように思います。


ローマ文字で表せば、まさにtにhが加わった音であるわけです。
一方、英語の方も昔はそのままtの帯気音があり、それをthで表記していた
のが、音韻変化によって、現在のような舌をかむ音になったと聞きます。
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ああ!ごめんなさい。

なんだか見当外れな回答をしてしまいました。
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ううーん。

確かではないけど、歯と歯で舌をかんだかたちからきてるのだと思う。関係があるのかないのかわからないけど、ついこないだ、ヒンドゥー語は舌の形(そこから出る音)を表しているんだって、友達のインド人が言ってた。
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下記アドレスをご覧下さい。


現代発音と古代発音のちがいみたいなもんですね。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/suzuri/gg/ggk001.html

この回答への補足

返信ありがとうございます。

ここのURLを拝見致しました。
http://homepage1.nifty.com/suzuri/gg/ggk001.html …
恐らく英語にはθに対応する1文字のアルファベットが無いのでしょうが、「θをローマ字転写する時点で何故『th』と決めたのか」という疑問が残ります。

補足日時:2004/06/10 15:40
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>発音→表記の順番に決まったのではないか


そう書いたつもりだったのですが…。

thと言う文字があって、その発音があります。
その発音を表すものとして、アルファベットでthと書いては
「ティーエッチ」と読まれてしまいます。
そうではなくて、
「th」と二つ合わせた場合のものとしての記号でなくてはなりませんから、
アルファベット以外の文字のギリシャ文字を使って
表記する事に決めた、ということです。

例えば「ka」と書いて、
読みを「ka」と書いては意味が分かりませんよね。
これをアルファベットではなく
日本語のひらがなで「か」と書けば、読み方として分かりますよね。
日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」と表示が色々ありますが、
英語圏の国にはアルファベットしかありません。
なので、アルファベットを二つ以上あわせた発音を
表現することができせん。
そこで、ギリシャ文字というアルファベット以外の文字を持ってきて使用した、ということです。
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