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資本主義とは、限りなく効率を高めることだと思うのですが、効率を高めるのであれば、共産主義国家のように政治でも独裁体制にして政党の選択の余地を無くしたり、経済でも、会社の数を一業態につき一社のみにして、消費者に商品の選択の余地を無くしたほうが効率を重視できるのでは?
と考えていくと、資本主義と共産主義の違いがよくわからなくなってきました。
中途半端な共産主義国家が、資本主義国家?
ずっと、ぐるぐる考えてしまって、、、どなたか教えていただけないでしょうか?

A 回答 (10件)

 こんにちは。



 話の前提がちがって来ているように思われます。

 マルクスの言った共産主義は たとえばこうです。

 ▲ (マルクス&エンゲルス:ドイツ・イデオロギー) ~~~~~~~~
 共産主義は経験的にはただ《一挙に》( auf “einmal” )または同時になされる支配的な諸民族の行為としてのみ可能であるが このことは生産力の普遍的な発展およびこれにつながる世界交通を前提している。・・・

 共産主義はわれわれにとっては つくりださるべき一つの状態 現実が基準としなければならない一つの理想ではない。われわれが共産主義とよぶのは いまの状態を廃棄するところの現実的な運動である。

 この運動の諸条件はいま現存する前提からうまれてくる。

 ところでただの労働者たちの大衆・・・は したがってまた一つの保証された前提としてのこの労働そのもののもはや一時的でない喪失は 競争を通じて世界市場を前提する。

 だからプロレタリアートはただ世界史的にのみ存在することができ おなじくかれらの行動である共産主義も一般にただ《世界史的》( weltgeschichtlich )存在としてのみ現存することができる。

 諸個人の世界史的存在とは 直接に世界史とむすびついているところの 諸個人の存在のことである。

  ( 古在由重訳)
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ☆ そもそもマルクスを初めとして このコミュニズムの革命は いつしか世界史的に一挙に起ち上がるというもので それは資本主義の成熟と世界全体にわたる展開(グローバリズム?)ののちに起きると見通しているのですから ロシアの社会主義革命は その展望に入っていなかったのですし 変則的な歴史経験になったというものです。

 その意味でも ソ連および東欧の社会主義国家とその世界にかんする《実験》については 話がずいぶん込み入っているという前提を抜きにして論じるわけにはまいりません。


 ★ 資本主義と共産主義の違いがよくわからなくなってきました。
 ☆ わたしは ソーシャリズムもコミュニズムも支持していませんが 言われているところの共産主義というのは このいまの資本主義の成れの果てに来るということではないのでしょうか。そのような歴史的な一筋としてのつながりにおいては 違いはないのではないですか?

 マルクスは そのあいだの過渡期(とわたしは思っていませんが)にあっては労働者階級の生活のための障害を除去し福祉を深める社会政策を実施せよということだと思います。



 たしかに《効率》だとか一般に経済の安定的な成長について よいものは採用して行けばよい。という単純なことではないでしょうか。

 あとは 労働者階級(という実態はなにか?)の生活のためによいかどうか。また資本家階級(?)のためによいかどうか。この判断基準の違いによって《効率》も福祉もその施策がちがって来るということかも分かりません。
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この回答へのお礼

みなさま、様々な視点から有難うございました。
大変勉強になりました。
そのなかでも、BA選ばさせて頂きました。

お礼日時:2015/01/05 22:02

”資本主義国家と共産主義国家の違い”


    ↑
共産主義国家というモノは存在しません。
現実に存在しなかったし、概念上共産主義国家
というものはあり得ません。
共産主義に至れば国家は否定されるからです。
共産主義と社会主義を混同していませんか。


”資本主義とは、限りなく効率を高めることだと思うのですが”
     ↑
違います。資本主義というのは資本家の自由な経済活動を
認めるものです。
その結果、競争原理が働き、効率が追求されるように
なる、ということです。


”効率を高めるのであれば、共産主義国家のように政治でも
独裁体制にして政党の選択の余地を無くしたり、
経済でも、会社の数を一業態につき一社のみにして、
消費者に商品の選択の余地を無くしたほうが効率を重視できるのでは?”
     ↑
そうやって競争原理を否定し、失敗したのが、現実の社会主義国家です。


”資本主義と共産主義の違いがよくわからなくなってきました”
      ↑
こういうのは歴史を見れば理解しやすくなります。

会社を作るお金を資本といいます。そのお金を持っているひとが
資本家です。
資本家の自由な経済活動を認めるのが資本主義です。

しかし、資本主義では格差が大きくなります。
そこで社会主義が登場したのです。
資本家の経済活動を自由にするから格差が生じるのだ。
だから、自由な経済を否定すればよい。

その代わり、国家が経済を管理すれば平等な
社会が実現するであろう。
優秀なる知的エリートが綿密な計画を建て、実行すれば
理想的な効率が得られるに違いない。

しかし、現実の経済はそんな具合に単純には行かなかった
のです。
社会主義が生んだのは、独裁と貧困と自国民の大量
虐殺でした。

経済というものは、人間が管理尽くせるものでは
無い、ということです。
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>一業態につき一社のみにして、消費者に商品の選択の余地を無くしたほうが効率を重視できるのでは?



いいえ。そうは行きません。

資本主義社会が効率的である理由は、複数の企業が自由に競争して、効率の悪い企業が退場(=撤退、倒産)することによって、効率の良い企業だけが生き残ると言う適者生存のメカニズムが機能しているからです。

共産主義などが主張する中央計画経済では、自由主義圏の様に「失敗する企業」が現れないので、結果として効率が悪い経済になってしまう訳です。
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共産主義か資本主義か、と考えれば、答えは輪還する、つまりぐるぐる考えて、答えは決まらない事になる、はずです。

私も中学生の時、共産主義の3っの柱、土地私有の禁止、生産財私有の禁止、遺産相続の禁止。に共感し、
それが、平等であり、正しい、と主張し。親父と口論になりました。外に飛び出し、夜空を見上げながら。なんで自分の親は、正しい事を正しいと認めないのだ、ブルジョワでもないのに、なんで、馬鹿で、頑固なのだ。と涙した事がありました。共産党とも自民党とも関わった事がありますが、親父のおかげなのかどうか、主義、思想に取り憑かれる事はありませんでした。
日本はアメリカに敗けた国であり、共産主義を目指す道は、閉ざされていたのです。
20世紀は、社会主義の実験、の時代であり、その実験は失敗=アメリカの勝利、に終わった。と言われますが。
本当に? マルクス主義の復活、はないか、と考えると、ない、とは言い難い。日本は 1千兆円という、借金としての、赤字国債を抱えている。しかし、同額の国民の預金があるから大丈夫、とも言われています。どうせ払えないから、国際が紙くずになるだけだから、大丈夫、と言う意味なのか。払う気はないようですが。もし、払う気があるなら、払わなければならないなら。自民党政権が言い出す事はないが、方法は一つ、遺産相続の禁止、死んだ者の私有財産は、赤字国債の返済に充てる。しかないのかも ?
経済成長、人口増加=市場拡大、などとの資本主=ユダヤ思想の、夢、を追いかけるのは、自然環境が許さない。
もう共産主義も資本主義もない、環境保持、保存が先、なのでは。
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資本主義は、自己チューな意識の人間を、お金や出世


といった“馬車馬の目の前のニンジン”によって操り、
他律的に社会行動をとらせるものであり、共産主義とは
本来、労働者による支配=計画経済におけるノルマに
よって自律的に社会行動をとるはずのものであったが、
ご存知の通り、ノルマでは生産が停滞し、独裁的強権に
よってしか国が成り立たなかったし、結局崩壊したのだ。
要するに、どちらもダメだが、資本主義の方がバカでも
何とかなるように作られていたので、もっているだけの
話だ。

このまま行けば、人類はどんどんバカになり、それを
コントロールする法規や制度、情報網だけが発達して、
アリやハチのように条件反射的に社会行動をとるだけの
歯車人間になり、意識としての宇宙は消滅する。
自己存在の本質に根差した意志=自己の生命の社会生命
的拡張の自覚化によって、自律的社会行動=助け合いと
しての労働=生きる事自体による根源的喜びこそが、
生きる真の目的である「最大限の認識×最大限の生産性
×最大限の充足=人生を通算した精神的充足量の最大化」
を可能にするのだ。
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人の集団と集団とは、略奪・戦争等をし合い、お互いに対立し合っています。

しかし、貿易を自由化し、それぞれの国と地域が自己の得意分野で生産をし貿易をすることでより、より効率的に物を生産し合います。その中では、略奪・戦争は止揚されて、国際分業が進んで行きます。人の集団と集団とは、略奪・戦争が止揚され貿易が生じます。

 この様に分業の進んだ人の集団の内部では、生産手段を所有する資本家と労働力を提供する労働者に分かれます。資本家は、労働者を働かせ利潤が最も多くなる様に賃金を低く抑えようとします。労働者は低賃金に喘ぎます。この対立を止揚する為に、生産手段を資本家の手から離し、全体の共有とする共産主義と言う制度が考案されました。
 しかし、この壮大な試みは失敗に終わりました。この制度は、働きたい者が働きたいだけ働き、生活物資を必要なだけ受け取ることを目的とします。しかし、この目的は生産手段が高度に発達しなければ実現出来ません。全自動の工場で、衣食住に必要な一切のものを、全自動で幾らでも生産出来るのであれば、この試みは成功します。人は、芸術や研究の分野で働きたいだけ働き、そして全自動の工場から無尽蔵に生産されるものを、必要なだけ受け取ることが出来ます。

 しかし、その様な全自動の工場を作るには、後五百年は掛かりそうです。人が精一杯働いても、全ての人が欲しいだけ受け取ることは出来ない現在の生産手段では、生産物を平等に配分するしかありません。そうなると、幾ら働いても受け取る分量は同じとなり、働く意欲がなくなってしまい、ますます生産量は低下します。
 この様な現状では、生産手段を私有にして、良いものをより安く生産した者が、より多くの生産物を受け取れる制度でないと、生産物の質と量は向上しません。

 また、資本主義の国と不十分な生産手段で共産主義を目指した国とでは、生産物は資本主義の国の方が質量共に優れており、共産主義を目指した国家は、資本主義国家に敗北してしまいます。マルクスレーニン主義は、五百年程早く世に出てしまったと言えます。

質問者さん、この様に、資本主義とは自由競争に基づき獲得した利益で生産手段を個人が獲得し、どんどん競争力を増し、それを通じで使用人の給料も増え、全ての人が幸福になると考えます。
これに対して、共産主義は、生産手段を独占する資本家に労働者は搾取され、作り出した生産物のごく一部しか購入することが出来ず、労働者が貧しい状態に追い遣られていた状態を問題視し、生産手段の私有を禁止し共有とします。そして、生産手段である工場や畑で、人々は能力に応じて働き、得た生産物を必要とするだけ受け取ることが出来る状態を理想とします。

しかし、現実には、生産力が不足し、少ない生産物を平等に配給されるだけでした。幾ら働いても、長い列を作り食糧や生活必需品を平等に受け取るのでは、働く意味がありません。従って、働く意欲が低下し、更に生産物が減少するという悪循環に陥り、共産主義は失敗に終わりました。
しかし、上記の様に、全自動の工場が出来、人類が無限の生産能力を獲得すれば、この制度は実現可能となります。

詳細は
http://www42.tok2.com/home/catbird/bennsyouhou.h …
を参照下さい。
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計画経済のソビエトと自由経済のアメリカが競い合っていた大戦後の世界で、人工衛星や有人衛星にソビエトが先んじた頃は計画経済の方が効率が良く、技術進歩が早いのではないかと思われていた時代がありました。

計画経済は自由経済の無駄を省きアメリカをキャッチアップしたかに見えたのです。
しかし、それは目標であるアメリカが存在していたからです。計画経済は先の未来が見透せていなかったのです。計画経済を策定する役人や共産党幹部は変革を求めず自分の地位を保全することに終始したのです。この人間本来の保身が計画経済の発展を困難なものにしたのです。自由経済こそが無駄も多いが、自由であるがゆえに新しいものが生まれ出てくるのです。この競争は大きな実験でしたが、自由経済がより優れていることを証明したのです。

資本主義の長所であり短所でもあるのは資本という大きなお金が自由競争に勝つように出来ていることです。歴史的にはオランダの東インド会社がポルトガルやスペインに勝つためにヨーロッパから資本を集めて設立した会社が大成功したのです。この大成功が資本主義の始まりです。大きな資本が勝ったのです。大きな会社が勝つことは大きな資産を持つ個人も勝てることを意味します。これが貧富の格差に繋がるのです。

資産が無く能力も無い者には辛い経済ですが、能力あるものはのし上がることも可能な経済でもあります。旧帝大を卒業して成功するものもいますし、その道のプロになりのし上がる者もいます。その自由さは自由経済ではかけがえのないものです。
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共産主義と資本主義は人間理解の根本において異なります。



共産主義社会は必ず破綻することになっていますが、その根本原因は、「正しい計画を作れば正しく発展する」という謎の前提を置くところにあります。

確かに、共産党のみが正しいので他の政党をなくせば余計な党派争いもなく政治的決断も早いです。(ファシズムと同じですね)あらかじめ需要と供給を予測して効率よく生産すればムダも無くなるように見えます。(計画経済)

しかし、人間の本質はそのように出来ておりません。他と争い勝ち抜いていくことでしか効率も改善もないのです。資本主義国家との覇権争いの末に共産主義国家に残ったのは、国家全体を覆う巨大な怠惰でした。ソビエトの末期は国民全員が暇な公務員のような状態になったのです。

賢い指導者が指導すれば国家は繁栄するなんていうのは今の北朝鮮と同じですね。実際は何の能力もない太った豚が遊んでいるだけです。共産主義を理想とする人間は、賢い自分が愚かな民衆を支配して正しく導くというぞっとするような傲慢な思想を持っています。

人間はそのままでは愚かであるが、ただ他者と競争することによってのみ発展し、その競争によって生き延びたもののみが正しい、という生物の原理を是認したのが資本主義です。これは他人を蹴落とす冷酷な社会になる可能性が高いのですが、少なくとも己等を正しいと仮定してシコシコと計画経済を夢想する共産主義とはかけ離れた大きなエネルギーを持つ社会を作ることができます。
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一社のみは競争力の低下を意味します。


どん兵衛と赤いきつねが あるから消費者の好みがわかれます。
ペヤングが失態をおかしても、一平ちゃんがあるから焼きそばには困りません。
それがどん兵衛とペヤングだけしかなかったら
どうでしょう。
もちろん、その会社がどん兵衛も赤いきつねも作ればよいのですが、どちらか後発になったものに対しての設備投資は遅れがちになります。
これが国内だけなら競争相手がいないものだから
安泰ですが国際競争となると非常に弱く
またベンチャー企業が育ちませんから時代の訴求への対応が遅れます。

また研究分野において
資本主義なら開発者に対して特許が認められるので
開発意欲がわきますが
共産主義になりますと
開発をしてもその開発したものを製品化するための
稟議に手間がかかり
また開発者へのメリットが少ないものだから開発者のモチベーションは低いものになりがちでこれも国際競争力にかなわない側面が
あります。

資本主義は弱肉強食の淘汰される世界なので
そこには不安定さを否めませんが
それだからこそ生き残りのために知恵をだし営業努力をするのです

ライバルもなく営業努力の必要が少ない一社独占が
弱肉強食の国際社会で勝ち抜ける体力があるかどうか疑問です

中国が発展をみせていますが資本は日本や欧米の協力のもとで彼らの安い人件費と国内消費人口の多さで
まかなえているだけで
実質、オリジナリティーがないので人件費の高騰に
ともない、いずれ頭打ちの状況になるはずです。
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>資本主義とは、限りなく効率を高めることだと思うのですが



それは違います。
資本主義・民主主義はとても効率が悪いシステムです。

今回の総選挙で700億円かけたんですね。
共産主義だと選択肢はありませんからお金をかけて民意を問う必要がありません。
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