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ワインドアップ投法は球威が上がるというのは本当でしょうか。
ワインドアップは他の投法と比べて体全体を使うから球威が上がるといわれていますがイマイチ理解できません。

私は阪神ファンですのでワインドアップといえば能見投手が思い浮かびます。
ただ、見ていてもワインドアップで球威が上がりそうな動作をしているかどうかといわれれば疑問です。
振りかぶった後に手を胸のあたりに持ってくるときにはかなり動作が落ち着いていて、ノーワインドアップでも同じくらいのように思います。

セットポジションと比べれば動作に幅が出て球威は上がりそうですが、ノーワインドアップと比べても大差がないように思います。
小山正明さんは「過去の偉大な投手はみんなワインドアップだった」「ワインドアップで投げた方がいい」と語っていましたが、個人の好み・向き不向きの問題なだけのように思えます。
余談ですが、小山さんは「肩は消耗品」という考えが大嫌いな人ですね。

見た目的にはワインドアップはカッコいいとは思いますが、球威が上がるかといわれれば疑問があります。
皆さんはどう思いますか。

A 回答 (4件)

大谷昇平自身が、


球威よりも安定性をと考えて、高校時代のワインドアップからセットポジションに変えている

で、プロ三年目でより球威球速をと言うことで、ワインドアップに戻す事を検討している

実際に投げている人間が感じているのだから、違いがあると思って良いのでは?
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あなたの考える通り、ワインドアップでもセットポジションでも球速はほとんど変わらないというのが正しいでしょう。



英語の記事ですけど、メジャーリーグの統計を使った結果です。
http://www.hardballtimes.com/tht-live/does-the-s …
細かい内容は説明しませんが、このリンク先にあるグラフがその結論と言っていいでしょう。
このグラフは、ランナーがいる時といない時に投げたボールの球速の平均をとったものです。横軸がランナーがいない時の平均球速、縦軸がランナーがいる時の平均球速で、赤い点一つは年間に1000球以上ストレートを投げたピッチャー一人の平均球速に相当し、青い点一つは年間2000球以上のストレートを投げたピッチャー一人の平均球速に相当します。赤い点、青い点一個一個が別のピッチャーに相当するので、それなりのサンプル数をとっていることがわかります。グラフの真ん中に45度の角度で直線が引いてありますが、赤い点や青い点がこの直線に近いほど、ランナーがいる時といない時の球速の差が小さいということを意味します。つまりほとんど差はない。

こっちはバイオメカニカル的に分析した結果です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17986632
論文の全文は購読しなければ読めないので詳細についてはわからないが、要約によるとワインドアップとセットポジションでの平均球速の差は0.2m/s,これは時速に換算すると、0.72 km/hです。誤差の範囲でしょう。
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スピードを求めるなら誰が何といおうがワインドアップが有利なのは明らかです。



要するに投手がボールを握って静止した状態から、指からボールを離すリリースの瞬間まで、その過程で「ボールが動いた距離」が中断などなく動いていたなら、動いた距離=加速度が成立します。

質問者様の言う「偉大な投手はみんなワインドアップ」というのは、もう1つの意味として「昔の投手の速球は160キロ超えてたよ?」とお歴々が常々語る理由付けにもなっています。昔のようにバイオメトリクスが成立していない時代、とにかく腕を大きく振ってボールに強い遠心力を与えて放り投げる、これが速い球を投げる唯一絶対の要素でした。今のように下半身からひねる力を上半身・腕・指先に伝えて~なんて話は野球を知らないインテリの話、と一刀両断されていた時代です。

それが可能なのは、当時と現代での成人男子の筋力の違い、もあります。筋肉量は現代人が上の筈なのに、そこから発生する力に雲泥の差がある。だからこそ、ほぼ肩から指先までしか使わないような大振りの投球でも、現代で言う速球派の同様のストレートが平気で投げられていた。

もちろん、懸念がある通り振りかぶっての投球はリリースの位置を一定化させることがかなり困難になります。そもそもリリースポイントが違って当然のストレートとカーブくらいしか変化球がない時代ならともかく、リリースポイントが同じでなければ使い物にならない現代の投球(チェンジアップ・スライダー全盛期の現代はそれだけで見極め可能)で、コントロールが付かないのは致命的です。

さらにいうなら、大谷翔平も同球団の先輩のダルビッシュにしても、バイオメトリクスへの理解度と再現性が体に染みついていたら、ワインドアップだろうがセットポジションだろうが、実は球速に大きな差がないことはすでにスポーツ科学的にも実証済み。ではなぜ大谷投手がワインドアップを試すのか。個人的な意見で言うなら、

「速球派でありがちな肩肘の故障防止のためでは?」

当然ですが、振りかぶって投球すると特に肩から肘、手首にかけて大きな力がかかります。さらにいうならセットポジションより明らかに肩の可動範囲は大きくなります。ノーワインドアップで固まった肩の可動域を広げるために、現代の投手でもマウンドでの投球練習であえてノーワインドアップで投げ、試合ではセットポジションでというケースがあります。さらなる球速アップと、よりいっそうの肩の動きの柔軟性向上、その両面を狙ってのチャレンジでは、と思います。
(ただ気をつけないといけないのは、当然肩関節と腱板に大きな負担がかかりますので、異常が見つかったら速やかにやめるべきですし、投球後のケアも昨シーズン以上に入念にしないと。昔の投手がこれを可能にしたのは、今のクーリングを極端に実行する例が多かったため。たとえば氷風呂に入るとか。理屈上肩だけ冷やすより血液全体が冷えた方が火照った個所の冷却効果は高くなりますし。ただ、体全体を冷やすことでの負担もあるのでおすすめはしませんが)

ワインドアップで球威が上がる、は「(利点も難点も含めて)理屈が分かっていれば」当然の結果です。変則投法の投手がワインドアップで投げても球威も球速も何一つ向上しません。
※往年の名投手、元阪急山田久志投手が唯一の例外でしょうか。球速はともかく結果としてワインドアップとセットポジションでの被安打率がセット時の方が高いと。
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リリース直前の伸張反射、反動動作を、各投球の都度、身体に承知させるために投手は振りかぶる。

伸張反射の効用を思い起こさせる動作を介入させることで球威が増すのは明らか。

個人的には、前方が無防備になり、戦う男としては甚だ格好悪いが、格好悪さより、たいていの投手は球威、球速の向上を目論む。稀に、球威、球速より制球を選択する投手がいるということに過ぎない。反動動作が少ないほどコントロールは定まるという理屈。
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