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日本語を勉強しててずっと気になってるのが、外来語、特に英語から来た外来語が多いということです。そして日本語のポッドキャストを聞いてる限りでは、それがものすごいペースで増えてるらしいです。

もちろん、英語や他の言語も同様、外来語が多いでしょうが、日本語での外来語が一番多いような気がします。

本当に日本語には外来語が多いのでしょうか?本当だとしたらこれはどうしてでしょうか?

誰か教えてくれたら幸いです。

A 回答 (2件)

そもそも日本語は「常にリフレッシュされる外来語を取り入れるのに便利なようにした」言語であると言っても過言ではありません。



助詞を利用した文法構成のゆるさ、カタカナ・ひらがなの書き分けによる外来語の峻別、漢字の読みの多様性、などで、漢字を受容したときから大和言葉と統合できるように言葉を進化させてきたのが、日本語であるといえます。

しかし、それだけでは外来語が増えるわけではありません。外来語がなぜ増えるか。それは日本人が「新しい知識・概念・思想」として外国のものを自分に常に取り入れているからです。
日本人は「思想は外国からやってくる」ものだとおもっており、儒教思想・仏教思想・西洋思想、アメリカ思想などを効率よく学ぶために、外来語を常にとりいれているのです。

たとえば「サスティナビリティ」という言葉が最近流行っています。日本語にすると「持続可能性」となります。

これは地球温暖化の問題の本質が「人類の生活がこのままどこまで持続可能か?」というところから、引用されるようになった言葉であり、日本でサスティナビリティといえば、原則的「温暖化に関する持続可能性」に特化されています。

このような表現を常に外国語から借りてきて、その時代に合うように利用するのが日本語だといえます。

日本人は「思想」がだいすきです。しかもその思想持ってきて切れるのは外国だと思っています。今は欧米の思想が一番有利だからみんな西洋風の言葉を利用して、カタカナでその思想らしきものも利用しようとするのです。
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この回答へのお礼

興味深いご回答どうもありがとうございます!

回答の最後の方によく分からない分があるんですけど、説明してもらえませんか?

「しかもその思想持ってきて切れるのは」

これはもしかして、「持ってきてくれる」の間違いじゃないでしょうか?

お礼日時:2015/02/05 23:58

私は言語学者ではないので、あくまで、海外在住経験を持ち、仕事で海外や外国人と接する機会が多い1個人の感想としてお答えさせていただきます。



>本当に日本語には外来語が多いのでしょうか?
多いと思います。日本語における外来語の比率は、ある調査によると、1956年に9.8%だった外来語が、1994年には34.8%に増加しています。2000年以降の数値はカテゴリーが非常に細かく分けられた為、みつけられませんでしたが、ご指摘通り、カタカナ英語や和製英語がものすごい勢いで増えていますから、過去以上に比率が高くなっているものと推察します。

>本当だとしたらこれはどうしてでしょうか?
もともと日本は中国から漢字そのもののみならず、漢語も導入してそれらを日本語に変換してきたので、外来語を受け入れることに対する対抗感がもとから少ないのだと言えます。
ひとつの国の言葉に、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3つがあるのは日本特有です。本来自国にない言葉や、知らない文化や物をカタカナを使うことで、紹介しやすくなるという利点があります。
ですから、日本では昔から外来語の多くがカタカナで表されてきました。
・室町時代:ポルトガル語から「ビロード」「パン」「テンプラ」「カルタ」など
・江戸時代:オランダ語から「メス」「コンパス」「ガス」「ポンプ」など
・明治時代:フランス語から、「アトリエ」「デッサン」、イタリア語から音楽用語の「ソプラノ」など

加えて、明治維新後英米から学んだ「英語」が外来語として定着した上、第二次世界大戦で敗戦国となり、アメリカの占領下となったことで、英語教育および英語由来の外来語がグーンと増えたのではないかと考えます。
最近は、本来英語にはない言葉を、勝手に作りだして使用したりが多すぎて、個人的にはちゃんとして英語教育の為にもよろしくないなあと思ったりします。外来語に拒否反応がないのはいいことですが、由来や本来の形をちゃんとわかった上でアレンジするようにしてもらいたいものですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/02/05 03:15

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