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ドイツ語の名詞の性は悩ましいところですが、見分け方というものはある程度はありますね?!

-chen,-leinとか縮小語尾は中性、外来語は大体中性、-tionは女性、-gelは男性、-selは中性、
-selは女性でしょうか。-nisは中性
他にいろいろありますでしょうか・圧倒的に多いのは女性なので、わからなかったら女性で言うと
も聞きますが、名詞の性を間違えても通じないということはないでしょうが、kaputtな感じでしょうね?
見分けるコツといいますか、他にありましたら教えていただきたくお願いします。

A 回答 (4件)

こんばんは。



昨年も似たような質問があって、誰かが、一つずつ覚えるしかないというような回答を書いていたような記憶があります。しかし、文法書などには、語尾の形から区別ができる例が書いてあります。それを書く前に一つ注意していただきたいのですが、「-nisは中性」とはいえません。中性名詞は多いですが、中には「die Kenntnis」というのがあります。私の手元にある文法書には、次のような区別が挙げられています。

男性名詞
-er, -ler, -nerの語尾を持つ行為者、器具を表すもの
Lehrer(教師)Künstler(芸術家) Redner(演説家)Kugelschreiber(ボールペン)など

-em, -ich, -ig, -ing, -ling, -pf, -sch, -richの語尾を持つもの
Atem(呼吸)König(王)Frühling(春)Kopf(頭)Fisch(魚)など

女性名詞
-ei, -ie, -in, -heit, -keit, -schaft, -ung, -ion, -tätの語尾のもの
Lehrerin(女教師)Freiheit(自由)Freundschaft(友情)Handlung(行動)Nation(国民)Universität(大学)など

中性名詞
-chen, -lein,(縮小語尾)
Mädchen, Fräuleinなど

-nis, -sal, -tumの語尾を持つものの大部分(先ほどご注意申し上げたように、すべてではないので、確認が必要です)
Verhältnis(関係)Schicksal(運命)Altertum(古代)など

動詞の不定詞を名詞化したもの
Essen, Lebenなど

(「基礎ドイツ文法の研究」信岡資生著 三修社より)

これだけでも結構助けになると思います。あとは、たくさん覚えていくうちに、意味や雰囲気(?)から、何となく推測できるようになります。

>圧倒的に多いのは女性なので、わからなかったら女性で言うとも聞きますが

そういうことはないと思います。

>名詞の性を間違えても通じないということはないでしょうが、kaputtな感じでしょうね?

よほど頻繁に間違わなければ、kaputtな感じとまではいかないでしょう。ネイティヴスピーカーでも、子供はもちろんですが、大人でも間違うことがあります。私はドイツ語圏に長くいましたけれど、ある時レストランで友人たちと食事をしていたとき、一人の女性が、「das Fisch」と言って、すぐ「der Fisch」と言い直していました。また、E-mailというのはなぜか女性名詞なのですが、外来語という判断で、das E-mailと書いてくるネイティヴの友人、知人がいます。逆に、性を間違うと通じない例もあります。例えば、Bandという語には、三つの性の形があります。

das Band リボン、テープ 複数形Bänder
der Band (全集、叢書などの)巻、冊 複数形Bände
die Band バンド、楽団 複数形Bands (英語から)

また、国によって違う場合もあります。「ガス」は、標準ドイツ語ではdas Gasですが、オーストリアでは女性名詞で、die Gasとなります。
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なお、先日の「mehr als」御質問に関してですが、お礼をいただいた通知メールが入ったので見たところ、もう一件回答がありました。それで、補足が必要と思って書き始めたのですが、途中で締りになってしまいましたので、ここに書きます。
überzogは、もちろん複文のichの述語動詞ですが、あそこに例文をいくつか御紹介したように、動詞の前にmehr alsが挿入される形はあり、そのあとに脱落があるわけではありません。ネットで調べたところ、NHKのテキストのようですね。そちらにももちろん脱落はありませんでした。mehr alsのあとに動詞が来ることがあるのか、と考えるより、mehr alsが「挿入されている」と考えた方がわかりやすいと思います。あとにつづく動詞の意味をさらに超えた程度であることを表します。
それから、lange Reisenの方ですが、これは成句で「長期旅行」です。何度も旅行に出てはまた帰ってきたという意味ではないので、特に複数として訳す必要はありません。reisen という動詞のニュアンスには、日本語の「旅行」のように、旅すること全体を意味するほか、場所の移動も表します。ある場所に旅行する行程を、hinreisenと言い、旅行から帰ることをzurückreisenと言うことでもわかるでしょう。長期旅行の場合、例えばA地点からB地点に旅行(移動)し、しばらく滞在してさらにC地点に移動する、そういう意味での旅行=移動の連続ということで、複数になっています。ドイツの旅行会社にも、lange Reisenという社名の会社があります。以上補足です。

御参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

すばらしいご回答ありがとうございます。名詞の性には大まかな傾向はあっても、例外もあるのですね。また前回の質問への補足もいただき感謝にたえません。

lange Reisenは「長期旅行」ということなのですね!!!行ったり帰ったりしていたのかと思っていました。

die Kenntnisなのですね。昔、Pruefung zum Nachweis deutscher Sprachkenntnisseという試験を受けたことがあります。befriedigend bestandenでまあまあ合格できました。

Tastenkastenさんのように何となく勘で名詞の性がわかるようになれるように頑張りたいと思います。
本当に役に立つご回答を毎回いただき感謝感激です。ありがとうございます。

お礼日時:2015/02/03 00:08

お礼有難うございます。



>今日は新しいRechtschreibungを初めて勉強しました。

私は、旧正書法で学んだ年月が長かったので、いまだに徹底できていません。パソコンに導入したドイツ語のオートコレクトだのみです(笑)。もっとも、外国人として学ぶときは、正書法をちゃんとやらなければいけないと考えるのですが、ネイティヴスピーカーは必ずしも徹底していないですね。旧正書法の時代でも、コンマを打つべきところで打たない人がたくさんいました。今でも数人の人とメールのやり取りがありますが、正書法は必ずしも守られていません。言葉というのは、個人の個性が出るもので、正書法は、政治的決定に過ぎないということもあります。人によって違う書き方を見るのも楽しいものです。

>2格は話言葉ではほぼ消滅したと言う人もいますが、どうなのでしょうか?

ごく単純に、「~の」と所有を表現するような形は、もちろん今でも普通に使います。Das Buch meines Vaters.でも、Das Buch von meinem Vater.でもよいです。しかし、Das Buch ist Peters.とか、Das Buch ist meiner.というような言い方はもうしません。Das Buch von Peter.とか、Das Buch gehört mir.が普通です。しかし、副詞句など、いくつかの決まった言い方は残っています。例えば、meines Erachtens(私の考えでは)などという言い方は普通に使います(話し言葉では、meines Achtensという形もよく聞きます)。

>ZwiebelfischさんのDer Dativ ist dem Genitiv sein Tot.という文がありました。正しくはDer Daitiv ist des Genitivs sein Tot.であるべきだと。

Zwiebelfischという本があるようですね。知りませんでした(TotではなくTodです)。Der Dativ ist dem Genitiv sein Todという書名のベストセラーがあるようですが、これは皮肉でしょうね。「3格(与格)は、2格(属格)にとってその死である」という傾向から、Der Dativ ist des Genitivs sein Todとすべきところをわざと3格で書いて書名にしたのでしょう。ちなみに、Zwiebelfischというのは、私は、ドイツのSpiegel誌のホームページで読んでいました。下にリンクを張った、Spiegelの「Themen A-Z」のページのZの項に、「Zwiebelfisch」「Zwiebelfisch-ABC」「 Zwiebelfischchen」「Zwiebelfisch-Kolmune」の四つのコーナーがあります。ちょっと読むのは難しいかもしれませんが、慣れたら御覧になってください。今、ちょうど音楽カテで、オーストリアとドイツの話をしているのですが、「Zwiebelfisch」のページに、オーストリアのドイツ語が、標準ドイツ語にとって替えられようとしている危機について書いてあり、興味深く読んだところです。

http://www.spiegel.de/thema/index-z.html

またお会いしましょう。
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この回答へのお礼

新聞や雑誌でも新正書法に従っていないところもあるようですね。学校教育の現場でも州によっては旧正書法を変えていないことろもあると知りました。さすが地方分権の強いお国ですね。


会話でも普通に所有格を使うのですね。話し言葉と聞き言葉が乖離してしまうということは不自然だと思っていましたが、やはり普通に使っているということを知リ得たことを嬉しく思います。また今では使われなくなった表現も教えていただきありがとうございました。

お礼日時:2015/02/06 20:34

追加回答です。


もう一冊手元にあった文法書、「中級ドイツ語の研究」(信岡資生、藤井啓行著、朝日出版社)に、語尾による区別のほかの例が上がっていました。追加分だけ書きます。

男性名詞
外来語で、-ant, -ast, -ier, -ismus, ist, -orの語尾のもの
Konsonant(子音)Gymnasiast(高校生)Kapitalismus(資本主義)Egoist(利己主義者)Doktor(博士)

女性名詞
外来語で、-ie, -ik, -ion, -tät, -urの語尾のもの。回答番号No.1に挙がっていないのは、-ikと-urなので、その例だけ挙げます。
Kritik(批判)Diktatur(独裁)

中性名詞
外来語で、-[i]um, -ma, -mentの語尾のもの
Aquarium(水族館)Album(アルバム)Thema(テーマ)Experiment(実験)
ただし、-mentの例外に、der Zement(セメント)がある。

意味による性の識別の例

男性名詞
四季、月、曜日名 Frühling, Januar, Sonntag
気象、方位に関する名詞 Regen, Taifun, Osten
鉱物名 Diamant, Sand

女性名詞
植物名の大部分 Tanne, Rose, Traube

中性名詞
金属名には中性名詞が多い Gold, Nickel

性により意味が違う例
der Erbe(相続人)das Erbe(遺産)
der Gehalt(内容)das Gehalt(俸給)
der Hut(帽子)die Hut(保護、用心)
der Leiter(指導者)die Leiter(はしご)
der Schild(楯)das Schild(看板)
die Steuer(税)das Steuer(舵)
der Tor(愚人)das Tor(門)
そのほか。これらの例の場合、複数形も異なる場合が多いです(Gehalte/Gehälter, Hüte/Hutenなど)

ただ、語尾による区別を先に無理に覚えなくても、語彙が増えるうちに、このような語尾による性の一致が自然に頭に入ってくると思います。

御参考まで。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>ただ、語尾による区別を先に無理に覚えなくても、語彙が増えるうちに、このような語尾による性の一致が自然に頭に入ってくると思います。

そのようになれるように勉強したいと思います。

今日は新しいRechtschreibungを初めて勉強しました。
ZwiebelfischさんのDer Dativ ist dem Genitiv sein Tot.という文がありました。正しくはDer Daitiv ist des Genitivs sein Tot.であるべきだと。2格は話言葉ではほぼ消滅したと言う人もいますが、どうなのでしょうか?

お礼日時:2015/02/03 20:12

お礼ありがとうございました。

もう一つ、性の違いで意味が変わる代表的な例を挙げるのを忘れました。

der See 湖
die See 海

詳細は辞書でご確認ください。
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この回答へのお礼

そうでしたね。ありがとうございました。

お礼日時:2015/02/06 20:25

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