プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

子供のころ習っていたピアノを1年前、20年ぶりに再会しました。

習っていた時はツェルニー30番とソナタアルバム1を終わっていて、ショパンワルツなどを弾いていたのですが、
再開してしばらくは指が動かず、ハノンとバッハインベンションをさらってようやく戻ってきたところです。

指は動く方ですが手が広がらないので、オクターブ連打に苦労したりしています。脱力もちゃんとできていなかったようで、本当は先生につきたいのですが、
時間の余裕がありません。それで独学で、下記をやっています。

・ハノンのスケールとアルペジオを15分
・ツェルニー40番(今、真ん中あたり)
・バッハインベンション(今13番で、あと2曲)
・好きな曲(ベートーベンソナタ悲愴の3楽章)

1日1時間半から2時間くらいの練習時間です。これに、近々
モシュコフスキ 20の小練習曲
を加える予定です。

バッハインベンションが終わったらシンフォニア→平均律と進める予定です。

悲愴3楽章はそろそろ仕上がるので、その後はモーツァルトソナタK.333をやる予定です。

YouTubeなどでいろいろな人の演奏を聴き比べたり、ときどき録音しては、弾き方を見直したりしています。


お聞きしたいのが、このレベルでの独学者が気をつけた方がいいのはどんなことでしょうか?


脱力ができていないと肩こりや腱鞘炎などになるので要注意と思い知らされて、今はそれの改善を目指して練習しています。

他にもいろいろあると思います。「できれば習った方がいい」と言われるのですがそれができないので、独学で陥りやすい点などアドバイスお願いします。

自宅に置いてるのは電子ピアノですが、週に一度くらいはグランドピアノを弾ける環境です。

趣味で楽しんでいきたいと思っていますが、弾きたい曲を弾けるようになるまでもう少し力をつけたいのです。

弾きたい曲はベートーベンソナタ、できればリストです。

質問者からの補足コメント

  • 女性への回答リクエストとなっていますが質問投稿の際のミスです。男性の方からの回答も嬉しいです。

      補足日時:2015/02/05 19:40

A 回答 (1件)

こんにちは。



女性への回答リクエストとなっていますが、この教えて!gooは、先週、突然OKWaveとの提携を解消して独立したため、現在、回答者が不足しています。独立する前から、このようなピアノの演奏テクニックについては、回答がなかなか付きませんでしたので、とりあえず男性の私から回答を始めさせていただきます。なお、私は一応プロの演奏家、作曲家です。
たしかに、先生に習った方がいいということはありますが、独学でも、気をつけてやれば大丈夫です。先生といっても、人によって技術レベルの差や教え方の上手下手もありますので、運が悪いとかえってマイナスになることもないわけではありません。
脱力について、特に気になさっているようですが、確かに脱力は、手の病気を防ぐうえでも、また、上達のスピードを上げるためにも、早くから体得することが望まれます。ただ、この脱力ほど、完全な体得が難しいことはありません。一流のピアニストでも、完全にできていない人はいます。私の場合も、完全な脱力を体得するのには時間がかかりましたし、最終的には、自分一人の試行錯誤によって会得したもので、教わったものではありません。
手の脱力を目指すには、手だけで考えていてはだめで、椅子への座り方、腹筋で上半身を支えるという感覚の体得が必須です。おなかで上半身が支えられていないと、無意識的に肩や腕などに力を入れ、それによって上半身を支えようとします。そうなると、手首の脱力もしにくくなります。また、指を動かすとき、指そのものにはほとんど筋肉はないので、指そのものに力を入れることには全く意味がなく、手首を通って肩の方まで伸びている筋肉の方を使います。そのため、腕に余計な力が入っていると、その筋肉の動きが阻害されて十分働かず、何時間練習しても疲労が増すだけで、筋力は上がりません。また、ピアノを弾くときは、筋肉の強さ、鍛練だけに目標を絞るのではなく、腕の重みを使って打鍵するなどの各種テクニックをうまく組み合わせて、効率よく弾くのが最善ですが、そのためにも脱力は大事な前提となります。
脱力を学ぶためには、多少回り道でも、じっくり取り組む必要があります。まず座り方ですが、おなかで支えるという感覚がわかりにくければ、まず一度椅子に腰かけ、肩から指先までの力を完全に抜いて、ぶらっとぶら下げた状態にしてください。そのまま、両足を伸ばして持ち上げると、上体をまっすぐに保つために、自然と腹筋に力が入ります。これを、足が床についている場合にも使うようにして、肩から指までが自由になっている状態を保てるようにします。そして、その場合、椅子の高さにも注意が必要です。低すぎると背中が丸まりやすくなります。自分に最も適した高さを見つけるのに、少し時間がかかるはずです。独学で陥りやすいのは、やはりこの姿勢の崩れによる硬直です。
以上の点に留意しながら、次は、手首などに力を入れずに打鍵するタッチの感覚を習得します。脱力の体得と、筋力の強化を効率よく達成するためには、とにかく遅いテンポで根気よく練習することが重要です。多くの人が、ある程度弾けるようになると、あとは少しずつテンポを上げていけば、自然に早く弾けるようになると思いがちですが、そううまくはいきません。理想的な打鍵テクニックを会得していないままテンポを上げても、必ず途中で壁にぶつかります。
脱力した状態での打鍵の練習方法ですが、まず、手首や腕から完全に力を抜いた状態で、手を鍵盤の上にふわっと置き、一音一音ゆっくり打鍵していきます。使用するのは、スケールでもエチュードでもよいですが、例えば十六分音符の並んでいるような曲であれば、十六分音符=40というようなごく遅いテンポで、指全体を付け根から動かして打鍵します。その時、手首の力が抜けたままであれば、打鍵するごとに手首が上方へピョコンと跳ね上がるはずです。手首を上下に揺らしてはいけないと習ったかもしれませんが、これは脱力を理解するための練習ですのでかまいません。理解できたら、もとに戻してください。
練習する曲の選択は、大体今のような感じでよいと思いますが、バッハのシンフォニアになると、三声を弾くようになります。片手で二声を弾くときに、手を固くしてしまうようであれば、まず、シンプルなニ声の曲を使って、十分に脱力の感覚をつかんでください。
また、まだ少し早いかもしれませんが、ハノンの第1番からの普通の練習曲を移調して弾くと、いい練習になります。すべての調に移調するのが理想ですが、時間もかかりますし、手への負担も大きいので、いくつかの調を少しずつピックアップしてやるとよいです。この時、指使いは、白鍵だけのハ長調を弾くときとまったく同じにします。最初は非常に弾きにくく感じますが、これは、指の独立と均一化に有用です。バッハの平均律の複雑な曲をやるようになった時に、その効果が感じられると思います。
音楽家の手の病気を専門に扱っている医師の調査によると、最もトラブルが起きやすいのは、オクターヴの練習のようです。手があまり広がらない場合、どうしても手に力を入れ、オクターヴに合わせた形に固定して、腕で叩くというまちがいをしやすいです。やはり、打鍵する指そのものの付け根からの動き、手首の振り、ひじからの下腕の振り、肩からの動きをうまく組み合わせて弾くようにします。どれか一つに偏ると、負担が出ます。
昨年、やはり趣味でピアノを弾いている方の質問に回答しました。その方は、ショパンのエチュードまで進んでいたので、特定の曲についての説明ではありますが、一部、参考になるかもしれないので、リンクを張っておきます。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8822717.html

以上、御参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>女性への回答リクエストとなっていますが
そうでしたか、、質問するの初めてなのでそこまで見てませんでした。

脱力の具体的な方法有難いです。プリントしてピアノの横に貼ってガンバリます。

オクターヴの練習をやると手を痛めてしまうのでできないでいました。
負担がどこかに偏っているのですね。リンク先も参考になります。
ハノンを移調して弾く方法をやってみましたが、今まであまりやらなかった指の動きをしている感じです。明日からちょっとずつやっていくことにします。

「こういうアドバイスが欲しかった!」という回答をいただいたと思います。独学はなかなか上達しないかなと思っていたのですが、希望が見えてきました。

重ねてお礼申し上げます。

お礼日時:2015/02/05 19:32

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