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アニメはパソコンを使って描いているのに、漫画は手描きが多いのはなぜですか。なぜこうアニメと漫画で作業のやり方を分けるのでしょうか。
なぜ漫画もアニメと同じように作業が速く進むパソコン作業でやる人が少ないのですか。

A 回答 (6件)

私は普段、趣味でパソコンで絵を描いているものなのですが……、


漫画が手書きが多いのは当然とも言えます。

まず「練習時間」の問題です。
パソコンで絵を描くと簡単には言いますが、パソコンで絵を描くのと手描きなのは、絵の具で絵を描くのと鉛筆で絵を描くのと同じくらい違うと思ってください。
つまり描く道具が違うので、手書きで上手な人も、パソコンでは練習して慣れないと上手になりません。
もちろんパソコンで描く際の道具(ペンタブレットやソフトウェア)にもよって、練習時間は多少変わりますが、少なくとも一ヶ月、多ければもっと練習が必要になるでしょう。
それだけの時間があれば、手書きでもっと上手い絵が描けますし、漫画もたくさん描けますので、パソコンは使いません。
まあ、これは短期的な話で、長期的に見ればメリットが多いのですけれどもね。

続いて、「手書きの味」です。
パソコンだと、どんな線でも綺麗に描けます。と言うか、綺麗になってしまいます。
そうなると手書き独特な味が消えてしまうのです。
また、私のような趣味レベルの下手クソだと、その味が消えることで絵の魅力が消えて、パソコンだとより下手さが目立ってしまうのです。
なので、その味が消えることを嫌う漫画家さんは、手書きをやめないでしょう。

最後に「金銭」の問題です。
パソコンで絵を描く以上は、パソコンにお金が必要です。
さらに専用のソフトウェア、ペンタブレットなども必要です。
パソコンは、絵を描く以上はモニターが大きいもの、CPUやメモリという性能が良いものが良いので、どんなに少なくても10万円のものが欲しいです。
そしてソフトウェアはだいたい1万円から2万円。
ペンタブレットも数万円から10万円以上のものまであります。
となると合計で20万円近くしますよね。
ですが、漫画家を目指す人は小中学校時代から練習している人が多いです。
そうなると、そんな高価なパソコンを買わずに自然と手描きで練習するようになります。
そして大人になってお金に余裕ができた時には、パソコンで練習するよりも、新しく面白い作品を作ることを優先させます。
なので、そのまま手書きのままプロとして活躍します。


ただ、アニメ業界の場合は、あくまで会社ですので、長期的な効率性を求めます。
そのためにパソコンもガンガン使いますし、パソコンを使える人を優遇したりします。
そして最近では3DCGも多く使われるようになりました。
……しかしながら、アニメ業界と言えど、いまだに多くの会社が最初は手書き(原画と言います)で、それをパソコンで上から描いていくという手法を取っています。

私も絵を描いていて実感するのですが、やっぱりパソコンは最終的に綺麗になるし、修正なども簡単ですが、最初に線を描いたりする作業は手書きの方が素早くできます。

なので、漫画家さんは手書きの方が多いのでしょう。
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> アニメ


テレビの画像は毎秒30枚の画像の連続で動いているように見えます。

アニメのセル画を見たことが有りますか?
あれ、色を塗るのが大変なのです。
膨大な枚数を書くのに、一寸指や袖絵の具が乾く前にこすっただけで斑になってリテイクになるし、一枚100円~200円程度なので、一日10時間書いてもコンビニなどでアルバイトしたほうが何割か良い収入になる。
低賃金長時間労働の代名詞みたいな職業。

パソコンでやれば、例えば会話のシーンなどでは、1分でも1枚を1800枚に複製して、後はは口の所だけを形を変えてやればよい。
短時間に簡単に行える。
色もクリック一つ。
作業効率が格段に違う。

> 漫画は
人物デッサンは、同じ絵をコピーしてというわけにはいかず、いちいち人間が書く必要が有る。
また、アニメと違って色を塗るのは基本的に表紙だけ。
また、その色もアニメは基本的に単色または柄の構成だが、表紙の絵は複雑なグラデーション等で、クリック一つで彩色終わりというわけには行かない。

作業効率が格段に違うからですね。
アニメはパソコンで格段に短時間に簡単に行えるようになるメリットがあっただけ。
漫画でのメリットは比較にならないほど小さい。
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指導者のこだわりやパソコン操作技術の習得度合いでしかないと思います。


パソコンを操作して指タッチを表現できる技術(当然ソフトも)があれば、パソコン作業にすぐ移行できると思いますが、
パソコンでは指タッチは得られるはずが無い、と思っていれば使わないでしょう。
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>アニメはパソコンを使って描いているのに



3DCGアニメは線画じゃないので、論外ということで。
(あれは、マリオネットやクレイアニメの延長線上にあるもの)
メディアが違うのに、見た目似ているので錯誤しやすですが、
アニメはパソコンを使って描いているというのが間違い。
ま・この辺「描く」と言う行為をどう捉えるかですが
アニメは「制作」すると言うので「描く」パートは制作の一部。
日本の殆どのTVアニメは、絵コンテ・レイアウト・原画・動画の作画作業は
相変わらずの手描きでアナログ。
線画になった動画をスキャンして彩色→撮影・音を含む編集・
デジタルフォーマット処理の作業はPC。背景は、手描き・PC両方ある。
漫画で言えば、線画までは手描きで、それ以降スキャンしてベタ・トーン処理
最終原稿はデジタルというのと同じです。
セルと絵の具と撮影台・フィルムが消えたものの、
大量紙消費=手描き部分は今も昔も変わらず。

>漫画は手描きが多い

同人(コミケなど)で言えば、デジタル原稿の比率は約7割。
(男性の描き手の 約8割強がデジタル原稿・女性の比率はそれより少なく約6割)
つまり残りの3割がアナログ原稿。
ま、漫画を描く人というのは、中学生のアマも昭和の時代からの大御所も含むから、
必然で手描きの割合は多くなる。
人によってPC作業の割合が異なるのも一考すべき。
ラフ(ネーム)は手作業で、下描きからPCと言う人もいれば
線画は手描きでスキャンして以降の作業と言う人も、全てPC作業と言う人もいる。

アニメは、その制作過程において必ず「手描き」の工程を経ている。
漫画は、描き手個人がどの程度「手描き」で
どの程度PCを使うか各個人の選択に委ねられている。




 
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パラパラ漫画って分かりますか?


ノートの角に少しずつ変えて描いて、ノートをパラパラ見ていくと、その絵が動いて見える。

アニメは動きを見せるわけですから、これと同じです。
セル画と言って、1枚1枚少しずつ変えて描くのです。
膨大な枚数が必要です。
描く枚数が多ければ多いほど動きが滑らかで自然な動きになるんです。

昔はすべて手描きでしたから、とても時間がかかりました。
それが、パソコンなら簡単に元の絵をコピーできて、その一部を変えれば良いわけですから、手描きに比べれば、圧倒的に時間もかからず楽になったのです。

漫画はコマ割で動きを表しますから、アニメのように膨大な枚数の絵を描く必要がないのです。
だから手描きが多いのです。

まあ、漫画も立体感を必要とする場合は、パソコンの方が簡単ですからパソコンを使う作家さんもいますが。
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デジタルで描く人


処理の一部をデジタルにしている人はいますね。
特にトーンとか効果の部分とか背景処理とか…。

しかし、やり方をなぜ分けるかというより
目的が違いますから。

アニメは動かすことが目的ですし、動きを付けるにも
コンピュータ処理のほうが何かと都合がいいです。
動かすこと、何らかの動きをトレースさせるとか、カメラの角度や回り込みに動きを付けるとか
いろいろな「その後」を考えるとデジタルのほうが便利でしょう。

漫画は、その瞬間、場面をワンカットで表現しますし
多くは、掲載、単行本化されるときのほとんどがモノトーンですし
タッチや、線の勢いの表現が大きく絵の印象を左右しますから
アナログのメリットは大きいと思います。

アナログになれている人はアナログのほうが思うように表現できるというのもあるでしょうし
人気作家なら、移行する、取得する暇がないというのもあるかもしれません
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