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調べてもわからなかったのですが、戦国時代や江戸時代の人達は雪目にならないようにどういう対策をしていたのでしょうか?
教えて下さい!

A 回答 (5件)

半世紀以上前の子供の頃の話です。

ご参考まで。

豪雪地帯での冬は、峠越えの道路は閉鎖され鉄道だけが頼りの地方でした。
鉄道開通以前の時代には隣が他の勢力圏だったので、冬は文字通り陸の孤島でした。

そんな地域での冬の生活は、雪に埋まり穴倉の様に成った家に閉じこもり、
筵編みや草鞋作り等の室内作業をして過ごしていました。
雪の晴れ間に移動するにしても、勢力圏内での短い距離の移動で雪目になるような
心配は有りませんでした。従って、雪目の備えも不必要だったのです。

外に出たがるのは子供達だけで、特に寒さが緩み風が春めいて来るともう
我慢できません。それで、他愛の無い二つの遊びが有りました。
カンカン(寒々?)渡りと、兎追いです。
カンカン渡りは次の様なものです。
日中に積雪の表面が溶け、夜間に又凍ると雪原の表面は硬くなります。
子供がその上に乗っても踏みぬく事は有りません。
それで、1~2m下の小川や田んぼの水路の水音に気を付けて、2~3kmの
雪原を真っ直ぐに歩くのです。ドジで時々膝から腰まで踏みぬく奴がでてきます。
それをからかいながら目標地点まで歩くのです。
晴天の日にやるので、中には雪目を訴える奴も出てきます。「雪目」と云う
言葉と症状は当時子供でも知っていました。

予防法は、帽子を目深に被り手拭いでマスクをするように鼻と口を覆うです。
手拭いは目尻に来るくらいまで上にあげ、帽子と合わせて視野をできるだけ
狭くし、入る光を抑えます。車のサンバイザーの要領でしょうか。
毛糸の帽子なら、それですっぽりと顔を覆い、編み目の隙間から外を見ます。
時には手を顔に当て指の隙間から外を見る事もしました。
これは小学生向け雑誌から教わった、アイヌやイヌイットの器具を真似たもので、
長い距離を歩きますので常に顔を手で覆うのは実際的ではありませんでした。
小さな子が雪目を訴えて泣きだしたら、顔を手拭いで完全に覆い、手を引くか、
背負いました。背負われると顔が背中に埋まるので光は避けられた様です。

子供の頃は今から考えると100年以上前に現役だった方々が数多く居られた
訳ですから、生活の知恵的な「雪目対策用具」があれば私達も教わっていた
はずです。

兎追いは、3~5kmの雪原の先は里山で、春先は兎が動き出し、熊はまだ
冬眠中ですから、兎を追いかけて時間を過ごします。当然、捕まる訳はありません。
雪原を超えて里山に入ると、まず気付くのは葉の落ちた広葉樹の森の中でも
眩しくないということです。これは、地面が傾斜しており平坦では無い為に
光の反射が平原とは違う、木々の幹や枝が光を和らげる為と考えられます。
山中で、雪目を訴えられた経験は全く有りません。
これが猟師が特に雪目対策の用具を必要としない理由ではないでしょうか。

ゴーグル等が必要に成ったのは、人間が不自然な行動をするようになったからでは
ないでしょうか。雪山に行く、スキーをする等など。スキー場には行きますが、
雪山の遭難のニュースを聞くと、雪を知らないヒヨコが可哀想にと考えて
しまいます。
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この回答へのお礼

先ずは、とてもご丁寧なご回答、感謝致します!
現在では既に有り得ない豪雪地帯の冬の様子、とてもリアルで読み入ってしまいました。

草鞋作り等をして過ごす…という、雪に閉ざされた生活の時間と空間の感覚とでもいうのでしょうか、それは現代と違うのですね。
子供達の貴重なお話、生き生きした様子に感動を覚えました。
質問以上の情報まで、有り難いばかりです。

雪目対策、100年以上前に現役だった方がいらっしゃった頃に伝わっていなかったのでしたら、やはり用具は無かったかもしれませんね。
確かに、山は落葉した後だと暗くもありませんが、眩しい事もありません。
スキー場や畑など元は森林だった筈ですし、昔は今より樹木も多かったのですから、必要無さそうだと思いました。

昔の日本は何て素敵なのだろうと、やはり感じました。
穏やかな時代に少し思い馳せる事が出来、好奇心が刺激されるお話を本当に有難うございました!

お礼日時:2015/02/18 23:16

他の方の回答にもありますが、日本では樺太あたりの先住民が狩りの際に板に細長いスリットを入れた遮光器を使っていたと聞いていたことがあります。

この地方の方々は狩猟民族ですし、雪深い期間も猟を行わないと生きてゆけないため、必需品だったようです。
 戦国時代や江戸時代については、基本的に雪深い土地での移動は困難だったことから、この時期に行動するのはごく一部の狩猟業の方…マタギくらいではないかと思います。ただしマタギの使う道具の中には目を保護するものは見つけられません。
 もしかしたら必需品ではなかったかもしれませんね。
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この回答へのお礼

そうなんです、マタギの事も調べてみたのですが見当たらなかったのでした。
必需品ではなかったのでしょうかね?
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2015/02/14 16:06

スリット式遮光板についてはすでに回答がありますが,そのほか皮に細かい穴を多数開けたものも使われていたと聞きました(日本でかどうかは判りません)。

光量を減らすという原理は同じですね。
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この回答へのお礼

革ならば、確かに柔らかいので使い易そうです。
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2015/02/14 16:04

こんばんは


雪の反射から目を守るための器具ですね。
「遮光器」というものを使っていました。板や皮などに横方向に細いすき間を入れたものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%AE%E5%85%89% … にイヌイットの人たちが使っていた遮光器の写真があります。
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この回答へのお礼

遮光器土偶とほんとにそっくりですね(笑)
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2015/02/14 16:03

そもそも雪が大量に降る地方にはなかなか人が移動しなかったと思いますが、


山越え等をする人々は基本的に蓑笠だったり塗笠なんかをかぶっていたのではないでしょうか。
(口元は布だったり頭巾だったりで覆ったり)

もしかしたら、いわゆる「虚無宗」とかがかぶってる様な、深編み笠とか使ってたかもしれないですね(´∀`)
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この回答へのお礼

なるほど、深編み笠ならば丁度良さそうですね!
ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2015/02/14 16:00

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