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「進歩」という観念はきわめて曖昧である。なぜなら進歩の定義である「前進」によって我々が連れて行かれようとする先はどこなのかを述べられる事は普通忘れられているからだ。

人間が知的であることに進歩がない。どんな理工科学学生もデカルトより知識は上回っているだろう。だからといってデカルトが理工科学学生より知力が劣るということを意味しない。
我われは地球が回っていることは知っているが、ガリレオが知っているようには知らない。

科学から知れなければならないことは物を知ることは勿論であるが、それと同時に精神の形成でもあって、「科学は狂信に対する薬」であり、神話を退ける。我われは偏見と情念を通して物事を見るのが当たり前なのだ。

道徳的進歩なんてあるだろうか?今の人間は過去の人間より人間味があり寛大で勇気があるだろうか?
(ジョルジュパスカル/教育者アラン)

タイトルと引用文とは分離してて関係ないかもしれません。
パスカルの「アランと科学」の文中にあった『妖精電気』と言う言葉。
惹かれてしまったのですが、いまいち説明されていません。
科学の奇跡と呼べるような妖精とは?

質問者からの補足コメント

  • 科学の発展で全ての人が享受できる「現在ではにわかに信じがたいほどの贅沢なものが普及し人類の普遍となる」ということになるかもしれない。

      補足日時:2015/04/03 20:22

A 回答 (9件)

お礼ありがとうございます。



>「曖昧から明瞭へ、難しく抽象的な文章が難しい内容とは限らない。得てして逆が多い」G・パスカル

いい言葉ですね。
まさにその通りです。ってか、ある意味そのままです。


>原子の世界を考えると神も何か約束してくれてはいないし、人間不在になります。

なるほど〜〜。

たとえば、電波だけ見ると人間不在ですが
マッサンを見て涙したのは、私という人間です。

ラジオを聴いてバカ笑いするのも、私と言う人間です。
電話のやり取りでも感情は動きます。
でも、電波な訳ですよ。

思考も計測では、電気な訳です。
そんな所って、思索に如何でしょう。

パスカル氏の名言、気に入りました。
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この回答へのお礼

いつも「意味深げに」言い切ってみたところ(汗笑)、カントさんはそれをうまく汲んでくれさらにヒントくれますから感謝!
お礼が遅れたのは理由があって、電波と精神について考えてたのです。
体は位置を示して場所をとるけど魂もやはり電波みたいな波動?に乗ってどこへでもいけますよね
過去や未来にだって。

お礼を考えてたら質問になってしまって、再質問してみました。ひょっとしたら妖精電気とと関係あるかな?

お礼日時:2015/04/01 16:43

>科学は万人が生きる技術にするなら有益だけれども、


>人間の真の問題は人間自身に起因するもので、科学の学識そのもののおかげで、
>「理解しないで知識を得る習慣」を付けさせる事をアランは危惧してます。

思い切り日本の教育現場ですね(^^;;
享受しているものを、何か知らずに享受している。

思考を掘り下げることをせず、情報だけを蓄えて行くと
一部の身勝手な利用を避けられないでしょうね。
思考には適切な背景が無ければ、簡単に肥大していきますからね。


>科学の発展で全ての人が享受できる「現在ではにわかに信じがたいほどの贅沢なものが普及し人類の普遍となる」ということになるかもしれない。

ありえますね。
人間は、あんぽんたんですし技術は進化するので
内容的には変化はありそうですが。

破壊する者は、自分は破壊されないと思ったり
自滅に自ら走る者も、残る未来は思うようにならない。
理解が深まらないと、人間は思う方向へ進みませんね。

近未来は、伸びたい人が伸びて
新しい時代が常に来るのでしょうね。
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この回答へのお礼

>破壊する者は、自分は破壊されないと思ったり
自滅に自ら走る者も、残る未来は思うようにならない。
理解が深まらないと、人間は思う方向へ進みませんね。

近未来は、伸びたい人が伸びて
新しい時代が常に来るのでしょうね。


流石明るいカントさんです!未来は明るい人のみ見るでしょうね。


そんな意味で過去にした私の最高傑作質問がこれ↓
noname#31063 (一度退会しているので)
医師と患者の権限
http://okwave.jp/qa/q1676520.html

なぜかgooでは「見当たりません」になってます。
私は確かにgooで質問したはずなんだけど!?


その中で先生とは「当然のことのように知識を授ける人」だと思ってるんですね。
そして科学的態度は「自分で探し試して証拠を持つに至らなければ信じない」
ことだと教育者アランの文中にあります。

信じれなければお仕舞いだとはいいますが、
信じなくても人生は常に何を採用するか判断の連続。
それが厄介だから信じるのは楽でもありますね。

信じているものは明るいか?明るいですよ~~いうても突拍子も無いのとか、
秘境でしか味わえない珍味とかじゃなくて
「常識」を改良改善して、特段役に立たなくても涙あり笑いあり、
感動するという成果が上がれが便利じゃなくても
人間味を失われない暮らしで豊かになる。その程度でいいと思うんです。

お礼日時:2015/04/05 20:09

訂正させて下さい。



>周波数だけではなく、波長があるんですね。
これでは、同じ意味ですwww

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/ラジオ

変調方式って奴ですが、普段使われないので
もっと凡庸なのを使ったつもりが・・・。

電気の強弱も、使用目的とかで
全く同じ働きとしてではないなど含みます。

お恥ずかしい(;^_^A
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この回答へのお礼

いえ、こちらこそミスばかりでお恥ずかしい。

お礼日時:2015/04/03 20:16

お礼ありがとうございます。



考える時間は、必要ですよね♪

個人見解ですが、電波って沢山種類があります。
周波数だけではなく、波長があるんですね。
多くの人に馴染みがあるAMやFMも違いがある訳です。

電気にも、交流や直流だけでなく強電や弱電のほか
自然現象も含め、様々な電気が存在する訳ですね。

電波には情報が乗せやすいですよね。
脳を調べて、思考により電気が発生するのであれば
思考、つまり情報を肉体で扱う際、電気が関係すると言うことは
パスカル氏は知ってる可能性が高い。

ゆえに科学を謳う項目では、人間の情報処理と電気と
彼が「妖精電気」と名付けるに至る認識を持つなにがしかが
本に書いてあると思われる訳ですね。

少なくともパスカル氏の認識を汲み取る作業をやっていけば
本に書かれている「妖精電気」が読み取れるのではないかと言う
試みで私これを書いてます。

電気と書くと、人は自分の認識したイメージで考えます。
人間不在という言う認識は、miko-desiさんの認識であり
それが間違いとかじゃなく、ただそれだけに留まっている訳ですよね。

ところが事実は、それに留まる訳じゃないってことが
分かっていただけたら幸いです。

そう言う多方面から認識を改めていくようにすれば、パスカル氏の
妖精電気をmiko-desiさんが、いつか見つけられるかなって。

私が数千円の本買って読むより、そっちがいいかなって思いました。
しっかり向きあって行けたら、いつか見つかりますよ(^_^)
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この回答へのお礼

ついつい返事が遅れすみません。
暇を満喫し、それゆえ有益な時間だけが流れてしまったー。

>ゆえに科学を謳う項目では、人間の情報処理と電気と
彼が「妖精電気」と名付けるに至る認識を持つなにがしかが
本に書いてあると思われる訳ですね。


科学の進歩における「見えない労働班」による多大な労働力と連携。
科学の恩恵を利用するのは極限られた恵まれた人であった時代の本であったこともあり
魔術的な人間の労働エネルギーを「妖精電気」というのかもしれない。
信じられないことが、現実になってるってことかな?

パリの美術館には灯りと人の営み?を描いたようなバカでっかい絵がある。

科学は万人が生きる技術にするなら有益だけれども、
人間の真の問題は人間自身に起因するもので、科学の学識そのもののおかげで、
「理解しないで知識を得る習慣」を付けさせる事をアランは危惧してます。

人間は動物より卑しく貧しいので、自分に無理だから理解できずに寂しくなる。
贅沢なことって何だ?

お礼日時:2015/04/03 20:13

No4です。



訂正します。

「バグ」=「奇跡」と言う説明ですが、それは誤りです。
「バグを修正する力」=「奇跡」です。
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この回答へのお礼

バグをハゲと読み間違えそうになる私は可笑しいでしょうか?

でもハゲを修正する科学の発達なら、人類に多大な希望をもたらしますよね(笑)

お礼日時:2015/03/30 18:52

>科学の奇跡と呼べるような妖精とは?



私、「アランと科学」とやらも知りませんし、『妖精電気』もしらないですが、回答に挑戦してみます。(駄目かね。そういうの。)



>科学の奇跡と呼べるような妖精とは?

その著者がどのような定義で「奇跡」と呼んでいるか知りませんが、そもそも「奇跡」とはキリスト教の概念で、「バグ」の事を「奇跡」と呼びます。バグとは、プログラムの不具合です。この世界は神が作ったプログラムで成り立っています。キリストが、空を飛んだり、3日で生き返えったのは、バグ技を使ったからです。それを「奇跡」と呼びます。

つまり、「科学で証明されたら」、それはもう「奇跡」じゃないのです。科学で証明されたら、キリストの「奇跡」は、「手品」になってしまいます。

と言う意味で、本来は科学に「奇跡」は存在しません。
ま、著者がどの意味で「奇跡」と言っているか分らないので、お門違いな回答かもしれませんが。
(広義の意味では、「信じられない出来事」も奇跡と呼ぶ事はある。)


>「進歩」という観念はきわめて曖昧である。

曖昧ですね。
私の主観を言えば、人類の進歩は思想の進歩だと思います。

前時代的なキリスト教では、「異教徒は、殺さなければならない」「キリスト教徒以外は人間ではない」「キリスト教しか信じてはならない」と言う思想でした。そして、「汝、姦淫するべからず」と言うように、「心の中で教義に反した事を、思っただけで処刑」と言う思想でした。

今の近代思想とは真逆ですね。
これが、人類の「進歩」です。
科学の進歩は、表面的に過ぎないのです。

つまり、ヨーロッパではローマ帝国がキリスト教に支配される前は、そんな危険思想はないので、欧米人は中世で徹底的に「退化」したのち、現在のような「進歩」を遂げています。



因みに日本は、「異教徒も人間である」「心の中では、何を思っても良い」は、聖徳太子の時代から出来ています。

(日本での本格的な宗教紛争は、六世紀の神仏崇拝論争による蘇我・物部の争い。
7世紀の律令国家建設過程で解決する。日本のあらゆる仏教宗派は、聖徳太子崇拝で一致できる。

信長のやった事も宗教紛争だとか主張する人は、宗教紛争をちゃんと勉強してね。)
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
奇跡とは「神のプログラムを訂正する力」なのかもしれませんね。

科学は人類を地球の外へも連れていってくれるようになりました。
それと人類の苦しみを軽減させることにどう繋がったのでしょう?
「科学スゲー」と感心しても、生活にどういう恩恵がもたらされたか実感にはないし、
ロケットを開発研究した人と同時に私の知能指数や人間性に特に影響を及ぼしていないと思います。

つまり私は思想と科学が追及している『普遍性』と『正しさ』に乗っかっているものなのかどうか?

お礼日時:2015/03/30 18:45

その本は読んでいませんので


「妖精電気」と言う言葉のイメージとして量子ですね。
素粒子も考えてみました。

量子や素粒子とアランの関係は、全然思いつきませんが。


本を読んだら拾えるかなと思いましたが
絶版のようで高いので止めました。

まず最初に、ジョルジュ・パスカルの人物像が分からないので
彼の見識のベースも分からない所がネックですね。
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この回答へのお礼

イメージは大切ですね。
ジョルジュパスカルは「アラン友の会」の会長さんです。絶版とは寂しい。
「曖昧から明瞭へ、難しく抽象的な文章が難しい内容とは限らない。得てして逆が多い」G・パスカル

独創的なアランを客観的に解釈してよく比較されるクレマン・ロセの「原子論(アトム)」「反自然」とかの説はあるけれど。
原子の世界を考えると神も何か約束してくれてはいないし、人間不在になります。

お礼日時:2015/03/30 17:01

「進歩という観念はきわめて曖昧である」


→そうでしょうね。
科学の進歩は人類に大きな貢献をしてきました。
しかし、それが人類の進歩の全てではありませんね。
単なる博識というのも同様です。
大切なことは、進歩が人類の幸せに繋がっているかどうかだと思います。
私は昭和40年代にコンピュータのシステム設計開発の世界に入りました。
当初はコンピュータが人間に代わっていろんな仕事をしてくれる便利さに圧倒されました。
しかし、その後の社会を見ると疑問が湧いてきました。
コンピュータによって人間が楽になったのではなく、逆に大変になってきたのです。
例えば、人間が一週間かかってしてきた仕事をコンピュータが10分で終わらせると人間は残りをゆっくりと休養できると考えたのですが、実態は違っていました。
空いた時間に次の週の仕事をするはめになってきたのです。
ですから、コンピュータの利用が進めば進むほど人間の仕事量も増加します。
それによって、生産性は爆発的に向上しましたが、人間のストレス増加も拡大したのです。
結局は人間の欲望は際限がないということでしょう。
私が科学の進歩を手放しで喜ばない理由がそこにあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!よくわかります!
科学は時間の節約に多大な貢献をしてきたようで人から安らぎを奪ってるんですね。
江戸時代ぐらいなら人生50年、原始時代は長老でも30年生きれば十分だった。

科学技術の進歩で生産性が向上したので、人口も70億まで増えて、寿命は今後も延びそうですので、
お金は物質ですからうまく分配しても一人当たりの持分は目減りし貧困は増えて、
暇を持て余すことのない時間が長々続くとなっていきそうです!
貯金するために長生きしたってあの世にまで持っていけないし、
空間をいくら求めても生きるのに必要な量などしれているし
「時間を生きることが人生」なら人生の価値は下がってきているとしか思えないです。

そんな中「時間金持ち」の代表は水木しげるさん。
http://matome.naver.jp/odai/2138668436302777901

科学は貧乏神を救えるか?

お礼日時:2015/03/30 15:21

ちょっとよくわからないのですが、ひょっとして


「‘情報を判断して暮らしやすさへつなげる‘可能性を高くする成果の積み重ねを進歩という」
くらいの回答はどうですか?
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この回答へのお礼

なるほど!ありがとうございます!
「実行が困難であったり、限定的とされている常識を
発想の転換で別の可能性を見出したり、根源からの改良で不便を克服」したのが進歩として解釈しました。

妖精電気で検索したら大阪ガスのエコキュートに「電気の精」ちゃんがいました。
自家発電システムで電気代の節約と、停電時でも電気の供給が出来るなどこれは便利な妖精ですね。
世界も国家も基盤は家族!帰りたい家があること、笑顔で待っててくれる人と暖かご飯すること事。
安らかに眠れること。それが一番です。

お礼日時:2015/03/29 01:03

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