プロが教えるわが家の防犯対策術!

映画で使い尽くされてきたストーリーやテクニックが学べるオススメの本を教えてください。

映画監督を目指す人が読むのに相応しい本を求めています。

よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • 早速のご教授、ありがとうございます。
    撮影技法について深く学べる、良さそうな本ですね!

    ちなみに、脚本作り、ストーリ作成に関する本でオススメのものはないでしょうか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/03/28 18:08

A 回答 (2件)

CGがほとんど使われていない頃に書かれた本ですが、ページ数700頁を超える大著があります。


「映画の文法」紀伊國屋書店
発売時は価格5000円と超えていたと思いますが、amazonなどの古本だと2000円前後になってました。

古今の名画のカット割りなどを細かく分析し、なぜこうしたカット割りにしたのか、といった監督の意図などを解説している本です。
ただ取りあげられている作品が往年の名画中心なので、これらを見ていないと、いまひとつ参考程度にしかならないかもしれませんが。

また海外の映画製作の過程と、日本での映画製作の過程は随分と違ってます。
予算の組み方からして違ってますし、撮影の方法なんかも、まったくといっていいほど違っています。
ハリウッドなんかだと5~6台のカメラをいろんな方向や画角でいっぺんにまわして、ワンシーンを一気に撮影してしまいます。
そこで日本で言うところのカメラマンはカメラを覗きません。(組合の規定で覗けないのですが...)
で、カメラマンとは呼ばず、撮影監督Director of photographyという呼び名になっていて、そのシーン全体の色彩やら画調やら、画角やらを監督の意図に沿ってこまかく決めます。なので日本のスタッフでいうところの照明技師という存在がありません。

こんな業界のはなしはともかくも、質問者さんのお好きな監督の作品を何度も見返したり、それに関する著書を読んだ方がよりいっそう勉強になるんじゃないかと思います。

回答がちょっとずれてしまいましたが、ほかには比較的新しいところで

映画技法のリテラシー〈1〉映像の法則 ([1]映像の法則) フィルムアート社
映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック ([2]物語とクリティック)

などだとドラマトゥルギー、演技、脚本や音の使い方などに関しても分析して述べられています。
2巻目の最後に特別な教材として取りあげられているのが「市民ケーン」なので、これも見ていないと、あまり参考にはならないかもしれませんが、古典から基本を学ぶということは出来ると思います。

映画関連の著書はあまり売れないのでどれも高いです。取りあえず図書館で内容を確かめてみてから、購入することをお勧めします。

映画の技法が紹介されている映画がありますので、最後にこれもご紹介を
●カッティングエッジ 映画編集のすべて
The Cutting Edge: The Magic of Movie Editing
スピルバーグやタランティーノらが映画の編集について古今の作品や自分の作品を分析したり紹介したりするドキュメンタリーです。さらにアカデミー賞受賞編集者であるウォルターマーチが自身の編集技法を教えてくれます。


●ビジョンズ・オブ・ライト/光の魔術師たち
VISIONS OF LIGHT: THE ART OF CINEMATOGRAPHY
上記の撮影監督バージョンといった作品です。
第一線で活躍する名カメラマンたち(といっても80年代後半のカメラマンです)が、自身が参考にした映画の撮影技法や撮影に関するエピソードなんかを語っています。

両作品ともアメリカではDVDになっています。
日本ではかなり前にNHKBSで放送されたことがありますが、どちらの作品もフィルムでの製作が一般的だった頃の映画なので、特に撮影に関してフィルムならではの特性なんかは、今後はあまり参考にならないかもしれません。
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この回答へのお礼

非常に詳しい情報を頂きまして感謝しております。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2015/04/22 12:40
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

早速、入手しました。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/04/22 12:41

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