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小沢章友著「運命師降魔伝」を音声訳しています。雨の読み方で迷っています。【雨しぶき】という語は広辞苑・大辞林とも記載されていません。アメがアマに変化するのにはどんな法則性があるのでしょうか。①(雨蛙・雨合羽、雨宿り)などは雨が修飾語的に使われ、複合の度合いが強いように思われ、アマと変化しています。②(雨風・雨露・雨雲)などはアマ・アメともにあり、(雨を含んだ風)の場合はアマ風、(雨と風)のように並列、独立性の強いものはアメと読むように思われます。
(雨しぶき)は「雨のしぶき」で①修飾語的なアマ、のようにも思われますが、少し発音しにくいし語としてこなれていないように感じられます。どちらが適切か、ご教示ください。

A 回答 (2件)

おっしゃるとおり、「広辞苑」も外の「大辞林」「大辞泉」にも載っていません。

「運命師降魔伝」のことはよく知りません。検索してみると、「青空文庫」にわずかに2例が見つかりました。

1.天霧らふ吹田茨木雨しぶき津の國遠く暮れにけるかも   (長塚節歌集 3)

2.真白な雨しぶきと、樹々のうなりに、こちらの声も宙へ 攫 ( さら ) われてしまうし、彼方の声も届いては来ないのである。ただ、 旺 .... 雨がバチャバチャとその背で音を立てている。 ..... 華やかな色とては何一つなく、泥と血と雨にまみれた三千余の戦兵であった。   (吉川英治 新書太閤記第二分冊「白雨、黒風」)

前者は、よく見ると「雨<が>しぶき」の感じがします。後者は明らかに「雨しぶき」という名詞と思われます。こだわるなら、古い版にはルビが付いている可能性があるのですが、わたしの環境にはそういう古い書物を置いている図書館はありません。なお、「青空文庫」の「新書太閤記」にも、ルビが振ってあるのですが、この「雨」には振ってありません。底本は吉川英治歴史時代文庫1990年 頃の出版、初版は1941年(昭16年)でアメリカに宣戦布告した年です。これではどうなっているのでしょうか。本来なら読みやすい(と思われる)字ですから、振っていない可能性があります。
 というわけで、No.1の方と同様「あめ」と読むと思います。頼りないコメントですみません。
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この回答へのお礼

詳しく調査していただきありがとうございます。アメで読ませてもらいます。

お礼日時:2015/04/09 21:29

あくまで個人的な感覚としてですが、わたしの場合、明らかに「あめしぶき」ですね。


「しぶき」自体に、
【吹きつける雨】
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
【1 雨風が吹きつけること。また、その雨。】
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/100191/m0u/ …
という意味があります。
「雨しぶき」は、同じ意味の語の並立ということで、おっしゃるところの「独立性の強いもの」に分類して良いのかもしれませんが、詳しいことは知りません。
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この回答へのお礼

早速ご回答いただきありがとうございます。語感を信頼して、アメで読ませてもらいます。ありがとうございました。

お礼日時:2015/04/09 21:31

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