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山一證券は自主廃業し、拓銀は解体されたのに何故、同じ様に破綻寸前だった日産と三菱自工は同じ様に処理しなかったのでしょうか?地域経済が…と言われますが、それを言ったら北海道経済に打撃を与えた拓銀破綻はどうなのかと。
昨今のシャープもそうですが、潰すべきものは潰すべきだと思いますが?

質問者からの補足コメント

  • 日産と三菱自工は典型的な「護衛船団」式で守られましたが?

    トヨタやホンダやスズキと違い、いつまでも時代遅れの思考を「成功体験」ということで引きずってるからああなりましたし(昨今のアップルやサムスンに勝てない家電メーカーも同じ)…

    No.6の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/04/27 12:17

A 回答 (7件)

もし、政府がこれらの自動車会社を絶対に潰さない(かつ、外資に手を出させない)と判断して救済策を取ったとすれば、以下のようになったのではないかと思います。


(1)日産
・日産ディーゼルは富士重工、いすゞ、日野の順に売却を打診。日車も大体同じところに打診。
・愛知はトヨタ系に売却を打診。高田はトヨタ、ホンダに売却を打診。
・本体の宇宙航空はIHIに売却(これは予想通り。国防産業が外資に渡るのは避けたいし)。
・日産本体はこれらの売却益で規模を縮小しつつ延命。
・系列はほぼ解体ながら、日立が結構受け継ぐ。日立は日産本体に大幅出資して経営権を握る。
(2)三菱
・三菱重工と三菱電気に大規模な投資をさせて見かけ上の延命。
・内実は電気自動車系は電機に、それ以外は重工に経営方針を移管。
・パジェロ工業はスズキかダイハツに売却。
・ふそうは富士重工、いすゞ、日野のいずれかに売却。

実際は、政府が何の手を打つ間もなく、日産は自分で折衝してルノーに身売り(その直前にはダイムラーに秋波を送ってましたが)、三菱はグループ内の自助で何とかなりました。

実際のところ、自動車産業の裾野は広く、全就業人口の10%は何から自動車に関係あります。潰すと経済影響が大きいのですが、政府は無策でした。それぐらい、日産、三菱は大きく、政策一筋縄ではいかなかったのです。金がうなっているところは強いという一例です。
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潰すべきところを潰すか否かは、債務を政府保証で有権者が云々言えるところなら潰すか否かについて意見できますが、そうでないところについて経営とは無関係の人がどうのこうの言うところではないでしょう。



会社が破たんするか否かの分かれ道は、その時のたまたまの資本の理論です。グループ企業がいて、経営者間の人間関係や資本関係如何です。潰すしかない場合は潰しますし、潰さずに他の方法が適切な場合は、その方法を取ります。それを外部からあーだこーだ、気に入らんと言える筋合いではないと思います。質問者さんも逆の立場だったらどう思います?

マスコミが一般視聴者の感情を誘導するようにごちゃごちゃ言っていますが、失礼ですが、あんなのに振り回されるような低レベルだから、視聴者はマスコミにいつまでも舐められているんです。マスコミは、低レベルな一般視聴者が常に怒りの対象を求めていることを知っているから、知名度のある企業を常に叩き回っているのです。企業でなければ、政治家、事件の容疑者、etc。

潰すべきところを潰すとのことですが、産業として既に競争力を既に失い、何の利益や社会資本も生み出さない企業を私は潰すべきだと思います。他にも、他の産業が血を流すような努力を日夜続けているにも関わらず、血税投入され、イノベーションや変革を拒み、自ら血を流すことを拒んでいる産業を私は許せないと思います。
この回答への補足あり
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質問者さんも逆の立場だったらどう思います?


その「潰すべき」で、ご自身が経営責任がある立場だったら?
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そうですね。

分かりずらいですが、日産も三菱も事実上は破綻しているといえます。

日産はルノー資本に入ることによって延命し、外部からゴーン氏を受け入れました。彼のコストカッターとしての手腕はすさまじく、他の方法で破綻したとしても同じようなものであったでしょう。

三菱自動車については、身内の保護がありつつも、設備を身売りし、車種を減らし、日産と提携することで生き延びているといえます。今の三菱車のラインナップを見てみると分かりますが、三菱がオリジナルで作っているのはパジェロとアウトランダー・RVR(共通シャーシー)そしてミラージュと電気自動車しかありません。
電気自動車は今後を見据えて三菱電機が協力しているものでしょうし、ミラージュの生産工場はタイが主体です。

事実上、国内メーカーとしての三菱は破綻してといっていいわけです。

ただ、潰し方がいかにも日本的で分かりにくかったですよね。今後も企業の整理は続くと思いますが、三菱東京UFJ銀行のようにいつまでもしがみついていないで、スパッと変革する勇気が必要ですね。
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三菱は誰の力も借りずに、グループ内だけの協力関係のなかで


事業を大幅に縮小しながら独力で立ち直りましたし
日産もルノーに身売りして一時をしのぎ、ゴーン氏を社長に迎え、ゴーン氏の経営手腕によって累積赤字を解消し
売上高を一気に減らしつつも、財務内容を完全に健全化しました。

山一は政府が無理矢理廃業させたのでしょうか?違います。
拓銀は政府が無理矢理解体させたのでしょうか?違います。

三菱も日産も政府は放置していただけですよ。
お上は一切何もしていません。

政府が無理矢理救済したのはJALくらいです。
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サービス業と製造業の違い


サービス業なら顧客や業務の引受先もあり、一時期は混乱してもその混乱の規模も範囲は限定的

一方で、製造業の場合は、関連企業や部品製造の子会社孫会社ひ孫会社という産業ピラミッドの頂点が崩れると、その波及範囲は銀行証券とは桁が違う
また、日産本体が破綻したから、部品製造子会社の業務や人員をトヨタが引き受けられることは極めて困難で、結局子会社孫会社関連会社と連鎖倒産が進む事が予想される
その範囲が拡がれば、直接の関連が無くとも影響を受ける企業も増える

それに、つまずきの原因は余剰設備と売れない車の設計が原因であって
余剰設備を選択して切り離し売れる車を作れば、充分に回復可能な事が見込まれたから
人員や資金の支援を受けて再興している

山一や拓銀は、自己資本の損失と違法な損失補填で信用も資金も失っているので再生の余地がなかった

そう言う違い
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自動車は、日本の輸出産業の主力ですから、これが破綻したら、国の輸出政策すべてに大打撃です。


 そうなった時の影響力が違うということです。
まぁ、倒産させないために、別の会社に吸収合併で救済という可能性もあります。


決して、与党議員のみなさんが、日産と三菱自工の株をたくさん持ってるからと、そんな理由ではないでしょう。…たぶん。
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