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関東ローム層の一般的に遺物が出土する場所は酸性ですか、アルカリ性ですか?
そうなった過程と共に教えてください

質問者からの補足コメント

  • 回答された方のどちらも正しいような気がして、判断がつきませんm(_ _)m
    遺物が残るのは基本的に何性の土壌なのでしょうか?

      補足日時:2015/05/06 21:04

A 回答 (4件)

土壌の酸性化の原因はいくつかあります。

まずCO2が溶けていて弱酸性の降水により、土壌を構成する火山ガラスや鉱物からCaやMg、K、Naなどが流失・風化、水素イオンが増えて土壌の酸性化が進む作用があります。また腐植など有機物が多い土壌では、有機物の分解に伴ってフミン酸などの有機酸が生成されるのも土壌が酸性化する原因です。日本は降水量が多く、風化されやすい火山ガラスも多く、植物生産量も多いため、石灰岩地域を除き、酸性土壌の方が多くなっています。関東ローム層は典型的な酸性土壌です。

一般に酸性土壌では、骨や貝殻などの生物遺骸は比較的早期に分解されてしまうため、遺物は残りにくいとはいえます。風化されにくい石英粒子が多い地層やアルカリ性の石灰岩地域では生物遺骸はより残りやすいです。ただし保存に関しては時間経過や温度なども効いてくるので、個別の環境次第であることもわすれてはならないかと思います。
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この回答へのお礼

理解できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2015/05/07 11:06

No.3回答者kv2007さんの土壌が酸性化する説明は正しいと思います。

なお水が流し去ってしまうと中性化していきます。
植物遺体のようなものは通常、簡単に目視出来る形では、どこにも残らず、短期間に分解してしまいます。植物が生存する環境はバクテリアや菌類の生存にも適していて、バクテリアや菌類が動植物の遺体の有機物を片端から分解してしまうからです。
タマタマ、寒冷でバクテリアや菌類の活動レベルが低下している、遺体が冷水中に没するあるいは大量の土砂に埋もれて好気性生物から遮断され有機体の分解が進まないなどの偶然の条件が重なると遺体が目視してもわかるような形で残ります。また乾燥地帯でバクテリアや菌類も少なければそのまま残る可能性はありますが、通常植物自体が枯れて組織が砕けてしまうので形が残りません。遺物が残るのは基本的にその埋もれている環境の総合的な結果です。土壌が酸性であるかどうかには基本は関係がないです。ただ中性に近い環境を好むバクテリアや菌類が多く、酸性環境でしぶといものは少ないとはいえます。酸性か中性かよりは、酸素や水分が適度にあるか、温度が適当かの方が影響が大きいです。
また、花粉や植物繊維のなかにある鉱物質のもの(プラントオパール・珪酸)などは、多くの土の中で長く残ります。ロームでもそうしたのを調べる研究は多く、その研究で堆積当時の環境を推定する手がかりとしています。
https://books.google.co.jp/books?id=M1j7dptKHUEC …
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たぶん 遺物が出土する場所も、そうでない場所も、関東ロームなら大きな違いはなくて、弱酸性です。

テストをすれば、pH4.0~6.0位の弱酸性です。アルミニウム含有量が多く、リン酸が固定されているため植物が生育しにくいとい傾向はあるでしょう。雨が降って大気中のco2などを持ち込むとそれを吸着した土粒子は酸性化するのかもしれません。植物が生育しにくいので有機物の分解による酸が多量に残ることは多くないでしょう。ロームは火山灰がただ堆積しただけのものではなくて色々なものが混じった風成土なので、火山灰のなれの果てと間違わないようにした方がイイようです。
黒土と呼ばれるクロボク土もロームとは違う状況下でできた風成土で、これもpH5.5程度の弱酸性です。ただリン酸が固定されてなくて植物が生育しやすく多量の有機物が残って強く酸性に傾くことがあるようです。一般に植物の有機物が分解されるのは微生物の活動の結果ですが、植物を分解する多くの微生物は弱酸性から中性の環境を好みます。それで黒ボク土では有機物も早く分解されますが、気候が寒冷であったりすると分解がおそくなり有機物だと分解されずに多量に残った状態が深く埋まって微生物の活動の影響を受けなくなり残ってしまいます。
黒ボク土では植物が生育しやすく、ロームでは生育しにくければ、結果として植物の残留はロームでは少なくなります。またロームの堆積した時期は黒ボク土のよりもはるかに昔なので、少なかった有機物も時間の経過で分解されれば一層少なくなります。当時気候が温暖であれば次に新しくロームの元が積み重なる前に分解されてしまえば、何メートルの厚さ有機物がない状況にもなるでしょう。(黒ボク土はまだ1万年経ってないということです)
たぶん、色々な偶然が働いて、例えば冷たい水に水没した、早期に地中深く埋没した、たまたま大量に有機物があった、石灰質のものが付近にあり水に溶けて流れてきたカルシウムが遺物の表面を保護したなど、、、、偶然に遺物が残っていたのかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。火山灰でてきたなら塩基性かと思いましたが、
単純にそうではなさそうです。
一般的に遺物が残るのは何性の土壌が多いのですが?重ね重ね申し訳ありません

お礼日時:2015/05/06 21:07

当方、興味本位で高校地学の学習を継続しているが、専門家ではない事を予めお断りしておく・・!



関東ローム層の成因は、富士山や箱根火山から噴出した火山灰が偏西風によって運ばれてきたものであるらしい。

関東ローム層は古い層から順に
多摩ローム層/下末吉ローム層/武蔵野ローム層/立川ローム層
となっていて、立川ローム層が旧石器時代の人工遺物を含んでいる層であるらしい。

立川ローム層はかんらん石に富む層であるらしく、かんらん石は塩基性岩で有るから

質問の1つめ・・・関東ローム層の一般的に遺物が出土する場所
・・は塩基性であると言えるのではないだろうかと思う・・!


質問の2つめ・・・そうなった過程
・・はパス! (地質学専攻の方にお任せする!)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。他の方の回答と意見が違っていたので私には判断が難しいので、
関東ローム層にかかわらず、遺物が残るのは何性の土壌が多いのですか?何度もすみませんm(_ _)m

お礼日時:2015/05/06 21:08

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