日本は温和が好まれるようで、事無かれ主義です。
礼をするべきところでも私もよく自虐的に「すいません」と言ってしまう。
これはネガティブフィードバックになる、謝る必要を相手は求めてなかったらば。
これは複雑多様な人間の認識や思考のプロセスを考える上で
人間関係や知識的にも有利なものが獲得されてきていたのでしょうか?
人間の複雑系は人と人の関係より「新たなゆらぎのモードとして進化させる」
ポジィティブフィードバックして
「物語の意味」に注目させることがいいというのですが、
機械論(無数の可能性との並立)的に問題は人の内にあるのではなく、
問題は人の外に在らしめるという意味でしょうか?
先の「事なかれ」な日本で論理的に二分法(有ー無、真ー偽など)を持ち得ないで
意味秩序が成されているのは不思議でもあります。
科学がさらに発達し透明になり(?)普遍化すれば社会や人間関係を円滑にするでしょうか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
たとえばプログラミング言語は、意味の抽出のうえに成り立っていますね。
たった一概念の出力について、広い分類から狭い分類へ必ず検証しながら辿り着くことで曖昧さを排除しようとしています。言ってみれば決定論的な先与の体系で解釈に揺れがないように書かれているから因果関係が簡潔になるわけです。人間は「物語」を汲んで「意味」を見つけるというプロセスを経て思考するし言語活動もするけれども、プログラミング言語は、表面の言語というか末端の言語というか、表出・表象それだけ。ですが、それこそが「意味伝達」に必要な「意味」にほかならないわけです。前者の「意味」と後者の「意味」が同じとはかぎりません。後者は書いてある文字のようにその表象しているところを解釈できればよいのですが、前者のほうは、思い込みや文化や事情や状況によって、その内容の存在理由や存在価値や損得に関する対象と主体とのやりとりです。
この違いはまた、因果関係が外からやってくるか、内からやってくるか、の違いであるとも言えるかもしれません。
末端的やりとりの、透明な因果関係が表出した、円滑な人間関係というのは、水面下ですでにプログラム済みでなければ成立不能であると思います。なんとなれば、人間の精神は、場当たり的なメリットから深遠なメリットまであれどもそれらを予期し、省みて理由を探し、経験して価値をつけるという営みから免れませんし、それらが相互に通用するところに「意味」が成り立ち、地域や集団や社会のくびきは、そのような意味を支えると同時に、価値を獲得しているからです。円滑で効率が高くあるべき箇所と、齟齬や再確認や一時停止と非効率によって想像にまみれていなければならない甚だ身体感覚的な部分が同時にあるのが、この世界です。言語活動のフィードバックはポジティブでもネガティブでも、どちらもこの想像と身体感覚の分野に属しているのであり、問題は、創出的かつ駆動的かつ混迷的であるか、準備済みかつ末端であるかということなのです。
姉さんありがとうございます!
アホな質問して反省しようとしてたら、
やはり広い世界を知る人は文章の深さも違います!
それに個人的にも憧れの人だから再会を喜んでます。
質問者と回答者に知能に差はあれど(汗)
違いのわかる人は(標準に収まらない人というか)わかるのですね。
概念の広いから狭いは、下から上の始源への問いでもありますね。
単純な事態の生起の真理へまで行くと生起の反対も可となり、
揺らぎの偶然性は、誰もがよくいう言い訳みたいですが「つい・・・」みたいな?
慣れを受け入れてしまう。受け入れることは「映す」というのだという。
(複雑さへの関心P126、小難しい物理の本にも書いてある)
人間はスイッチの切り替えやプログラミングだけで済ませられませんね。
人間の集団ともなると身体感覚、思考も完全自由にしてたら結局完全停止になりそう。
これから「アルジャーノンに花束を」を見る時間ですので、再読して又補足に入れていきます。
No.7
- 回答日時:
見落としていました。
>で論理的に二分法(有ー無、真ー偽など)を持ち得ないで
>意味秩序が成されているのは不思議でもあります。
外を探さずに、内を探せば見つかると思います。
>科学がさらに発達し透明になり(?)普遍化すれば社会や人間関係を円滑にするでしょうか?
科学が発達すると、確かに透明になると思います。
それを使う人と使わない(使えない)人が出てくるでしょう。
いつの時代も、そういう人は出てきますから。
今の日本でわらじで生活している人が(おそらく)居ないように
世代交代で成されるものだと思えます。
なぜならば、絶対手放さないとする人が出てしまうので
世代交代で代謝が図られるのが集団だと言えると検証から見えるからです。
哲学もそうですが、疑問の多くは外の問題ではないのですから
外を探し続けても、決定的に得られるものは無いでしょう。
それを私達が理解して行けたら、平和は訪れますね。
心にも環境にも満ち足りた世界が来るでしょう。
かんとさんありがとう。
今しがた西郷さんの本を読んでて「人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ねるべし」といっておられますね。「人に尽くすことで自分の力量を計る」とイプセンも。
大阪都構想では若者の投票率が低く、60代が90%、70代が100%!!って・・・。
病院に投票箱を置いてるんなら、コンビニにも置いとったら
仕事やらで忙しい若者の投票率もあがったのかもなぁ。
若人よ立ち上がれ!
No.6
- 回答日時:
ななんと、amaguappaお姉にまた巡り会えましたか。
miko-desiお姉とamagappaお姉、こんなお方がいる世の中に生れ合せたあたしゃ幸せもんてもんです。あんた方がいてくれてありがとう。んで、「ありがとう」って言葉は明治大正ごろに流行り始めた新語だそうで、「かたじけない」とか「もったいない」って言う意味だそうだ。柳田國男のおやじなんざ、「ありがとう」って言葉聞くたびに、今の若いもんは変な表現をするって文句言ってたそうだ。
なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
「事なかれ主義」、まっ、そう言っても間違いではなさそうだ。でも、言葉って使いようだ。「お互い幸せで行こう主義」って言う表現だって適切な表現だと思う。アメリカじゃ、金持ちが相続税を払いたくない。だから、金持ちが票田の共和党なんざ相続税を廃止したくて、相続税を死亡税と呼び直している。地球温暖化って言葉だって都合が悪くなってきたら気候変動化と言い換えて久しい。
日本人の独特の「事なかれ主義」と、日本の役人も含めて全世界の役人どもの「事なかれ主義」を一緒くたにするからややこしくなっているだけだ。日本じゃ事なかれ主義」の意味は役人以外は「お互い幸せで行こう主義」だ。
amaguappaお姉の話しは、記号論理学と国語の違いはどこにあるかって言う問題だと思う。記号論理学は論理の整合性を扱い、国語も人間の合理的な意思疎通としての総体的かつ論理的な整合性を扱っている。でも、未来永劫、国語の授業を記号論理学で置き換えられるときはやって来ない。人間の思考と意思疎通には新しい世界の創出という重要な営みがあるからだ。記号論理学にはそれがないんだね。別な言い方をすると、記号論理学はすでに存在しているもの、だから、少なくとも神の目から見て既知のものしか扱えない。だけど、人間の言語は今までなかった新しい物、すなわち神の目から見ても未知で新しいものを創出できるんだ。
科学の最も重要な役割は人間関係の円滑化ではない。そうでなくて、自分の住む社会のあり方の意思決定過程に、人々が生まれ、すなわち出自、に関係なく参加できる機会を増大さたことが最も重要な役割だ。
正直者の師匠♪ おそらく、いや確実に一番出来の悪い弟子なのにかたじけない、
勿体無いお言葉を頂き涙が(目は笑ってますが)ちょちょぎれます。
知能的にアレな私ですが、本当に自分を偽らない師匠が大好きです!
勇敢であるとは偽らぬこと、間違った判断は覚悟ではなく擬似科学だもの。
お気持ちを全うできますよう日々1ミリでも精進いたします。
そうか!「ありがとう」は「有難う」で、
難しいや困難などの障壁が有り、一つのステップをもらいました。という語源もあります。
「勿体無い」「かたじけない」は自身の力が及ばず、
それを堪え補ってくれたことへの感謝の言葉ですよね。
何時の間にやら感謝が皮肉っぽい言葉に変化したのも不思議ですね。
仮に知的宇宙人に遭遇したとしたら数学や論理的な整合性のとれた意思疎通は可能かもしれない?
けど突っ込みどころ、笑うとこ、泣くとこの法則はわかりません。
遺伝子プログラムに「微笑む」まではあるよう。寂しさを癒したり、
幸福より先のものを感じることが出来るという。
「声をあげて腹筋破壊に至るまで笑う」は高度に発達した脳のお陰で
>自分の住む社会のあり方の意思決定過程に、人々が生まれ、すなわち出自、に関係なく参加できる機会を増大させことが最も重要な役割だ。
今でも「猿離れ」を思い出せは、どんなに貧しく無様になろうと、
愛や希望を失っても乗り越えられそうです。
新たに質問を入れたのですが「神と機械とアートな私」手違いで「数学」のカテゴリーに質問してました。気が付いて削除も検討したのですが
もしや整合性ある言葉で応えてくれる既得な人が現れるかもしれない。
人生塞翁が馬、七転び八起き。
No.5
- 回答日時:
科学が本当に普遍性を見出せば社会や人間関係は円滑になると思います。
少なくとも科学が見出す普遍性によって
蒙昧からの不毛な争いの要素がなくなっていき
「日常会話は円滑に」
「問題点に関しては改善を目指した話す態度の議論が成立しやすくなる」
そんな気がします。
こちらでもありがとうございます!
科学は誰が実験しても結果そうなる反証可能性を証明していくことで
人間関係で誰が見ても、言っても、行っても変わらないようなものがあったらなと思います。
偏見なく、欺瞞もなくで、誰も困りはしない、そう単純化されたらいいのですけどね。
当たり前や「普通なこと」って、今不思議でしかたがないのです。
何かに感動したり、感情移入してしまうことより、宇宙の果てを想像しきれないほどに。
No.3
- 回答日時:
スミマセンという日本語は多義的です。
謝罪する意味の場合もあれば
挨拶、お礼の場合もあります。
それが日本の文化なのです。
日本は、海に囲まれた、平和な国です。
だから、外敵に襲われる心配よりも、仲間内でうまく
やる技術が発達したのです。
だから、白黒をはっきりさせた決着を図るよりも
事なかれ主義、先送り主義になるのです。
また、人種的、文化的にも同質的ですから
スミマセン、も多義的であることは当然理解して
おり、場合場合で柔軟な運用が可能になります。
だから、まず、スミマセンで、謝っておいて
いた方が、人間関係が円滑に進む、という具合に
なったのでしょう。
たんぞうさんおおきに!
スミマセンは確かに多義的な使い方で、謝る→許すの図式で、許されたい願望からかも。
何か一つや二つ心に傷があるせいで。
恐怖や絶望という「奪われる系」が伝染するのなら、
希望や許しや、挨拶や微笑みや具体的な行動やモノの報酬など「与える系」も伝染するといいな。
「ありがとう」は事や関係の完了形なってそうで、
自分好きで居たいがために「ありがとう、ありがとう」言っても、
誰かにありがとうと言って欲しいから、と正直な気持ちです。
それが最近ですが、キモイいわれた~~。言われなくても知ってるし、否定しません私。
「ありがとう」と「キモイ」の組み合わせは
感情にも理性にもそぐわないし、完治しない伝染病に喚起された習慣?
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心と言葉と振る舞いについて物色しています。
機械に人間の営みを描いた芸術を鑑賞する能力があるか?
ということにもなりそうです。
アラン「芸術の体系」第五章 演劇 P234~
「喜劇の精神は既製の現実や生活から悲劇よりももっと離れている。
偉大な喜劇は宙に浮いている。
『真実は全て精神からやってくる』もので肉体と言葉、行動と衣装からくるのではない。
道化のせりふには洗練された気遣いが示されている。
賢者の持つ判断力が情念から完全に身を引き、
情念を着た動物の動き、人間の形をした動物の動き、と考えるような、
そんな情念であって、それこそが喜劇の素材なのだ。 続く
サーカスの道化が嘘の平手打ちを受けても同情しないのと同じだ。
人間の形がそこにもどってくるのは事柄が重要な意味を持つ場合に限られる。
病気にまつわる最初の観念は帰化愛的なもに過ぎず、
あえて賛否の判断を下すことなく、観念の約束するがままに先へと進ませたとすると、
素晴らしい道化芝居が得られるわけだ。
恐ろしいほどの有無を言わさぬ道化芝居だ。
喜劇の終末は、精神を描いているにもかかわらず、全てが精神的だということになる。
だから情念は若々しさを少しも失わず、どこまで行っても老いる事はない」
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予めプログラミングされた機械は真面目に先へ進む。
勝手な人間はそこに尊敬と退屈を見出すだろう。
何か過ちさえ予定調和に入れて壊れやすい幸福を守ろうとするのかもしれない。
↑上記の訂正
×病気にまつわる最初の観念は帰化愛的なもに過ぎず
○病気にまつわる最初の観念は機械的なものに過ぎず
×喜劇の終末は、精神を描いているにもかかわらず、全てが精神的だということになる。
○喜劇の終末は、精神を欠いているにもかかわらず、全てが精神的だということになる。
寂しい人が増えたら大変です。
人を愛さなければ、愛してくれる人は現れないよ。
愛せたなら大願成就も同じだ。 好きな人はそういったんです。
この言葉に支えられて、片思いも未練から感謝へとなれました。