自衛権、集団的の前に個別的に、中３の息子の問いかけに対して親父の…、教えてください。

Question

魚屋の仲卸のオッサンから聞かれました。
中学３年の息子に訊ねられて何だか解らず放心状態だったようです。
このオッサンは高卒で魚屋を継いだだけですが、この息子は成績優秀でかなり頭よく学級委員長をしているそうです。

この中３の息子が親父に訊いてきたのは、この国会で集団的自衛権がどうのこうのと議論しているけど、その前によく解らないことがあるから教えてくれ、ということだったそうです。

集団的の前に個別的自衛権が既に侵されてるのと違うのか、いったい日本はどうなってるの？ということだったそうで…。

（1）北朝鮮が国家レベルで日本人を拉致して、日本国民の生命や財産が侵害されてるのに、拉致された日本国民の生命と自由と財産を護る為に、何故に自衛隊を出動させないのか、当り前に自衛隊の出番＝個別的自衛権の発動だろ？

（2）日本領土の竹島を韓国が勝手に占領して、日本の漁船を拿捕して日本漁師の命を奪って、これ明らかに個別的自衛権の侵害で、何故に自衛隊を出動させて防衛しないのか、個別的自衛権の発動どころだろ？

（3）北方領土を日ソ不可侵条約を無視したソ連＝ロシアが占拠している、ロシアが明らかに個別的自衛権を侵害しているのに、何故どうして自衛隊をもって専守防衛行為を実行しないのか、個別的自衛権でもって明らかに自衛隊の出番だろ？

おまけに、この息子、こうも言ったそうです。

（4）卒業式や入学式の場で、国旗掲揚・国歌斉唱の際に、起立せず斉唱もしない教師に対して、こんな先生の授業なんて受ける気も無いし価値も無い、明らかに法を犯しているんだから、もしこの先生が国旗や国歌に敬意を表するようになれば授業は受けるけれど、そうでなければボイコットし続ける、それで単位不足にされても非はどちらにあるか明らかなので何の心配も問題も感じない、個人の損得ではなく日本人としての正悪のことなんだ…。

メッチャよくできた頭のいい息子さんだと思いましたが、この父親としては、その場で即座にどう反応すればよかったのでしょうか。

後付けにはなってしまいますが、アドバイスください、教えてください、よろしくお願いします。

kurikuricyan · Accepted Answer

No.5です。   『  続き』

平成11年、能登沖で北朝鮮の工作船が発見されました。

そこで初めて海上警備行動が発令されて海上自衛隊の護衛艦が出動したわけですが、

しかし、これはあくまで警察活動の一環です。

海上自衛隊も制度上は警察組織ですから、従って警察官職執行法の適用があります。

だから、武器の使用についても危害射撃、つまり相手を傷つける場合には、

厳しい制限があって、正当防衛とか緊急避難とかに制限されています。

しかし、そうするとその国籍不明の工作船が領海侵犯したということだけでは

正当防衛には該当しません。

相手が発砲してくれば、正当防衛ということになりますが、

領海侵犯だけではそれが出来ないのです。

あの時は、どうしたかというと、船を止めようとして警告射撃をしました。

もし船体射撃をしようとすると5インチ砲という大きな大砲しかなくそれで攻撃すれば、

船ごと木っ端微塵になってしまう。

そうすると相手の船員を傷つけますから、過剰防衛、場合によっては殺人罪に

問われてしまいます。

刑法上の罪に問われてしまうということで、船体に向けて発砲出来ませんでした。

その間に工作船は逃走してしまったのです。

平成13年の九州南西沖での領海侵犯の場合は、工作船が発砲してきたので、

海上保安庁の巡視船と銃撃戦になり、工作船が自爆してしまいました。

しかし、相手が発砲して来なかったら、自衛隊としては行動が制限されており

現在の憲法下では、自衛隊が効果的に対応できないことがはっきりしました。

これまで中国の尖閣諸島周辺の領海侵犯は、漁船が中心でしたが、

多くの漁船団が一度に押し寄せてきたら海上保安庁は対応出来ません。

拿捕する場合でも、必ず立ち入り調査をして違法と確認した上でないと拿捕

出来なかったのですが、平成22年に海上保安庁法が改正されました。

すると、今度は、漁船でなく公船を繰り出してきました。

公船の場合、軍隊でないと強制力を行使することが出来ません。

そこで、日本をゆさぶって自衛隊から発砲させようとしてるのです。

もし、相手が一線を越えて強制上陸してきた場合、日本はむつかしい対応を

迫られます。

一日も早く自衛隊を軍隊にする憲法改正が必要です。

国防軍なんて、誤魔化しをしないでないで、はっきりと「軍隊」にしないと

日本の国は守れません。

今、国会では、侃侃諤諤の攻防が行われてますが、

日本国を守るためにも、一日も早く9条を改正し、自衛隊を軍隊にして

国を守らなくてはならないと思います。


仲卸の中3の息子さんに、この回答を見せて上げられてください。

そうすれば、何故に①②③で、自衛隊が発動出来ないか理解してもらえると思います。

tanzou2 · Answer

”集団的の前に個別的自衛権が既に侵されてるのと違うのか”
　　　　　↑
その通りです。


”いったい日本はどうなってるの？ということだったそうで…。”
　　　　↑
個別的自衛権を実効あらしめるための集団的自衛権
です。


”そうでなければボイコットし続ける、それで単位不足にされても非は
どちらにあるか明らかなので何の心配も問題も感じない、
個人の損得ではなく日本人としての正悪のことなんだ…。”
　　　　　↑
主張している内容は正しいが、親のすねをかじっている
お前には、それを主張する資格はない。
親に食わせてもらっている間は、親の言うことを聞け。

文句言わずに、登校して授業を受けてこい。

kurikuricyan · Answer

63歳主婦です。

①②③の回答ではありませんが、自衛隊の置かれている立場を記したいと思います。

これを読まれれば、自衛隊が出動出来ない理由が分かると思います。

国際社会において、自衛隊は軍隊として取り扱われていますが、国内においては、

9条のもと、あくまで軍隊ではないという立場を取っています。

自衛隊は、そもそも警察予備軍という形でスタートしていますから、

自衛隊は警察の延長であって「軍隊」ではありません。

例えば武器の使用方法については、警察官職務執行法に規定され、正当防衛等の

場合にのみ武器使用が認められ過剰防衛は出来ない等々の厳しい制限が

なされています。

だから自衛隊も警察と同じシステムで、自衛隊法に規定してあることしかできません。

一方、軍隊は、国際社会にあって自国の主権と独立を守るのが目的ですから、

国際法に様々な禁止きていが定められてますが、それ以外のことについては

あらゆる事態に対処できるようになっています。

自衛隊は、自衛隊法に従って防衛出勤し、武力行使を行いことが出来ます。

しかし、それには様々な条件が付けられています。

例えば、外国からの「武力攻撃」があった場合。

その武力攻撃というのは、あくまで国家による組織的なものでなければならない

とされています。そうでなければ、自衛隊は出動出来ないのです。

例えば、中国の武装漁民が尖閣諸島の一つに密かに上陸したとします。

あるいは北朝鮮のゲリラ部隊が能登半島の原発を破壊するために、深夜に上陸し、

多少の発砲もあったとします。

これは、日本にとっては大変な事態です。

しかし、これだけでは組織的な武力攻撃に当たらない。

外国部隊による組織的な攻撃が武力攻撃ですから、たんなる発砲というだけでは

武力攻撃に該当しません。

だから防衛出動はできません。

つまり、唯々諾々と中国や北朝鮮の侵略にまかせるしかないのです。

それでは自衛隊が、治安出動の名目で働けるかというと、その一帯が

一種の騒乱状態にまでいかないとこれも出動できないのです。

したがって 今の「憲法と法律に基づく」と、自衛隊は武装したゲリラ部隊が、

我が国に上陸するのを発見しても、自衛隊はただ見守るしかないのです。

敵側はまだ人を殺していないし、騒乱も発生していないし、武力攻撃もしてないからです。

そこで警察が対応することになりますが、相手は武装ゲリラですから、

次々と警察官に犠牲者が出ます。それでようやく自衛隊の治安出動ができるか

どうか、、、という話になる訳です。

警察では元々持っている武器が軍隊とは違いますから、ゲリラに対応出来るはずもなく、

深刻な事態が発生します。   自衛隊の治安出動までには空白事態が生じます。

このような空白事態に対し、どのように対応するかということになると、

あらゆる緊急事態に対処できる「軍隊」としての行動様式を採用するしかないのです。

つまり、主権と独立を守るために、国際法等によって禁止されていること以外は、

あらゆる不測の緊急事態に対応できるようにしておく必要があるのです。

その場合、武力行使といっても全く自由ではなく国際法上の制約があります。

例えば冷戦時代、スウェーデン沖あたりではソ連の潜水艦が相当領海侵犯をしていました。

その時、スウェーデンは国際法に従ってまず警告を発します。

しかし、もしソ連（ロシア）の潜水艦が警告に従わない場合には、警告射撃をします。

それでも従わなかった場合、スウェーデンは国際法上の原則に従い、

ソ連の潜水艦を撃沈しました。

これが国の主権と独立を守るまともな主権国家のあり方です。

ソ連としても違法に領海侵犯しているわけですから、何も言えない。

このような国際社会の現実を直視すべきです。

現在自衛隊は、武器、弾薬にしても人口が集中した所には置けないということで

例えば広島市内に部隊があっても、弾薬は中国山脈の奥に置いてるそうです。

これでは、いざ緊急事態が発生した場合、速やかに対応出来ません。

しかし、「軍隊」となれば当然、国際法に従って諸外国と同じように対応できるはずです。

日本国の主権と独立を維持し、国民の生命と財産をまもるためには、

憲法を改正して、自衛隊を警察の延長でなく、「軍隊」にしなければならないのです。


（少し長くなりましたから、『次へ』）

okmnhtfcxsta · Answer

＞メッチャよくできた頭のいい息子さんだと思いましたが、この父親としては、その場で即座にどう反応すればよかったのでしょうか。

親バカ乙。（自分の子に「さん」とか）


（１）、（２）、（３）ですが、侵されているのは「主権」だと思います。
「自衛権」をどのようにして「侵す」のでしょうか。


そもそも、「権利」には「使わない自由」も含まれます。
設定された条件下では、必ずしければならないなら、それは「義務」です。

以上から、質問の件は「自衛権が犯されているか」ではなく「権利を使わない理由」だと思います。
これについては、過去に色々な質問をしていらっしゃる質問者様なら答えられると思います。
（ヒント：「お茶碗持つ方の羽の方」や「母国語を離せない日本に住んでいる外国人」や「世界の警察様のとっても高度な事情」）
https://www.youtube.com/watch?v=VHq4aBBKuIY

area_99 · Answer

①　自衛隊法は、奪われたものを取り返すことは認められておりません。
　　なので、拉致されてしまったら、外交努力で取り返すとり他ありません。
　　しかしながら。北朝鮮は日本と国交断絶状態なので、それもままなりません。
　　日本は北朝鮮という国を承認していないので、イスラム国と同様の扱いになります。

②　竹島占領は、日本の自衛隊法設置以前（警察予備隊も設置されていない）の話です。
　　当時の日本の警察は武装解除されて、拳銃すら持っていませんでした。
　　海上保安庁もなく、船もない。武器も無い。侵攻を防ぐ手立てがありませんでした。
　　また、奪われたものを取り返すのは①の通りで、憲法で放棄されています。

③　樺太や北方領土及び満洲や朝鮮へのソ連の侵攻は大日本帝国時代の話です。
　　また、奪われたものを取り返すのは①の通りで、憲法で放棄されています。

④　義務違反のレベルですね。
　　国旗及び国歌に関する法律において、定まったことに文句をいうのは勝手です。
　　しかし、教育現場ですることではありません。プライベートで行うべきです。
　　幼女趣味の教員が小学校教諭をするような話ですね。
　　これは教育委員会に罷免を要求できる話です。ぜひやってください。

rikukoro2 · Answer

1.個別的自衛権は国連憲章上の用語で，武力攻撃を受けた国が，必要かつ相当な限度で防衛のため武力に訴える権利です。
　なのでこれは個別的自衛権に当たるとは思いません

２．コレに関しては、竹島に関しては話し合いで解決する両国で話し合い、そのように決まってるからです。韓国側が竹島に軍を派遣すれば、日本も自衛隊が出動可能ですが・・・竹島に駐留してるのは装備は軍と同じですがアレは警察です。
　韓国では『独島警備隊』と言いまして韓国の警察部隊です（慶尚北道地方警察庁所属）
　なんで自衛隊出動の名目が立ちません

３．その後に、サンフランシスコ講和条約を結んだからです。
　　サンフランシスコ講和条約では具体的な島の名前がないので、解釈が難しいんです。

４．法は犯してませんよ。
　　起立や斉唱を強制させる法律はありません。特に私立は強制力はありません。
　　但し国立や公立に関しては、文科省から指導がでています
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t20020731001/t20020731001.html

　例えば会社などで、朝礼などがあったとして『自分イヤだからしない』と拒否するのは
最低限の社会常識がありません。
　国立や公立なので起立や斉唱をしない教師はそれこそ最低限の社会常識がありません。

trajaa · Answer

口だけ達者な若造め！
と窘めて、鉄拳食らわせて終わり

自衛権、集団的の前に個別的に、中３の息子の問いかけに対して親父の…、教えてください。

No.5です。

”集団的の前に個別的自衛権が既に侵されてるのと違うのか”

63歳主婦です。

＞メッチャよくできた頭のいい息子さんだと思いましたが、この父親としては、その場で即座にどう反応すればよかったのでしょうか。

① 自衛隊法は、奪われたものを取り返すことは認められておりません。

1.個別的自衛権は国連憲章上の用語で，武力攻撃を受けた国が，必要かつ相当な限度で防衛のため武力に訴える権利です。

口だけ達者な若造め！

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①　自衛隊法は、奪われたものを取り返すことは認められておりません。