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こんばんは、質問です。よろしくおねがいします。公明党というのは、単なる自民党の太鼓持ちなのでしょうか。

これまで自民党と基本的なスタンスが合わない法整備など、国会審議前にはいつも「連立離脱も辞さない」とか言ってましたけど、結局最後は適当に丸め込まれて、なあなあウヤムヤ的にほぼ自民党の言いなりになっている感じがします。

僕の目には公明党、自社さ連立時の社会党や自由党を割って残った保守党と同じで、政治の理念うんぬんよりもとにかく政権与党に居たいだけの人達に見えます。実際のところは、一体どんな感じなのでしょうか。

A 回答 (5件)

私は公明党は嫌いです。


学会もうさんくさい。
選挙の時になると、「協力」を要請してくる隣人もいるけど、うっとおしい。

だけど、自民党に公明党がコバンザメのようにくっついている利点はあると思います。
今、憲法が改正されようとする機運が高まっているけど、
自民党などの一党独裁と、連立政権とでは、ものごとの進め方がだいぶ違うと思います。
だから、公明党がブレーキ役を果たしている、と私も思います。
だめなブレーキですけどね。

やはりわかりやすいのは、憲法9条ですね。
20世紀には、公明党は、今はなくなった民社党と並んで、
いわゆる中道派政党、埋没政党、という印象でした。
自民党 vs (旧)社会党(今の社民党)
という、白か黒かの55年体制でしたから、
自民党には票を入れたくないけど、社会党にも入れたくないなー、
という人にとっては、
その中間の 公明党や民社党 があるじゃないか
という存在だった、
と思います。

公明党や民社党は、自民党寄りに協力することも多かったので、
自公民
という言われ方もよくされました。

だけど、公明党も民社党も、永らく野党でした。
大きな転機は、1990年代の、

非自民連立政権  細川内閣

自社さ 連立政権  村山内閣

だったと思います。何十年もの間、
自民党 vs 社会党
だったのに、
細川内閣成立で、自民党が一旦、ほんの数ヶ月の間、野党になりました。
これは、当時の有権者のほぼ全員にとって、信じがたいことだったと思います。

自民党は、なりふりかまわない という必死の巻き返しで、
自民党 + 社会党
という隠し球を投げて、
自民党 が第一党なのに、自民党ではなく 社会党から総理を出す
という、もう、
国民にとっては何が真実なのか、非常にわかりづらい
政権の形ができました。
当時の国会議員は、国民をバカにして(今もですけど)数の足し算だけを行って、

「表向きの政治」 の裏で、キングメーカー(政財界のドン)が 裏の政治を行う

ということが横行していたと思います。
(この頃は、総理より「副総理」(俗称)の方が力を持っていたこともあったのですよ。ちょうど 細川政権が成立した1992年に、金丸信 が逮捕されて、裏政治、闇政治 の構図が崩れ始めたように思います。)

「表向きの政治」 の裏、というのはですね、つまり、
形だけは 社会党の 村山富市(まゆげのおじさん、好々爺) が総理、リーダーだけど、
村山は完全に、傀儡(かいらい)政権だった、
ということです。
リーダーは、「誰でも良かった」のです。国民、愚かな国民の、人気が取れるなら。
これを、衆愚(しゅうぐ)政治とか、ポピュリズムとか、言います。
だから、極端な話、総理大臣は、
横山ノックでも、ビートたけし(当時の、「理想の上司」1位)でも、
だ~れでも良かったのです。
今の韓国で、あのオバハンが大統領にならせてもらっているのと、似ています。
数年前に、木村拓哉が総理大臣になるドラマ(2008年の CHANGE )があったでしょう?

元宝塚の扇千景(おうぎちかげ)とかが、人気の出ていた時代でしたから、
タカラジェンヌが総理大臣に祭り上げられる、
という可能性も、今も昔も充分あり得るんだと思います。
選挙なんて、ただの儀式なんですよ。
実際のパワーバランスは、今も昔もキングメーカー(一人じゃない)が決めていると思います。
まるで、マンガ版デスノートの、ヨツバグループの会議のようにね。

私は、最近の
民主党政権交代
すら、誰かが書いた筋書き だと思っていますよ。
「民主党を骨抜きにするために、一旦民主党に政権を渡してやろう。マスコミさえ握っていれば、政権はいつでも民主党から奪い返せる。」
「民主党に政権を渡す直前に、使える資金(実際には存在しなかったM資金や、内閣機密費など)は全て使ってしまって(高速道路無料化や、『どこまで行っても1000円』や、家電エコポイントでのばらまき)、自民「党」の人気は高め(安倍や福田や麻生などの人気が出なかったのはしかたない)、民主党には何もできないようにさせて、『やっぱり自民党じゃないとダメだ』 という声が再び出てくるのを待とう」
「その方が、国会での3分の2を取れる。つまり、風を『起こす』のだ。」
という筋書きを誰かが書いたのだと思います。
福島の事故は予想外でしたから、彼らにとって、思った以上にスムーズに政権を取り戻すことができました。


なんでこの話をしたかというとですね、
公明党は知っていたのですよ、民主党が3~5年くらいで潰れて、また自民党と連立を組める時代が来ることを。
だから、民主党が政権を取った(鳩山)とき、「公明党は自民党から民主党に乗り換えるんじゃないか」 というウワサもまことしやかに出ましたけど、公明党は民主党に付きませんでした。
民主党が公明党にラブコールを送らなかった、という見方も正しい。

そのくらい、公明党は 「付和雷同」の政党、と思われていた、ということですよ。
「政策うんぬんよりも、政権与党内にいる方が大事」
という主義の集団だろう、と見られていたのです。

今、私は、90年代と2000年代、10年代で、公明党の公約がどう変遷してきたのか、細かく述べることはできません。
ただ、彼らは、「野党にいたら、何もできない。」 「与党にいることで、有権者に『私たちがこれを実現しましたよ』 と説得する力を持つ」 ということを最もよく知っている政党の一つだと思います。
もともとが、中道、
つまり、あっちでもなく こっちでもなく、中間
という 楽 な立場でしたから、
与党に入れてもらって、大臣の1人や2人を出させてもらって、
「公明党は存在する意味あるね。」
と言ってもらいたいのが彼らの原動力だと思いますよ。

そして公明党があるおかげで、学会にはお金が集まるのです。
議員は皆、池田のところに、数百万円を持ってあいさつに行く、と言います。
議員は全員が全員、学会の信者というわけではないけど、
選挙で学会の組織力は切っても切り離せないから、
もう事実上引退して、「名誉会長」であるに過ぎない池田の意見には、
絶対逆らえないのです。
誰がキングメーカーの一部か、わかりましたか?

自民党だって、池田の意向には、逆らえないのですよ。
自民党や公明党がしっぽを振るおかげで、学会(新興宗教)も、宗教法人として左ウチワの ウハウハな生活を送れるわけです。

公明党の国会議員の一人一人は、「9条を守りたい」とか、「自衛隊は認めるけど、平和主義、専守防衛だけは堅持する」 と真面目に政治の理念を抱いている人もいるでしょう。
自民党が「海外での戦争を可能にする。」 「自衛隊を、『軍』として名実ともに格上げする」 という政策(防衛庁が防衛省に格上げされたのもその一環です)を推し進め続ければ、
公明党内部から、「自民党連立から離脱しよう」 という声も上がると思います。

でも! 彼らは、「政権与党にいないと、意味がない」 ということを痛感しているし、政権にいるウマミも知っているし、「上」からの命令も、他の党より圧倒的に(強酸党と同じくらい)強い集団なのでしょう。
公明党にいながら、党の方針、学会の方針に逆らう、というのは困難だと思います。


以上、長くなりましたが、公明党を語るには、これくらい流れを話さないといけない、と判断しました。参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。読ませてもらっていて全然長さを感じませんでした、むしろ大変納得できました。

前にQ&Aサイトに登録していたお父さんが、質問サイトというのはネットでは軽く見られているところがあるけれど、実は賢人の回答者さんも結構いるよと言っていましたが、今回頂いた解答は読んでいて本当になるほどなと思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2015/06/07 10:57

> 政治の理念うんぬんよりもとにかく政権与党に居たいだけの人達に見えます。



そう言う気もあるでしょう。
一度握った政権与党と言う立場の美味しさを知りましたから、連立離脱と言う事はまず余程の事が無い限り無いでしょう。
時々自民党へ意見するのは、公明党と言う政党を消さない為であって、そこには支持母体が大きく絡んでいるとも思われますし。
連立離脱されては支持母体にとっても影響力が無くなりますからね。
税制上の優遇措置が無くされると困る人達が居るでしょうし。
まあ太鼓持ちと言われれば太鼓持ちかも知れませんね。(笑)
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。公明党や創価学会について僕も最近少し勉強してみましたが、この前お父さんから教えてもらった矢野絢也さんの話を見て、果たして公明党というのは一体どういう人達なんだろうと興味を持ちました。

やはり利権・うま味・しがらみなど、その時の状況や立場に応じて色々あるんだろうなと思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2015/05/31 00:34

出川哲郎のように、引き立て役、盛り上げ役としてはいいけど決して主役には向かないタイプでしょう。


適当に丸め込まれるのではなく、出来レースでしょう。
自民党とは、腐れ縁。選挙の時は、裏工作を引き受けてまで、媚売ってますね。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。「公明党=金魚のうんこ」という話も時々目にするので、なるほどなと思いました。それと色々な点で、世渡り上手な人達なのだろうなという気もしました。

お礼日時:2015/05/31 00:25

簡単に言い切ります。


違います。
反対に、ブレーキ役です。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。昨年の集団的自衛権行使に関する与党協議などの内容を見ていると、結局公明党が言うブレーキ的な要素は、具体的明確に何もきちんと機能していない形に感じます。

なので僕的には、スカスカのブレーキなのかなという印象です。

お礼日時:2015/05/31 00:20

全く以って御賢察の通りの輩です。

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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。皆さんはどう考えているのかご意見を聞きたかったので、質問をさせてもらいました。参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2015/05/31 00:03

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