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ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。
(『新共同訳聖書』ヨハネの黙示録13章18節)

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先日、歴史カテゴリで『新約聖書』にでてくる666といふ数字について回答しました。「高等批評」によれば、「皇帝ネロ」を指すらしいのですが、ほんとうですか。私としては、こぢつけに思へるのですが、「知恵」のある「賢い人」でなければわからないのでせう。

もしそのとほりであるならば、
13章11節「二本の角」とは、何ですか。
13章12節「先の獣」とは、何ですか。
13章14節「先の獣の像」とは、何ですか。
13章13節「天から地上へ火を降らせた」はローマの火災のことなのですか。

A 回答 (1件)

ちょっとチャレンジしてみます。



12進法で人生を先行投資の自力の前半(1~6)、自力を尽くした後の他力の後半(7~12)とわけて、
人間存在に付随する生物性としての要素と社会的動物としての要素と他の生物とは違う人間性としての要素の
三つの軸でそれぞれ人事を尽くした状態を666という数字に託していると解釈。

二本の角 :他力のやり方としての獣性と人間性という二通りの可能性の存在を示唆。
先の獣  :他力として人間流を否定する獣性の価値観の象徴。
先の獣の像:未熟な時代の犠牲者と解釈してもいい先の獣の無念に対して敬意を払う供養の意味。
天から地上へ火を降らせた:ステレオタイプの常識の目からうろこをはがすようなことをした例え。

とりあえずこんな風に解釈してみました。
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この回答へのお礼

めんどうな質問に回答を寄せていただき、まことにありがたうございます。suzumenokoxさんの独創的な御意見はつねづね拝見して、納得させられてをります。「ヨハネの黙示録」には、古来よりさまざまな解釈がほどこされ、「666」の意味についても私ではまつたく理解できません。質問文に書きました「皇帝ネロ」を指すといふ説には、さう読めないこともないかな、といふ程度にとらへてゐます。

「6」を前半と見るわけですね。10進法の採用は指が10本あることに由来するといふ説がありますが、聖書には手の指が6本づつで12本の人が登場します。suzumenokoさんの12進法理論にも根拠があることになります。
「別の戦いがガトでもあった。ラファの子孫で、指が六本ずつ、合わせて二十四本ある巨人が出て来て」
(『新共同訳聖書』歴代志上20章6節)

「ヨハネの黙示録」にもイスラエル12部族への言及が何度かなされ、「12」は重要な数字です。人間を3面に分けて考へるといふのも、たしかに御指摘のとほりと存じます。

「二本の角」、獣性と人間性、これはだれしもあることです。「先の獣」「像」、拝ませるといふ表現がありますので、供養といふ御意見にもうなづかされます。「ステレオタイプの常識の目からうろこをはがす」といふのは、suzumenokoさんの回答を読む、といふことです。今後とも御指導よろしくお願ひいたします。

お礼日時:2015/06/06 16:13

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