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導電率をσとしたとき、写真の抵抗の抵抗値がI(1/a-1/b)/πσとなることを証明する方法を教えて下さい。

「電磁気学」の質問画像

A 回答 (1件)

別に証明する必要はなくて、普通に抵抗値を求めればよいだけです。



 「導電率」というのは、「電気抵抗率」の逆数で、「電気の通りやすさ」です。
 最終的に求めるのが抵抗値なので、この「導電値」の逆数をとった「電気抵抗率」で計算しましょう。

 「導電率:σ」というのは、「単位断面積、単位長さあたりの電気の通りやすさ」です。単位は「A/(V*m)=アンペア/(ボルト*メートル)」、または「1/(Ω*m)= 1/(オーム*メートル)」。

 この逆数 ρ = 1/σ が「電気抵抗率」です。「単位断面積、単位長さあたりの抵抗値」で、単位は「Ω*m=オーム*メートル」です。

 実際の「抵抗値」は、抵抗の長さに比例し、断面積に反比例します。
 つまり、断面積:S(一定)(m^2)、長さ:L (m) の「円筒」(直方体でもよい)の抵抗値:Rは、

   R = ρ * L / S (Ω)   (1)

となります。

 ご質問の場合には、この「断面積:S(m^2)」が一定ではなく、変化しています。
 電源の「正」側(半径が a の側)から距離 x ( 0 ≦ x ≦ L)の位置の半径 r は、

   r = a + x * ( b - a ) / L

となり、その x での断面積は、

  S(x) = パイ * r^2
    = パイ * [ a + x * ( b - a ) / L ]^2

従って、この x における、長さ Δx の抵抗値 ΔR は、(1)式から

   ΔR = ρ * Δx / S(x)
    = ρ * Δx / { パイ * [ a + x * ( b - a ) / L ]^2 }    (2)

全体の抵抗 R は、(2)式を x = 0 ~ L で積分すればよいのです。

 これを積分して、ρ → 1/σ に戻すと、あれっ?

  R = ρ * L / (パイ * a * b )
   = L / (パイ * σ * a * b )

になりましたが?
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