No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
ちょいと困りましたね。下の言葉が難しいという事は・・・
生地が痛むのは、酸化剤というのは、色素だけ分解しちゃうんじゃなくて、繊維の成分そのものも一部分解しちゃうんです。
ですので、漂白剤の非常に濃いにつけると布が破けちゃう?ような事も起こります。
痛み方が違うのは、漂白剤の種類で、さっき言った「発生期の酸素」を出す量が違うからです。
これがいっぱい出るやつは強い漂白剤です。
酸素系より塩素系の方が一杯でますので、強いです。
>原子とか電子・・・まで説明すると・・・かなり厳しいですが、一応私なりに噛み砕いてみましょう。
色素の化学は非常に内容が難しく、しかも大量になり、それだけで本一冊できちゃうので、ここでは主にたとえ話で行きます。m(__)m
まず「酸化すると色がなくなる」って事ですが、無茶苦茶な例なんですけど、炭は真っ黒ですね。
炭の成分は炭素という物質です。
炭は燃えると二酸化炭素という色のない気体になります。
燃えるという反応は酸化という反応の一つなので、炭という黒い物質が酸化して二酸化炭素という色のない気体に変ったわけです。
酸化という反応で、この様に色がなくなる事は結構あります。
(もちろん反対に色がつく場合もあるのですが、その場合は普通の漂白剤は使えないです)
これを利用したのが、いわゆる漂白剤です。
理屈だけ言えば火をつけても漂白になるのですが、元の衣服などまで燃えてだめになっちゃうので、服は残したまま、色を白くする方法としては「燃やす」という方法は使えません。
(但し、石綿やガラス繊維など、燃えない繊維の漂白ではこの方法は使われます。)
なので、もっと穏やかに「酸化」という反応をする方法として、水の中で酸素と反応させる物質を見つけたのが酸化剤で、色を白くする目的で使われるので「漂白剤」といいます。
そっか!燃える以外にも酸化の形は沢山あるんですね。という事は…塩素系の漂白剤も酸化剤なわけですねーなるほどわかりやすいです!私くし何故か世の中にあるもの全て原子のレベルでしか理解、想像できない体質でして…もっかい高校行こっかな(泣)
No.4
- 回答日時:
服に色がつくとき、生地の糸そのものに色が付いている(日に焼けるとか)こともありますし、色の付いた物質が服について、その色が見える、ということもありますよね。
漂白というのは、この色の付いた物質を壊す(変化させて別の物質に変える)、と考えればいいです。
(それは色を消すだけなら、どんな方法でも良くて、燃やしてしまってもいいし、溶かしてもいいし、ちょっとだけ色素を変化させるだけでもいい。要は目に見えなくなればいいのだから)
物質を壊したり変化させる方法は、いくつかあると思いますが、たいてい、漂白剤は、酸素を放出しやすい物質です(少なくとも塩素系、酸素系はそう)。
放出された酸素は、何か他の物質とくっついたり、さらに分解したりします。これはつまり、くっつかれた物質を変化させた、壊した、ということになります。
どんどん酸素をくっつけていくと、(塩素で出来るかどうか知らないけど)最終的には、二酸化炭素や、水などの酸化物にまで、なってしまいますが、実はこれは、ものが燃えるのと同じです。
この間に、色が消えていきます。
(先の方が指摘されるように、色が付くこともありますし、別の色に変化することもあると思います。血液だってもとは赤黒いのが、酸素とくっついて鮮やかな血の色になります。)
この、酸素が他の物質とくっつこうとする力はかなり強力で、
色物の服の色も分解してしまいますし(色落ちですね)、繊維も傷むわけです。
有機化合物の色素は、弱いことも多いので、色落ちしやすかったりするのですが、一方で泥・錆のよごれなどは、漂白剤では落ちません。
これはそもそも泥や錆は、酸素と化合していて、漂白剤では変化しないから、です。
塩素系と、酸素系の違いは、確か酸性かどうか、の違いです。
塩素が水に溶けると、塩酸と、次亜塩素酸が出来ますけど、この塩酸が強い酸性で、これが衣服を傷めるので、代わりの中性の漂白剤が、酸素系、だったかと思います。
殺菌剤も同じ仕組みのこともありますね。
プールの塩素も同じですし、オキシドールも同じです。
#以上、酸素に限って、考えてみました。酸素以外についても、物質を壊したり変化させたりというのは同じです。(だって、全く変化しなかったら、色も変わらないでしょ)
#「くっついた、くっつかれた」とややこしいですけど、参考になれば。
私くし学がないので…とっても面白いです(うっ…)面白いですねぇ化学…固有名詞がなくって全部ABCか数字で呼べば…きっと誰にでも理解できる単純なことなんでしょうね…なんで数字で呼ばないんだろ…どっか外国で固有名詞をあまり使わない、数式で考える国って知りませんか?あったらその国で勉強してみたい!(キラン)そしたらたぶん一週間で高校3年生くらいの内容は理解できますよね。どっか知りませんか?(かなり本気ですボッ…)
No.2
- 回答日時:
メカニズムも何も・・・色を発してる物質(色素など)が酸化されて色のない物質に変わるだけですが。
酸素系と塩素系の違いは、入っている酸化剤(酸素の元)の違いです。
塩素系では次亜塩素酸ナトリウム、酸素系ではペルオキソ炭酸ナトリウム(ペルオキソ硫酸ナトリウムもあるらしい)という違いです。
どちらの物質も徐々に分解し、酸素を発生します。
この物質の分解で発生する酸素は「発生期の酸素」と呼ばれ、普通の酸素に比べると非常に強い酸化力を持ちます。
この「発生期の酸素」が色素などを分解してしまうのです。
なお、酸素を放出して分解した漂白剤の元の成分は、塩素系の場合は塩化ナトリウム、酸素系の場合は炭酸ナトリウム(もしくは硫酸ナトリウム)となります。
酸素系の場合、できる炭酸ナトリウムは洗濯用の石鹸の働きを助ける助剤になるので、洗濯に一緒に入れて使うと洗剤の効果も高くなります。
この回答への補足
難しい言葉がいっぱい…です。あの、どうして漂白すると生地が傷むんですか?酸素系と塩素系ではなぜ生地の傷み具合が違うんでしょうか?もっとミクロな話(原子とか電子とか)も聞けたら幸いです。
補足日時:2004/06/24 10:35No.1
- 回答日時:
「漂白」は、「洗浄」とは全く違うメカニズムに頼っています。
> 簡単にいうと、洗浄は、界面活性剤によって汚れ物質をはがし、取り去るのに対し、 漂白とは、対象のシミ物質を酸化したり還元したりすることにより、その物質を破壊し、取り去る働きをいいます。同じ作用により、細菌も破壊します。
下記のURLに載っていました。ご参考ください。
参考URL:http://www.lion.co.jp/life/life1a6.htm
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