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最近は外国からの観光客誘致に力を入れている日本ですが、現状ではようやく
年間で1300万人を超えたという状況です。
他国ではフランスが最も多くて8000万以上の観光客が来ており、その他の国
でも2000万~3000万人くらいの観光客が来ている国が何か国もあるようです。

日本は欧米から遠く離れていて島国の為、飛行機や船でなければ海外から
来られないという状況は分かりますが、他国に比べてホテルの数は充分なので
しょうか。
日本に年間2000万人以上の観光客を誘致するには、何が必要なのですか?
飛行機便を増やすことですか?ホテルを増やすことですか?
観光客を日本中に分散させることですか?

A 回答 (4件)

ホテルはたしかに足りませんね。

飛行機も問題があります。でも、通訳とか案内標識って重要ですか?

私は海外旅行によくいきますし、英語はできますが、海外に行っても英語の看板すらない、ところなんていくらでもあります。フランスやイタリアなんて、超有名な観光地はともかく、ちょっと離れた 場所や道など英語なんか書いてありませんし、街角に立っている通訳案内なんて見たこともありません。
 見たことがあるのは、韓国ぐらいなものです。

東南アジアも英語はそこそこありますが、それ以外の言語はほとんどありません。でも、近隣やロシア・中国あたりからものすごく人が押し寄せてきています。それで成立っているのです。

わたしは、すぐに看板・看板という風潮に疑問があります。あ、アメリカなんて元が英語ですから、他の言語なんてまずないですよね。あるとしたら、中南米人向けのスペイン語ぐらいです。

そもそも、日本に観光客がなぜ少なかったか、理由は簡単です。「欧米の先進国の旅行者が来るには遠く、近くのアジア人はビザで大幅に制限していたから」です。どこの国でもそうですが、外国人観光客の多くは近隣の国々の人々です。中国人やタイ人・ベトナム人に英語の看板を増やしてもあまり意味はありません(無いよりはマシ、というのはそのとおりですが効果は薄いでしょう)

ここ数年でなんで毎年観光客の人数が増えているのかをちゃんと理解する必要があります。来日する人の中で一番多いのは、韓国人です。次が中国本土と台湾、特に台湾は人口が少ないのに中国本土の人々に匹敵するぐらい来日にしています。それからアジアだと香港やタイやシンガポールからくる人々ですが、それよりも北米(アメリカ・カナダ)のほうが多く、ヨーロッパ人は全ての国と豪州を合わせても中国本土から来る人々よりも少ないのが実際のところです。

これを見ると、まず整備すべきのは韓国語であり、漢字もなるべく中国人が理解できるレベルにしていくことが求められます。(台湾やシンガポールには行ったことがありますが、漢字は意味が分からなくてもスッと理解できるので、英語よりも調べるのが楽です。中国人や台湾人にしても、英語より漢字を見て調べるほうが楽なはずです)

案内も韓国語と中国語が最重要でしょう、英語なんてそれほど重点を置かなくてもいいのです。


次に、飛行機ですが、中国本土や台湾の人の数が伸びていること、東南アジアの人々の来日が増えているのは、LCCが充実してきているからです。特に東南アジアは、LCCのおかげで飛行機の潜在需要が3倍から5倍になったといわれています。

彼らが日本に来るのに最大のネックは、東京か関西にしかこれないことです。そこから地方に移動するには、彼らからすれば高すぎる移動費がかかります。
最近、新千歳空港とバンコクを結ぶLCCが飛ぶようになりました。最低価格は1万円程度です。実はタイでは日本を題材にしたオリジナルドラマがものすごい人気を博しており、その舞台のひとつが北海道にあるためタイ人に北海道は注目の場所になっています。また、特に日本の中でも北海道は「雪が降る」ということで、東南アジアの人にとっては「幻想的な場所」とされています。日本人の感覚で言えば「オーロラが見れる極北」と同じぐらいのイメージでしょう。

このようなドラマなども、日本が身近になったからこそリアリティが出るものです。日本人が冬ソナで大挙して韓国に旅行に行ったように、各国のいろいろな仕掛けが日本を身近なものにしていくことになります。

そのためには、運用を弾力的にした航空行政と、決断の早い地方の観光行政、そしてLCCなどを受け入れる地域産業の努力が必要になります。中国や台湾そして東南アジアから東京や関西だけでなく、北海道・東北・北陸・四国などダイレクトにLCCが観光客を運ぶようにならなければ2000万人のインバウンドは達成できないでしょう。

九州を除いたのは、すでに九州は地の利を生かして、上海から大型フェリーをよんだり、LCCを就航させたりしている実績があるのです。

その上で、北米やヨーロッパなどの10時間前後飛行機に乗ってやってくる観光客に対しての政策として、成田と羽田の一体化が効果的になるでしょう。「リニアで15分」「長距離便のトランジットなら、利用料は無料」にすれば、成田までやってきて、世界最先端のリニアを体験してさらに日本各地に行けるのですから、お金のある欧米人には魅力的になるでしょう。帰りは新幹線で帰ってくるのもありですね。

日本には観光資源がたくさんあります。ヨーロッパ3カ国分ぐらいの資源があると言ってもいいでしょう。南は常夏の沖縄や屋久杉の屋久島から冬の北海道や豪雪地帯の立山など、欧米人が楽しめるところもたくさんあるといえます。

そういう、観光資源をどのように案内していくかもまだまだだし、来てくれたらどのようにおもてなしをするかもまだまだでしょう。看板とか案内などという、ありきたりな発想ではダメなのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

日本は世界的(欧米)には“極東”ですから簡単には欧米からの観光客は
増えないと思われますね。
アジア圏の観光客を中心とした対策が最も必要なことなんですね。

お礼日時:2015/07/29 07:04

一番大事なことは他人事にしないこと。

新国立にしかり、役人は全て他人事で、何かあれば責任を負わない。ホテルは都内は予約しにくいかもしれないが、周辺の山梨や茨城ならホテル予約できる。近県含めた観光ルート開発すれば良い。利用率の悪い地方空港が多いのでもっと活用すれば良い。

日本語しか書いていないところが多過ぎる。観光立国目指すなら、せめて英語併記を増やすべき。簡単な話、韓国に行ってハングルしか書いていない町並みみて面白いと思いますか?日本も同じです。日本語だけの表記は駄目です。即席の通訳を増やすべき。英検2級やTOEIC500点程度のギリギリ英会話ができる程度の人でも、役所が認めた人ならボランティア通訳として登録できるようにすれば良い。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/07/26 06:54

>現状ではようやく年間で1300万人を超えたという状況です。



それどころか今年の今の状況では年間で1800万人にまで達しそうな勢いです。一時的には日本人の海外旅行客数を逆転した時期も
あります。(これまでは日本人の海外旅行客の方が訪日外国人旅行客を上回っていましたが、それが一時的に逆転されました)

>他国に比べてホテルの数は充分なのでしょうか。

既に不足しています。特に都内の中級ホテルの不足が著しいです。そのため、日本人の出張などの需要に応えられなくなっています。
このクラスのホテルの稼働率は90%以上に達しています。稼働率90%というのは、事実上取りたいときに予約が取れない状態です。
理由は中国人をはじめとするアジアからの観光客の飛躍的増大により、リーズナブルな料金のこのクラスのホテルの部屋が極端に
不足しています。

>飛行機便を増やすことですか?ホテルを増やすことですか?

両方必要です。航空便数を増やすには空港の発着枠を増やす必要があります。そのためには滑走路を増やすとか管制機能の充実が必要です。
ホテルは増設が欠かせませんが、外国語を話せるホテルスタッフの育成も必要です。

>観光客を日本中に分散させることですか?

これも重要なことです。外国人に「大阪、京都、富士山、東京のゴールデンルート」だけでなくもっとほかの地区の魅力も宣伝していく
必要があります。これにより特定地区への集中が緩和できます。

これだけでなく、外国人を案内するライセンスガイド(通訳案内士)の養成も急を要しています。最近の通訳案内士は毎年10%増程度で推移していますが
外国人観光客の方は2013年は23%、2014年は29%増加し、今年は40%程度増える可能性もあり、通訳案内士の不足も懸念されます。通訳案内士は
語学に自信のある方が受験していますが、合格率は10%程度の語学関係では最難関の資格でしょう。おいそれと増やすのは難しい状況です。
(最近は闇ガイドが暗躍して、観光客にぼったくり料金の土産物を案内する例も出ています)

さらに細かく言うと、観光地における案内看板、駐車場、トイレ、wifiインフラの充実など、数え切れないほどの問題点が山積しています。

今、日本はかつて無かった観光立国の道を歩もうとしています。訪日外国人観光客数が3000万人、4000万人いても全然不思議でない
観光資源はあると思いますが、そのためには、観光客に満足して帰っていただけるような対応策を早急に講じる必要があります。
これは日本の産業構造が変わりつつあるといっても過言ではないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>これは日本の産業構造が変わりつつあるといっても過言ではないと思います。

これまでは「物作り日本」というフレーズでしたが、既に家電業界などは
低迷していますし、どの分野でも日本製が優位という状況ではありません。
「物作り日本」も大事ですが、今後は「観光立国」も大きな柱になるかと
思います。

お礼日時:2015/07/26 06:53

先週の土曜日に上野公園へ行きましたが、入って良い場所と悪い場所の区別が出来ずオロオロしている外国人を何人も見ました。


(特に寺や神社で)

日本の観光地は「宿と料理と土産は提供します。後はご自由にご覧ください」みたいな所が多く、予習なしで来た観光客はあまり楽しめないと聞いたことがあります。
地方の有名ではない観光地へ行くと日本語の案内板すら不足しているので、確かにそうだと納得します。
リピーターを増やすには観光客を案内できる人材の育成が必要でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

外国人が多く見られるような比較的有名な観光地であっても日本語のみの
案内板しか設置されていない場所がありますね。
外国人観光客を多く受け入れるつもりなら、それに対応する設備が必要
ですよね。

お礼日時:2015/07/26 06:43

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