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智頭急行の「スーパーはくと」(HOT7000系)は、速い列車であるという意見をよく聞きます。どれだけ速いのかと期待して乗ってみました。
しかし、乗ってみたときの感想は、「なんだ、これくらいの速さは当たり前じゃないか。」でした。こういう感想を持った理由は、四国に住んでいて当たり前のように2000系に乗っているからでしょうか?2000系ばかり乗っていると、キハ185系に乗ったときに遅く感じます。逆に、キハ185系に乗った後に2000系に乗ると速く感じます。つまり、スーパーはくとの列車を速いと思っている人は、普段はキハ185系程度の性能の列車(とりわけ気動車)ばかり乗っているということですか?

A 回答 (3件)

こんにちは。


電車運転士をしております。

JR四国の2000形気動車、スーパーはくとに使用しているHOT7000形気動車。
どちらも基本的なメカニズムは同じ車輌で、兄弟車です。

加減速能力は変わらず、側面の景色を見ての判断ですから、同じ速度感なのは道理です。

ただ、日本に存在する気動車の中では、基準(モノサシ)となる車輌ではなく、高速度やハイパワーに振った特殊な車輌。
むしろ185系の方が基準になる車輌です。

質問者が普段利用されている車輌が特殊ゆえ、感じたことなのです。
185系気動車ばかり乗っているのですか?
質問者様の常識に当て嵌めれば、正にその通りです。

2000形気動車なり、HOT7000形気動車なり、通常車輌より高速度でカーブを曲がれるように、「振り子式」と呼ばれる特殊な台車を使っています。

具体的には、カーブでは、車両自身が車体を内側に傾けることで遠心力を打ち消すのですが、欠点として、

⚫レールにかかる台車の横圧は、通常車両の台車と同じなので、レールや道床を強化(線路をしっかりとしたものに改良しないと意味がない)
⚫台車に負担がかかるので、台車寿命が短く、老朽化が早い。

高速度で華のある車輌ではありますが、
何処でも使えるわけでもなく、車輌寿命が短く、線路の管理も費用の掛かる(経済性が劣る)、裏の顔もあるのです。

185系気動車より、2000形気動車の方が先に廃車発生するとも言われています。
速さだけが必ずしも正義ではありません。

だから、性能が劣ると見られている185系気動車のような車輌でも、評価されているのです。
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そりゃ2000系を元に作られた電車ですから体感は同じになります。



誰も一番早いと言ってるわけではありませんし

カーブや急勾配のある区間でも、制御付き自然振り子機構装備で早い、と言ってるだけです。
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どちらも、営業運転最高速度は、130Km/h。


早い遅いは、最高速度で比較するか、2点間の停車時間も含む表定速度で比較するかで違います。
で、表定速度だと、四国の屋根を超えていく「しまんと・南風」と高規格智頭急行線を通過する「スーパーはくと」では、後者の方が早い。
ただ、2000系は振り子台車。その分、体感的には早く感じるのかも知れませんね。
それと、体感スピード
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