プロが教えるわが家の防犯対策術!

クラシックが好きで家でCDを聴いたり、コンサートに行ったりするのですが、演奏についての良し悪しなど全くわかりません。というよりも、誰の指揮でも、演奏でもみな同じにしか聴こえないんです。そう安くも無いコンサートをせっかく聴きに行くのですから、自分ももっとクラシックについて勉強したりして鑑賞能力を高めていきたいと思うようになりました。具体的にどんなことから始めていけばいいでしょうか。どうぞ宜しくお願いします。

A 回答 (9件)

No.8まで「楽譜」という言葉が出なかったのは、不思議です。



まず、最終的な目標として、好きな曲を好きな演奏で聴くのが一番よいわけです。
曲に関しては嫌いだったのが急に好きになるというのはそこまでしょっちゅうあるものではないですが、演奏が変わると嫌いだったものが好きになるということはあります。逆に嫌いになってしまうケースも。

好きではない曲を好きになるには時間がじわじわかかります。それは「曲のよさがわかる」ということです。また「自分の好みが変わる」という場合もあります。

演奏に関しては、何度も聴くことによって「演奏のアラがわかる」と思います。簡単なのは「トランペットやホルンが音を外している」、「音の立ち上がりが楽器によってバラバラ」、「ある楽器の音が極端に出すぎている(他の演奏と比べて)」、「クレッシェンドが極端」、「テンポが遅すぎる/早すぎる」、「加速や減速が極端」などなどです。

こういったことは、できるだけ楽譜(ミニチュアスコア)を見ているとよくわかってくると思います。もしよければ好きな曲でよいので買ってみてください。そうするといろいろわかってくると思います。「この楽器とこの楽器が一緒に演奏してる」とか、「この楽器の音量とこの楽器の音量は違う」とか。

演奏する人は楽譜をわかっています。おそらく。少なくとも楽譜を見ないで聴いている人よりは知っています。指揮者は楽譜を見ないで指揮したりしますが、それは楽譜を暗記しているからで、楽譜なしで済むような曲は(稀な例外を除いて)ありません。したがって、少しでも理解したいと思うのならば、楽譜を読む必要があります。

例えば、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を聴くとしましょう。楽譜を読むことによって、拍子や強弱がいろいろ見えてくるはずです。古い演奏で言えばメンゲルベルク指揮のたっぷり歌った演奏やゴロヴァーノフ指揮のゴリゴリした演奏、そして新しいものではゲルギエフやミッコ・フランクの指揮したものまで、それぞれ違います。楽譜をどう解釈するかが、演奏に関係しているからです。

やはり楽譜を読むようになって、「この曲はこう書かれている」とわかれば、その演奏が好きか嫌いかはおのずとわかってくるかと思います。入門書も面白いですが、本当にわかるためには、楽譜に触れないことには……です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。回答を読んで、専門家なのかと思ってしまいました。説得力があり、納得できました。入門から始めて、楽譜を読むところまで目指していきます。がんばるぞ!

お礼日時:2004/07/01 17:15

解説書の定番として、音楽之友社「名曲解説全集」をお薦めします。


例えば、交響曲だけで全三巻、少々高価ですが長く使えると思います。(大概の図書館に在ります)。
之には、解説と共に各楽章の主題の楽譜が表示されていますので、CD等を聴きながら読むと、初めて聴く曲でも理解し易いと思います。(楽譜など読めない人でも、まず大丈夫です)
コンサートの曲目の予習をしてから行けば、バッチリです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。楽譜があると覚えやすいし良いですね。幸いピアノを少々弾きますので楽譜は読めますし、早速手に入れてみたいと思います。

お礼日時:2004/07/01 17:17

参考URLの本をお薦めします。

かなり好き嫌いがはっきりした著者でありますが、良し悪しの何たるかがわかると思います。
少しこの人の考えと違うなと感じたときには、自分なりの聴き方ができていると考えてください。

参考URL:http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。具体的に書籍を勧めていただいて嬉しいです(^-^)早速手に入れて読んでみます。読んでみて自分がどのように感じるか、ちょっと楽しみです。

お礼日時:2004/06/28 19:17

家で音楽を聴くとき、同じ曲を、いつも聴いている演奏者とは違った演奏者で聴いたことがありますか?


もし、なかったら、CD屋さんに行って、ぜひ、いつも聞き込んでいる曲を、別の演奏者で聴いて聴き比べてみると、違いがよく分かると思いますよ。テンポ、強弱の付け方、アコーギクの仕方など、演奏者によって全然違うので、すぐに分かります。

鑑賞能力を養うには、数多くの作品を、ジャンルを問わず、たくさん聴くことですね。ピアノだけ、という風に限定すると、幅広い感性が養われないので、オケも室内楽も、オペラも、クラシック通になれるくらい、たくさん聴くといいですよ。

多くの音楽をたくさん聴いているうちに、自然と、聴くCDの中に、持っているCDと同じ曲が入っていた、という経験も、たくさんあると思います。

私なんて、モーツァルトの交響曲、ベートーヴェンの交響曲、ブラームスのラプソディ、ショパンのバラードなどを、何人の演奏者で聴いたか計り知れないほどです。

これからも、いろいろな音楽を聴いて下さい!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。やはりたくさん聴くのが一番なのかもしれませんね。でも、聴くに当たってのわかりやすい手引き書みたいなのがあればもっといいのになあ・・・などとわがままなことを考えてしまいます(笑)回答者さまは多くの演奏を聞き込んでいらっしゃるんですね。鑑賞するときってやっぱり何かの片手間に、というよりは音楽だけに集中して聴くのでしょうか??私は家事や勉強をしながらBGMのように聞き流してしまいます。

お礼日時:2004/06/28 19:13

クラシックといってもいろいろジャンルがありますが、xxxxpiyoxxxx様はどういうのがお好きですか?


オーケストラの交響曲?協奏曲?室内楽?楽器ソロ?オペラ?

一応私は全て聴きますが、私はなんと言ってもオペラ。いつの間にかこうなってしまっていた感じです。オペラは観るのもCDも高くつきますが、一度味わうともっと、という感じになります。ファンじゃない人から見ると、オペラなんかどこがいいんだろうと全く理解してもらえないことが多くて、つらいところです。入り口は狭いのですが奥が深くて・・

オペラほど演出や指揮者、出演者によって全然違うものはないのではないでしょうか。・オペラを一度ご覧になることをお勧めします。おっしゃるように、視覚から入ると違う感動が味わえます。

舞台を見るのが一番なのですが、CDだけでも違いは歴然としています。だから同じ演目のCDやVCRは何枚もあり、という状況です。「ドン・ジョバンニ」や「トラビアータ」などは毎年各地で一番多く観ているかも。今年前半はなぜかワーグナーが多かったですね。

よく、前とどこが違うの?なんて聴く友人がいて、演出が、歌い手が、とか答えるのですが、言葉では表せないのでもどかしい限りです。下手な演出なら、いっそ演奏会形式の方がいい、とか、いろいろ好みも出てきます。要は病膏肓に入っている状態であるわけです。でも最初からこうだったのではありません。

振り返ってみると、最初は好きなピアニストから入って、次は好きな指揮者、彼が指揮するオーケストラ、そのオペラ、そして、好きなオペラ歌手という風に変遷し、その都度、好きな音楽家や演奏家のCDは全部集めるという風でした。

それから、好きな曲目というのもあります。たとえばモーツアルトのK何番を、誰それで聴いてみようとか、そういう感じで好きな曲だと同じ曲でも違う演奏家のCDがでるとつい買ってしまうのです。

要するに、演奏家でも、指揮者でも、作曲家でも、曲でも、どれか好きなものを徹底的に、平たく言えば「追っかけ」するのです。演奏会やCDでこれ!という心に響くものを見つけたら、それについてもっと詳しく知るとかすると、自然に比較ができて、いつの間にか「違いが分かる」ようになります。

私の知人の男性で、10代の頃にある女性ピアニストの演奏に衝撃をうけ、その後30年近く全ての録音・CDや資料を集め、とうとう彼女専用のホームページまで作ってしまった人がいます。勿論、そのピアニストが来日すると、仕事を犠牲にしてでも日本国中でコンサート三昧です。これは極端な例ですが、要するに、好きなものにこだわるって大事だと思います。

そのうちにきっとxxxxpiyoxxxx様にも演奏会やCDでそれがみつかる時がくると思います。演奏会にいらっしゃるというだけで立派、充分だと思います。それから、音楽家についての本や解説を読むと、特定のものに興味がわくのではないかと思います。

映画もいいですね。「アマデウス」「不滅の魂ベートーベン」「シャイン」「耳に残るは君の歌声」など、クラシックの映画をご覧になると、興味が倍増すると思います。

長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

クラシックは全般に好きなのですが、のめり込むといったところまでは行かないですね・・・(^-^; 好きな指揮者さんはいるのですが。そこらへんからもっと広がっていけるといいなあと思います。
音楽について素人にもわかりやすく解説してくれる本も探しているのですが、素人向けってコンサートでのマナーとか。いくらなんでもそれくらい承知してます(怒)みたいな内容だったりするので・・・本屋さんでさがしてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/28 19:03

日本人の指揮者で佐渡 裕(さど ゆたか)さんという方がいらっしゃいますが、指揮を振る様は情熱的で、音楽を視覚的にも表現してくれています。

コンサートをよく聴きに行かれるのであれば、一度佐渡さんのコンサートにも足を運んでみてはいかがでしょうか。ホント、熱い指揮ですよ。そういったアプローチも面白いのではないかなと思います。
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この回答へのお礼

佐渡さんの指揮はそんなに情熱的なんですか・・・。以前小林研一郎さんの演奏を聴いたんですが、彼も飛び跳ねるくらい元気な指揮でした(笑)面白かったです。視覚的な音楽表現というのは目からウロコといった感じです。ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/27 20:35

演奏者によって、テンポとか場合によっては音(解釈が2つあるなど)が違うことがあります。


私は間違ってすでに持っている曲のCDを買ってしまったのですが、
演奏者によって同じ曲も色々な表現があることを知りました。
「この曲ならどこからきいても分かる」というぐらい聴きこんでから
演奏会に行ってみてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど、聴きこんでいる曲なら違いがわかりやすいかもしれませんね。次回のコンサートに備えて演奏曲をガンガン聴いておこうと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2004/06/27 20:32

 それでしたら、指揮者、演奏者の違いによる曲の感じの違いが最も顕著に現れやすいといわれているモーツァルトの作品から聴かれるのがよいかと思います。


 小学校の音楽の授業で、おなじみの曲「アイネ・クラリネ。・ナハトムジーク」の、指揮者、演奏者が異なるものを聴き比べたことがありましたが、当時小学5年の私にも、違いがはっきりわかりました。また、「トルコ行進曲」でおなじみの「ピアノソナタ第11番」も、演奏者の異なる2枚のCDを聴き比べると、
同じ曲でもこうも違うものか、と、明らかに違いがわかります。
 他にも、イージーリスニング系の演奏者が「愛よ永遠に」などのタイトルでも演奏している「交響曲第40番」などもおすすめです。
 モーツァルトといえば、ポピュラー音楽的になりすぎていると、クラシックマニアからの評判はあまりよくないようですが、それだけに入門用にはピッタリと
思います。
 とにかくモーツァルトを中心に、いろいろな指揮者、演奏者のものを聴き比べていかれると、違いというものがわかってきます。
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この回答へのお礼

モーツァルトは違いがはっきりしているんですか~!今までモーツァルトの曲にはあまり興味が無かったのですが、レンタル屋さんでCDを借りて聴いてみます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/06/27 20:30

 こんにちは(*^_^*)好きな事を勉強するっていい事ですね!


指揮者の名前(動きの特徴)を覚えたり、楽器の名前、音の特徴などを覚えたりするだけで、違った楽しみ方が出来るかも知れません。(もう実践していたらごめんなさい(^_^;))
例えばトランペットとホルンを聞き分けられれば、それだけで2つのハーモニーの素晴らしさが、より一層楽しめるという訳です。
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この回答へのお礼

楽器については、ぜんぜん知らなかったです。そうですね、ひとつひとつについて知識があれば聴く姿勢も変わってきますよね。なるほど!です。ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/27 20:25

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