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工場リフトに首挟まれ派遣社員の男性死亡 大阪・住之江

 19日午後4時半ごろ、大阪市住之江区平林北の容器洗浄会社「ニューテック」の工場で「荷物搬送用のリフトに男性が首を挟まれた」と119番があった。男性は同市西成区内の派遣社員(44)とみられ、現場で死亡が確認された。大阪府警住之江署が原因を調べている。

 同署によると、リフトは床以外は枠だけの簡易な作りで、高さ2・6メートル、幅2・7メートル、奥行き1・6メートル。当時、被害にあった男性は工場の2階で作業。1階にいた男性作業員が2階から1階にリフト10+ 件を降ろそうとした際、男性の首が枠の上部に挟まったという。

 リフトは1階にいた作業員が操作したという。同署は作業員から事情を聴くなどして当時の状況を詳しく調べている。

という事故がありました。
リフト行動計画書を社員さんに記載してもらい、それを始業前に音読し注意喚起しているのですが、それ以外にこれはした方がいいというのであれば、ご助言頂ければ幸いです。宜しく御願い致します。

A 回答 (1件)

作業現場を持つ事業所としては、少なからず労働災害の危険性はあるでしょう。



その上で、事業所の管理者としては、
1)最大限、危険性を取り除く
危険の芽を摘むことが最優先であることは間違いないでしょう。言うならば、各種安全装置などを付けて「何があっても事故が起きない設備」にすることです。
が、実際問題としては作業性の問題や投資費用の問題などがあるので不可能なことも多々あるでしょう。

2)作業者の危険余地、危険回避能力を向上させる
危険予知をすることで従業員は二重三重に安全な作業を心がけるし、万が一の危険でもそれを回避する(または被害を最小限度に留める)ことができるでしょう。

3)小さな危険を疎かにしない
ご質問にある事故の詳細はわかりませんが、一般的には重大事故が突然起きることは稀で実は同様の軽微な事故やヒヤリとかハッとするような事例があるものです。
挟まれ事故に関していえば、実際に挟まれたのは初めてであっても「挟まれそうになった」という前例はあったのではと思います。
そのようなヒヤリ、ハッとした事例や軽微な事故などが、しっかりと報告されて注意喚起や更には改善されるような事業所はやはり安全な事業所でしょう。

4)危険箇所の発掘
月に一度くらいは当該作業者による危険性の再点検はしたほうが良いでしょう。
日常業務おける危険であると思う箇所や行動を見直すことです。ここで危険性の指摘が何も出てこないということは逆に危険な職場になっている可能性もあります。(一般的には危険を思われることが慣れで当たり前になっている可能性があります。)
また、時には当該作業に従事していない従業員による点検も有効です。慣れていないだけに見落としている危険を見抜く可能性もありますし、不慣れな作業を見ることで「危険予知」の訓練にもなります。

5)経営者、管理者の理解
安全に対する理解の薄い経営者、管理者が少なくないのも事実です。
なぜかといえば、安全に対する投資は決してコストの削減や売上の増加に直接繋がらないことが多いからです。
例えば、2人作業を安全確認をするために3人作業にすれば当然人件費の増加します。設備に安全装置を付けるのも費用が発生しますし、作業性も悪くなることも多々あります。
安全教育を時間外に行えばその時間は売上を産まない時間になります。

が、一般的には重大な事故が発生すると当該の設備や場合によっては事業所の停止を命じられますから、事業に多大な影響を及ぼします。
また、その事故への対応(対警察や対労基署なども含む)によって管理者や経営者も時間を費やさざるを得ません。さらには会社や管理者、経営者が刑事罰を受けることもあります。
最も大きいことは取引先などからの受注が減少することもありえますし、今後の従業員の採用でも難しくなる可能性があります。
したがって、重大な事故の発生は経営上でも取り返しの付かない結果を招く可能性があるという認識が必要になります。

思いつくままに書き綴ったのでまとまりは悪いかもしれませんが、意識で安全はかなり改善します。経営者や管理者が安全に対する意識が高ければ従業員も自ずと安全に対する意識が高くなります。
逆に、経営者や管理者が安全を疎かにしていると従業員も安全を疎かにします。
法令や労基署等の指導に従った安全対策をしていても、もしも事故が起きれば会社の責任です。法令や労基署の指導に従っているから大丈夫なんてことはありません。
安全への意識を会社ぐるみで高める方策を考えてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2015/10/20 19:48

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