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原子量というのは、自然に存在するその原子の各同位体の割合に応じた質量数の平均の様なものですよね。
例えば水素は最も多く存在してる(99.98%)のが水素1で、他に水素2や水素3が微量だけあるから、原子量が1より少し多い1.008になってるのは直感的にも理解しやすいです。
炭素も炭素12が98.89%で、他に炭素13が1%ほどあるらしいので、原子量は12より少し多い12.011ですよね。ここまでは分かります。

しかし酸素は酸素16の存在比が99.7%で、他に酸素17と酸素18が微量に存在してるらしいのですが、これだと原子量は16より少し多い値になりそうに思うのですが、実際の酸素の原子量は15.999と16より少なくなっています。

この理由を教えてほしいのです。お願いします。

A 回答 (3件)

http://kato.html.xdomain.jp/nuclearphys/chapter2 …
によれば、「原子核の質量はそれを構成する複数の陽子、中性子の質量の合計に大体等しいが、厳密に考えるとこれより少し小さい。この差は原子核内で働く力による結合エネルギー(質量に換算するには c2 で割る)で説明される。」ということです。
つまり、陽子と中性子の質量以外の部分が元素の種類によって異なっているために、質量数16の酸素の原子量が正確に16.0000にならないのです。こういった事情があるので、特定の原子を基準として設定する必要があったわけです。そんなわけで、原子量が正確な整数値になるのは12Cのみであり、それ以外の原子に関しては整数値からのずれがあります。
こうした整数値からのずれのために、原子核反応の際に、反応の前後で質量の変化が起こり、それが原子力エネルギーの元になります。
こういったわけで、16Oの原子量は前の回答に書かれている通りになるのでしょうけど、そうなる理由とか、なぜ、上記の「 」内のことが起こるかと言うことは私には説明できません。
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この回答へのお礼

なるほど。陽子と中性子以外にも質量を決定する要因があったとは知りませんでした。
大変勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2015/10/30 10:58

#1のお答え通りです、酸素16の原子量は 15.99491461956(16) ,リンクを張ります。


https://en.wikipedia.org/wiki/Isotopes_of_oxygen
英文Wikiですが、和文Wikiと異なり厳密に審査されています。和文Wikiはゴミ箱同然。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。頑張って勉強します。

お礼日時:2015/10/30 10:59

原子量は質量数12の炭素原子を基準にした相対質量です。


酸素16の相対質量は16よりわずかに小さく、15.9949ほどです。
このため標準原子量は15.999となります。
http://cent-scorpio.asahikawa-med.ac.jp/akutsu/m …
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この回答へのお礼

すばやい回答ありがとうございました。
おかげですっきりした気分です。

お礼日時:2015/10/30 11:00

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