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昨年秋、母が亡くなりました。
当然、今年は新盆を迎えるのですが、私の家は浄土真宗です。ネットなどで調べたところ、浄土真宗ではお盆に特別なことをしない(霊魂が帰ってくると言う考え方はない)ようですが、新盆にも当てはまるのでしょうか?
なぜこれで悩むかと言うと、私は早くに父を亡くし母と二人暮しでしたが、お盆には迎え火と送り火を焚きお飾りをし、という日本のごく普通のお盆の迎え方をしていました。ただ、菩提寺は現住所の他県にあって遠いため、お坊さんをお呼びしてお経を上げてもらったり、お墓参りはしていませんでした(数年に1度くらいは行ってましたが)。
父が亡くなったのは私が小学生のときでしたが、白いお盆ちょうちんを飾ったのは覚えてるんですが、それ以外の記憶はないんです。
母が亡くなったときは菩提寺がない状態でこちらにお墓を買っていたので、葬儀屋さんの紹介で葬儀の時にお世話になった住職さんに49日まではお世話になりました。実はその方から法要についての冊子をもらってあったんですが見つかりません。
お盆のときの作法はどうなのか、そもそもお坊さんには来てもらうのか、もう細かいところから全くわかりません。どなたか詳しい方がおられたら、教えていただけないでしょうか。
ちなみに、私の住所では7月にお盆を行うのが慣習のようですが、うちでは8月にやっていました。私の仕事の関係で、母の初盆も8月にしようと思っています。
よろしくお願いします。
また、文面中もし失礼なところがあったらご容赦ください。

A 回答 (5件)

自己紹介欄にあるように、浄土真宗の坊さんです(^○^)



>新盆にも当てはまるのでしょうか?

そのとおりです。お盆という行事は仏教のものではなく(他の仏教国にはそのような行事が無い)、中国経由で仏教が伝わる際に、シルクロードを通って伝わった他の宗教行事とミックスして、日本で独自に発展したもので、仏教の心を味わうには伝統的な意味で必要な行事でありますが、霊魂が帰ってくると言う考え方は仏教には無いので、浄土真宗ではそのような考え方につながるお盆での特別なことはいたしません。新盆でも同じことです。
なお、お盆の行事は、宗教行事というよりも地方独自の民族行事ともなっておりますので、日本全国一律の作法があるのではなく、地方ごとに、その土地の特産物などを取り入れた独自の飾りつけも残っています。その中には、浄土真宗では行わないことになっている提灯や灯籠等もありますが、迎え火や送り火は全国的に浄土真宗では行っていません。

なお、お母さまがご往生の際にご縁のお寺があるようですが、冊子等は、再度申し出ればすぐにいただけると思います。気にせずに「見つからないので・・・ください」と言えば良いのです。そのためのお寺です。

>そもそもお坊さんには来てもらうのか、
来てもらうか、来てもらわないかは、亡きお母様のご往生には関係がありません。したがって、亡きお母様にとって、どちらもプラスとかマイナスとかではないので、ご自身にとって、どのように新盆を迎えるのが良いかでご判断ください。自宅に呼ぶのも良し、よばないのも良し、本山や別院のお盆法要に参加するのでも良し・・・何でも良しです。
浄土真宗は、「ああしなければいけない」とか「高しなければダメ」ということは少ないです。ただ、他宗と比べると、「する必要が無いからやらない」ということが多いだけです。
合掌
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この回答へのお礼

何度もご回答ありがとうございました。
実は他の方の質問でお見かけして、来ていただけるといいなと思っておりました。大変勉強になりました。
お寺自体は菩提寺ではないし、私はあまり大掛かりにやりたくなかったんですが、何しろ親戚がうるさいと言うか、母を案じてくれているのでありがたいのですが...こんなこと言ったら罰当たりなのはわかってるんですけど、疲れてしまって。
とりあえずご住職をお呼びしてお経を上げてもらってお墓参りして、位に考えています。親戚も来てくれるようなので、皆で母を偲ぶつもりです。
遅くなりましてすみませんでした。

お礼日時:2004/07/06 22:48

ご質問者さんの質問から外れてしまいますが、No.4回答者さんのteinenさんのコメントありがたいのですが、大事な教義が・・・・違いますので修正させていただきます。


> 浄土真宗の教義では,亡くなられた方は,阿弥陀さんの
> おられる浄土に生まれ出るので,
(ここまでは合っています)

> わざわざ現世に戻ってこられないのだそうです。
いえいえ、戻ってきているのです。
親鸞聖人の「浄土和讃」には、
安楽無量の大菩薩 
一生補処にいたるなり
普賢の徳に帰してこそ
穢国にかならず化するなれ
とあります、つまり往生したものは必ずこの世に還って来て、衆生を仏道に向かわせる活躍をすると言っているのです。また、ご本典「教行信證」の巻頭には「謹んで浄土真宗を親鸞聖人の書かれた「教行信證」の巻頭に「謹んで浄土真宗を案ずるに二種の回向あり。一つには往相、二つには還相 なり。往相の回向について真実の教行信証あり。」とあります。往生浄土という人間が浄土に生まれて仏となっていくすがたを往相といい、浄土真宗の救済である阿弥陀仏の本願の活動が往相回向であると述べています。
そして、一度浄土へ往生したものが浄土からこの娑婆へ返って来ることを「還来穢国」と言いますが、仏となったものがこの娑婆(穢土)に住む人間の苦しみを救おうと、浄土にじっとしていないでこの人間の世界に戻って来る(還ってくる)すがたを還相といいます。 
したがって、還ってくるのですが、決して私たちのカレンダーの都合でお盆の時期ということではなく、「いつでも、どこでも」なのです。
合掌
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 既に浄土真宗本願寺派の僧侶であるamida3様が述べておられるとおりです。


 新盆の迎え方については,宗派や習慣によって,さまざまですが,浄土真宗の場合は,特別に何かをしなければならないということはないようです。
 浄土真宗の教義では,亡くなられた方は,阿弥陀さんのおられる浄土に生まれ出るので,わざわざ現世に戻ってこられないのだそうです。
 「門徒忌み知らず」と他宗派の方から言われますが,気にすることはありません。
 
 年忌法要やお盆などにお坊さんと接する機会がありますが,浄土真宗本願寺派では,亡くなられた方への追善供養をするわけはなく,それらのことをきっかけに仏道や御仏に接する機会であるとおっしゃる住職さんがたくさんおられます。
 
 新盆に白提灯を飾ったりするのは,宗派の教義によるものではなく,その地方の習慣によるものと言えます。
 
 私は門徒ではありませんが,浄土真宗本願寺派大学(正式名称:龍谷大学)ではそのように習いました。
 勝手なことばかり申しましたが,amida3さんの回答が最も的を射ていると思いますので,堅苦しく考える必要はないと思います。
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この回答へのお礼

遅くなりましてすみませんでした。
皆様からいただいた回答をもとに親戚に伝えたら、何というか拍子抜けした感じでしたね。やはり、かなり珍しいようです(母の実家は曹洞宗)。
でも皆8月のお盆にはきてくれるようなので、皆で母を偲ぼうと思っています。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/06 22:51

我が家も浄土真宗です。



お盆の供養はその地方により、習慣は異なることを前置きしまして、

一般的な新盆の迎え方は、親戚・知人・近親者を招き、僧侶を迎えて読経をしてもらい、その後は、仏への供養の意味で、参会者全員で食事をします。

飾る提灯は白張りの新盆提灯になります。(本来は近親者から送られるものですが。)
ちなみに、地方によっては、新盆提灯はお盆のあと、お寺に収めるところもあるようです。

もちろん、現代はかなり簡素化の傾向にありますし、供養の気持ちが第一ですので、
あまり形式にこだわる必要はないと思います。

そちらの地方では7月。でも、質問者様は8月の予定。を考えると、
大丈夫とは思いますが、僧侶への読経のお願いは早めにしておくことをお勧めします。

また、どんな些細な(どういったものを準備すればいいか、など。)ことでも
わからないことは直接、僧侶に聞くことは、決して恥ずかしいことではありません。
聞けばきっと、丁寧に教えてくださいます。(経験済み)

人間、そう何度も初盆を経験するわけではないのですから。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみませんでした。
調べてみて、教えていただいた内容が一般的だと思いつつ、「何もしない」ううーんどうするんだ...と、ちょっと悩んでしまいまして。
>人間、そう何度も初盆を経験するわけではないのですから。
そのとおりだと思います。ちゃんと聞いてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/06 22:44

 私も母が16年前になくなり,その時,初盆をしました。



 住職さんが家に来て,仏壇の前でお経をあげて,それからお墓参りをして,家に戻って会食という感じでした。亡き母の兄弟夫妻,父の兄弟夫妻などが揃ってやりました。

 妻の祖母の場合は,お寺に親戚が集まってお経をあげて,そのあとに移動して,会食するという感じでした。

 住宅事情,親戚の関係,いろいろあると思います。皆が集って,故人のことを想い,語る。それで十分だと思います。私も浄土真宗ですが,心を込めて「南無阿弥陀仏」を唱えるだけで十分と思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみませんでした。
>皆が集って,故人のことを想い,語る。それで十分だと思います。
実は親戚(母の兄弟)が多く、大騒ぎされてしまい、私自身もとりあえずお経は上げてもらってお墓参りして、位は考えていたんですがなにせお葬式から仕切られそうでしたので...HIROさんの言葉ではっと思いました。母を偲ぶのが一番大切ですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/06 22:41

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