No.5ベストアンサー
- 回答日時:
>蛍光X線装置があるにはあるのですが、いまいち使いこなせていないのが現状です。
ちょっと気になった点を。
蛍光X線ですと.引火電圧が100kv以下(以上はγ線)で.小型の機械が多く(x線被爆を押さえるために照射装置自体を小さくして.全体を防護する)結果的に.検出精度がかなり低い.と記憶しています。つまり.%(1/100)オーダーかパーミル(1/1000. こちらはよほど条件がよい時に限る)オーダーの含有量がないと検出できません。つまり簡便性は優れていますが.精度がまったく得られません。また.検出限界が高いという問題もあります。数原子層しか届きませんので.表面分析に限られます。このことが結果のばらつきに影響します。和歌山砒素で使われた分析はγ線蛍光分析であり.引火電圧が異なることを考慮して下さい。蛍光x線分光は.1960年代から広く使われた手法であり.最近の方法ではありません。
電子顕微鏡による分光ですと.検出対象が小さくても住むという利点がありますが.濃度は1桁の精度が歩かないか程度になってしまいます。
電子顕微鏡本体が1000マンぐらい.分光器が1000マンぐらいと低価格です。
>環境への配慮から現在採用は考えておりません。
出口(排気)にスクルバーをつけるだけですから.簡単でしょう。硫化水素等を使う機械を見たことがあります。
食品関係で重金属を取り扱うのですから.pptからppbオーダーの内容が主体となるわけで.作業環境の汚染を徹底的に除かなければなりません。いくら固体とは言え.器具の洗浄などが必要であり.廃水処理施設は必須です。すると.スクルバーだけの値段ですので.簡単に導入可能かと思います。
既存の実験室かあるとして.総額1000マンぐらいで簡単に導入可能でしょう。
原子休校あたりがもっとも低価格でそれなりの精度がえられ.ppb程度の分析においては.適正な選択かと思います。
原子休校は.黒鉛炉(フレームレス)を選択してください。フレームですと.試料が50ml程度必要ですから.ppm程度の分析にしか使えません(ジチゾンによる濃縮の関係で)から。
濃く遠路ですと.マイクロシリンジで打つわけで.結構濃縮が容易です。極端な場合.生試料を直接打っても結構高い再現性がえられます。
No.4
- 回答日時:
どこまで正確なものが必要なのか判りませんが・・
水質事故のとき等緊急な時に使われる物ですがヨシテストというものがあります。
水溶液じゃないと駄目だと思うのですが・・
精度は原子吸光やICPに比べると全く悪いですが、家庭の井戸なんかの水の定性分析位なら大丈夫だと思います。
参考URL:http://public.sakura-rubber.co.jp/fire/chapter05 …
No.3
- 回答日時:
ICP発光分析。
試料が1-10g程度でPPBレベルの分析が可能であり.簡便。ただし設備として5000マンぐらい必要。γ線蛍光分析。mgオーダーの試料を入れるだけで測定自体は簡便。ただし.γ線を取り扱うので関係法令の制限が厳しく台数が限られています。日本での報告は見かけていません(単に知らないだけかもしれませんが)。
和歌山で使われたのは放射こう分析で日本では1代か2代しかないはずてす(放射こう発生器が.兵庫の(名称忘却)と筑波の高エネけんしかありません)。
簡便ですが.設備投資がそれなりに必要です。
低コストですと.原子きゅうこう分析があります。200-500万ぐらいで購入できますが.こちらは1成分しか分析できず.不特定の食中毒になるような少量のサンプル分析には適しません。1成分乾燥重量で10g使って50金属と考えるとどうしてもkg単位の資料が必要になります。
普通に金があるのでしたらば.ICP発光分析が全体で1億円いかと低コストで汎用性があり便利で簡単です。しかし.この機械は30年ぐらい前から普及した機械です。
早速ありがとうございます。蛍光X線装置があるにはあるのですが、いまいち使いこなせていないのが現状です。原子吸光につきましては、標準品を大気中に放出することになるため環境への配慮から現在採用は考えておりません。
No.2
- 回答日時:
分析する対象物がどんなものであるのかによると思いますが・・・、
日本薬局方に医薬品のヒ素・重金属試験が載っていますので、こちらを参考にしていただければ分析は可能かと思います。
参考URL:http://jpdb.nihs.go.jp/jp14/
有用なページを紹介していただきありがとうございます。日局の一般試験法がネットで見えることは知りませんでした!活用させていただきます。
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