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社内のメールで、「。。。結果として○○事業に支障をきたしましたのは、○○さんの采配の甘さに所以いたします」という一文があります。
意味はなんとなく分かりましたが、「所以」は動詞として使われるのは、はじめ見たので、思わず「所以」、「由縁」と「由来」の使い分けを知りたくなりました。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

1.所以


「理由・わけ」の意味。「彼が好かれる―は明るさにある」「人の人たる―」
《漢文訓読語の「故 (ゆえ) になり」の音変化「ゆえんなり」からか》(故は旧仮名遣いで「ゆゑ」なのですが音変化の途中で「ゆえ」になったのでしょう)また、「所以」のもとは漢文で「以て~する所となる」から取られたことばです。

2.「由縁」どちらの字も「よる」と読み、「原因」「始まり」を意味しています。

3.「由来」は「由って来たる」とよみ、「そこから来た」→「その原因・理由」 用法は「~に由来する」

 所以を「サ変動詞化」した「所以する」はあまり見かけません。「所以」の音変化した「ゆえん」と「由縁」の音読みとが偶然一致しているため、かなり混同されているように思います。あるいは「所以」が漢文訓読から成立した後で同音の「由縁」が使われ始めたのかも知れません。

 使い方 「所以」は「~する所以」のように使います。一方、「由縁」は「東京という地名の由縁は」のように使えます。その意味では「由来」も「名の由来」のように使います。

 以上から考えると、「○○さんの采配の甘さに所以いたします」は少しおかしい用法です。「原因があります」と分かりやすく言えばいいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました。
よくわかってきました。

お礼日時:2015/11/17 14:44

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