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ハ長調のドファソの音の和音記号は、どのように表わしたらいいでしょうか?Ⅴ?ⅠとⅤ?
メロディーによって違うのでしょうか?よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

クラシックの場合ですか? 通常、「ドファソ」という音の重なりがあった場合、「ファ」は「ミ」へ移行解決する非和声音(和声外音)で、本来の「ドミソ」の和音を鳴らすのを少し先延ばしする形です。

したがって、「ドファソ」の和音のあとに「ドミソ」の和音が連結しているのなら、和音記号はIのままにします。必要に応じて「ファ」を非和声音と分析、表示すこともありますが、表記のしかたは、国によって、理論家によって違います。日本の音大などで最近まで教科書として使われてきた和声の教本ならば、和声記号はIとだけ書き、楽譜中の「ファ」の音符に非和声音の分類などを略号(カタカナ一文字)で書き込んでいます。海外のものなら、アルファベットの略号で表記することもありますが、和音記号のみで非和声音の表記をしない場合も多いです。あるいは、ローマ数字のIのあとに、音の動きを示す小さな数字を書き加える場合もあります。「ファ」が「ミ」へ下行解決するなら、第4音から第3音への移行を表して、「43」という小さな数字をIの右肩に書いたりします。これは、バロック時代など、古い時代の通奏低音の表記法に準じています。
非和声音にはいくつかの種類があり、前後の音がどうなっているかで定義が変わるので、「ドファソ」一つだけではわかりません。「ファ」の音がその前に鳴る和音に含まれていてタイで結ばれているなら「繋留音」、その場所でいきなり「ファ」の音が出るなら「倚音」、「ミ→ファ→ミ」という動きの中で出るのなら「刺繍音」、「ミ→ファ→ソ」、「ソ→ファ→ミ」という流れで出てくるのなら「経過音」というような日本語の名称があります。
ポピュラーの音楽理論でも上のような非和声音の分類は扱いますが、和音の表記はあくまでもその瞬間の音の重なりだけからするので、「ドファソ」なら常にC sus4という表記になります。この場合も、「ドミソ」が後続するのであれば、機能としてはIのままになります。
もしこの和音が「ドファソ」という3音だけでなく、「ドファソシ」などの重なりならば、バスの「ド」を「保続音」と定義して、「ファソシ」をV7と分析表記する方法もあり得ますが、「ドファソ」3つだけならVという考え方はしないのが普通です。
近代の音楽では、「ドファソ」のような和音が独立的に用いられ、「ドミソ」に解決しない場合もあり、そういう場合は機能が明確ではなくなります。決定的な表記法もなくなってきますが、たぶんそういう例のことをいっているのではないと思うので、ここでは触れません。
基本的にはIの表記だけでよいのですが、前後の関係や、分析に使用する和声理論の種類、流儀によって、表記法が変わってくることはあり得ます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大変詳しく書いて頂き、助かりました。もう一度、和声の理論を読み直してみます。
感謝(^^♪

お礼日時:2015/11/17 00:10

ポピュラー系の「コードネーム」でいえば、



  C sus4
  (C suspended Fouth :シー サスペンデッド フォース)

と呼びます。

http://piano-c.com/pianoChord_Csus4.html
http://pf-j.sakura.ne.jp/music/chord.htm

 「C」のコード「ドミソ」の真ん中の音が、根音から4度(Fouth)である「ファ」になったものです。
 「suspended:サスペンデッド」とは、「吊るされた、浮かび上がった」ということで、真ん中の音が正規の「ミ」から、「ファ」に浮かび上がった(吊り下げられた)状態を指します。吊り下げられた「ファ」は、正規の「ミ」に下がって落ち着こうとする性質があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そうなんですよね!コードネームではCsus4ですよね!
和音記号で表わすと?というところで、悩みました。和声の理論を勉強してみます。
ありがとうございました(^^♪

お礼日時:2015/11/17 00:04

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