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「家族と一緒にいる時間が多かったですから、とても嬉しかったです。」

この文章、なんか違和感を感じるのですけど、なぜでしょうか?
一緒にいる時間が多かったので、とすれば、すっきりするのですが、なぜ「かったですから」という表現が適切ではないのか、イマイチ説明できずにいます。それともこの文章、特に問題はないのでしょうか?
どなたかご助力お願いします!

あの。。。ちなみに「要ります」の活用なのですが、「要って」と使いますか?たとえば、「ビザが要って、市役所に行った」などです。「要るので」と言う活用ではなく、-て、の形で使うのかどうか、ちょっと気になるのですが。。

A 回答 (9件)

 ふたつほど答え忘れていたことがありました。



 「しなかったですから」という言い方ですが、「しなかった」のあとに原因や理由を表わす「から」をつける場合にはふたつの言い方が考えられます。ただし、「しなかったからです」という言い方は可能であり、これはまた別のニュアンスを持つことになります。
 
 「しなかったですから」は恐らく丁寧な表現にしたいという気持ちがあるのだろうと思います。普通体で言うのなら「しなかったから」が適当です。丁寧体で言う場合は「しませんでしたから」という言い方が一般的だと思います。「しませんでしたから」と「しませんから」ではまたニュアンスが変わってしまいますね。
 
 これは「しない」という普通体の過去形が「しなかった」となり、他にどんな語の助けも借りずに自ら過去形になれるのに対し、「しません」という丁寧体の過去形は「です」の過去形である「でした」の助けを借りることによって初めて「しませんでした」という過去形になれるので、「しません」という丁寧体には必然的に「です」が入りますが、「しない」というもともとの普通体に丁寧体の「です」を付け加えることは不必要と考えられるからです。ただし、「しなかったです」の「しない」を形容詞(イ形容詞)、「です」を助動詞と考えると、文法的には「しなかったですから」という言い方も可能かも知れませんが、一般的にはまず使わない言い方でしょう。
 
 「要って」という言い方に関してはAliasさんや、kohjiさんがすでにお答えになっているとおりで間違いないと思います。使い方として決して間違っているわけではありませんが、標準語の言い方としては馴染みのない言い方でしょう。

 では、失礼いたします。
 
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この回答へのお礼

丁寧なお応え、どうもありがとうございました。
なるほど、やはり文法上はどうしても間違い!と言う訳ではないのですね。それがわかって安心しました。本当にありがとうございます。

さて、「楽しかったでした」の回答の方も読ませていただきました。
そこでまた、ちょっと思ったのですが、な形容詞ですが、「ひまでした」になるのはわかるのですが、でも同時に「ひまだったです」という言い方も文法的には認められてはいますよね?もちろん、い形容詞は「たのしいでした」はだめで、「楽しかったです」のみですが。。あ、でもこれも複雑な文になっていくと不自然かな。

polnareffさんは現役日本語教師の方ですか?
もし、なにか良い文法の参考書などを知っていたら教えていただけると嬉しいです。。今回は本当に助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/21 16:32

 amitoさん、こんばんは。


 
まず、結論から言いますと、この「家族と一緒にいる時間が多かったですから、とても嬉しかったです」という文章は文法的には間違っていません。ただ、この文章に対して違和感を覚えるのには理由があります。
 
 まず、「多かったですから」という言い方には何の問題もありません。多くの方が「形容詞+です」という組み合わせに違和感を感じるのは事実ですが、この表現方法は国文法としても、外国人などに対する日本語教育で扱う文法としても認められている正しい表現です。この「形容詞+です」に関連しては別の質問で私が回答させていただきました。参考URLに挙げてありますので、もし良かったら御覧になってみて下さい。
 
 また、「です+から」の組み合わせについては、気にされる方が少ないようですが、これにも本来は一定の接続ルールがあります。「から」は「ので」と共に原因や理由を表わす「接続助詞」ですが、この両者の接続の規則に関して国立国語研究所報告の『現代雑誌九十種の用語用字第三分冊分析』というレポートがあります。それによると、「から」は丁寧形の「~です/ます」に接続する形が71%、普通形の「~だ/である」に接続する形が24%なのに対し、「ので」は「~です/ます」に接続する形が14%、「~だ/である」に接続する形が50%で、「から」は丁寧形からの接続が多いということが分かります。また、「から」には主観的な判断が、「ので」には客観的な判断が含まれていることが多いのですが、最近ではこの両者の使い分けはあまり意識されないことが多いようです。以上のことを踏まえれば「多かったですから」は文法的観点から見た場合、正しい表現と言えます。
 
 では、なぜ「家族と一緒にいる時間が多かったですから、とても嬉しかったです」という文章になると違和感を感じるのでしょうか。これは、この文章が持つ「音感と表現上のくどさ」にあります。「音感のくどさ」というのは、多くの方がすでに御指摘のとおり「多かったです」、「嬉しかったです」という似た音声がそれほど長くはないひとつの文章のなかで立て続けに現れるため、音として「うるさく」感じられるのです。そして、「表現上のくどさ」というのは、やはりそれほど長くはないひとつの文章の中で「多かったです」、「嬉しかったです」という2つの丁寧表現が続けて現れるので違和感を感じるのです。通常、日本語の文章では、一文がそれほど長くない場合、文末のみを丁寧形にすれば十分に真意が伝わるはずなのですが、ここでは文中にも丁寧表現があるため、何かくどさを感じるのだと思われます。因みに、丁寧表現と尊敬表現では表現の方法に違いがありますので、この限りではありません。ですから、「家族と一緒にいる時間が多かったので、とても嬉しかったです」とすればかなりこなれた文として聞こえないでしょうか。この場合でも「~かった、~かった」と似たような音が続きますが、「~かったです」がひとつになって「音のくどさ」は解消されましたし、「多かったので」と「嬉しかったです」で丁寧表現がひとつになりましたから、「表現上のくどさ」も解消されたと思います。因みにこの問題は文法でカバーする範囲ではなく、言語心理学の領域がカバーする問題かと思われます。
 
 文法的に正しいということと、日常で誰もが違和感なく使っているから正しいということとは必ずしも一致しません。また、その逆も然りで、文法的には正しくとも多くの人が違和感を感じるために正しいとは思えないということもあると思います。そういうことであれば、この「家族と一緒にいる時間が多かったから、とても嬉しかったです」という文章は、文法的には正しいが、一般的には違和感があり正しいとは思えない、と言えるのではないでしょうか。こういった例は英語なんかにもありますよね。[It is interesting to study English.]も[To study English is interesting.]も文法的には正しいが、[To study English is interesting.]を使うことには現在の英語として違和感があるというように。
 
 長々と大変失礼いたしました。却って分かりにくくなってしまったかも知れませんが、これでお役に立てたら幸いです。
 
 では、失礼いたします。
 

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=92301
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私も「多かったですから」にはなぜか違和感を覚えます。

理由を考えてみましたが,後からつけた理屈ですから,正直言って自信はありません。せっかく考えたのでいちおう書いておきます。

従来,「形容詞+です」の形は,誤った,またはぎこちない言い方とされてきました。「富士山は高いです」という言い方も今では(少なくとも話し言葉としては)市民権を得ていますが,ちょっと前までは「高うございます」が<正しい>と言われていました(今でも言葉にウルサイ人にとってはそうかも)。過去形になった場合も,当然「高うございました」が<正しい>言い方で,「高かったです」は新しい言い方なわけです。

「です」は「名詞+です」の形で使うのが<標準的>です(「これは本です」)。形容動詞の場合もこれに準じます(「私は元気です」)。これを過去形にすると,「本でした」「元気でした」のように,「~でした」となります。「です」の過去形は「でした」なのです。

ところが,「形容詞+です」の過去形は,「形容詞+でした」ではなく,「形容詞の過去形+です」となる。「高いでした」とは言わず「高かったです」という。このへんに,違和感の原因の1つがあるような気がします。

でも,それなら「うれしかったです」にも同じく違和感を感じないといけないわけです(実際私には少し違和感がありますが)。あとどこが違うかというと,「から」の有無しかありません。「~かったですから」は「か」が重なって言いにくい。これが違和感のもう1つの原因ではないか,と,我ながら説得力のない意見です。

なお,「要る+て」が「要って」となるのは,「張る,知る+て」が「張って,知って」となるのと同じ(五段活用の規則的な形)で,おかしくはないと思います。ただし,「要って」を使わなければならない文脈があまり思いつかないのも確かで,その意味で耳慣れない感じはしますが。「言って」「行って」などと同音になってしまうために避けられるのでしょうか。
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この回答へのお礼

みなさん、レス、ありがとうございます。
でも、まだちょっとすっきりしないのですが。。
というのも私自身は「多かったです」「うれしかったです」という表現自体はありだと思うのですね。ただ、「ですから」というつなぎ方がまずいのではないかと思うのです。。なんとなく、多かったです、と言う時点で文が完結してしまっていて、それ以上続けるなら新しい文章にしなくてはならないような。。でも「です」は、基本的に体言にしか付かないのですね。。。でも「多かったのです」となるとまたニュアンスが違うと思いませんか?うーむ。

お礼日時:2001/06/17 18:44

「~かった」という形容詞の連用形+過去の助動詞の終止形に、本来体言(名詞)もしくは助詞「の」にしか付かないはずの「です」が付いたので、不自然に思われるんだと思います。

(今はこのような用例も認められてきてはいるのですが、本来はこの使い方が正し「かった」筈です)
「家族と一緒にいる時間が多かった『もの』ですから、とても嬉しかった『の』です」という風に間に一言入れると自然な感じになりませんか?

「要って」は「要るて」(動詞「要る」の連用形+接続の助詞「て」)の促音便なので使い方としてはあっていると思います
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No.1です。


「かった」ってあんま使わないって書いちゃいましたが、
結構使いますよね。
よく考えな(かった)です。
すみません。
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「トテモ、ウレシカタデス」


と書くと、日本語に不慣れな感じがよく出ますね。

「多かった」は形容詞「多い」+過去の助詞「た」ですが、その助詞と
「です」の接続が気持ち悪いんじゃないですか?
ほかに「言ったです」とか「書いたです」とかも。

断定の助動詞「です」が、大辞林によると
「丁寧の意をもつ断定の助動詞。名詞、ある種の助詞、および体言に準ずるものに接続する。動詞および動詞型活用の助動詞には、連体形に助詞「の」の付いたものに接続するが、形容詞および形容詞型活用の助動詞には、その終止形に付く。もっとも、未然形「でしょ(う)」に限っては、動詞および動詞型活用の助動詞の終止形にも付く。また、形容動詞および形容動詞型活用の助動詞には、その語幹に接続する。
[一]「だ」「である」の丁寧語。」
とのことです。
つまり、形容詞「多い」なら、その終止形「多い」に接続して「多いです」が
これによるとふさわしそうですが、しかしでは「です」の方に過去の意味を
持たせようとして、
「多いでした」にしても、どこか妙ですね。

結局のところ、「です」は体言につながるのが本来の形なのだと感じます。
たとえば名詞につながって「りんごです」とか。
なので、活用語に接続する場合はその連体形に「の」をくっつけて体言化させ
て、「言うのです」「書くのです」にしたほうがすわりが良い。
形容詞も同様に、「多いのです」「赤いのです」のほうが良い。
さらにここに過去の意味を持たせる場合は「多かったのです」「赤かったのです」
としたほうが。そういうことになるんじゃないでしょうか。

ところで、例文を上記のように変形させると「多かったのですから」となりま
す。
「家族と一緒にいる時間が多かったのですから、とても嬉しかったのです。」
やや変に感じるのは、繰り返してるからでしょうね。

「家族と一緒にいる時間が多かったのですから、それも当然のことです」
ならば特に変ではありませんね。あるいは最初の「です」を取り除いて
「家族と一緒にいる時間が多かったから、とても嬉しかったのです。」
でもいい。多分、丁寧語を重複して使うとしつこく感じるからではないでしょ
うか。
これに対して、やたらと敬語を使わなければいけない軍隊用語(元は長州か
どこかの方言らしいですが)だと、以下のように解決したのでしょう。
「家族と一緒に居りました時間が多かったものでありますから、とても嬉し
かったのであります。」
「のであります」。これで名詞化と丁寧が出来るので、前の形容詞、動詞は
自由に過去の助詞を伴うことが出来る。まあ、そんな便利な言葉だったのだろ
うな、と。
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仮に例文が過去形でなかったら、”時間が多い。

”で形容詞だけで文章になります。
過去形の場合動詞が必要になりますから、”時間が多くあった”で文章は完結します。
それに”です”と言う助動詞をつけるから違和感を感じるのです。
”嬉しかったです”も、”嬉しくあった。”で完結しているのに更に助動詞をつけているから違和感を感じるのです。
多分丁寧に言いたいのでしょうから、この場合は、”家族と一緒にいる時間を多くもててとても嬉しく感じました。”とすべきではないでしょうか。
”要って”は”要りて”の短縮形でしょう。
”ビザが要って”と言う用法は間違いではないでしょうか。
”ビザが要る+ので(接続助詞)”が普通だと思います。
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 単に、短い文章の中に「です」が繰り返し出てきたことによる違和感だと思います。

たとえば、冒頭の文章を「家族と一緒にいる時間が多かったですから・・・」と、途中で切ってしまえば違和感は殆どないと思いますが、いかがでしょうか?

 それから、「要る」は五段活用ですから、「要って」というのは少なくとも標準語ではないと思います。「要るので」の音便形ではないでしょうか。
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かったを2回使ってるから変なんじゃない。


「家族と一緒にいる時間が多かったですから、とても嬉しかったです。」
      ↓
「家族と一緒にいる時間が多くとれたので、とても嬉く思いました。」
とかの方いいんじゃないすか。文章書く時かったてあんま使わないですよ。
友人とかとの手紙だったらいいけど。

「ビザが要って、市役所に行った」
      ↓
「ビザが要り、市役所に行った」
「ビザが要ったので、市役所に行った」
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