高浜原発の再稼を働認める判断を、裁判所が下したとのことです。
※高浜原発3・4号機 再稼働認める判断 福井地裁(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151224/k100103 …
※高浜原発の再稼働認める 福井地裁、仮処分取り消し(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H3O_U5A2 …
個人的には、原発の再稼働に関しては、是か非か、分からないとの立場ですが、
そもそも、裁判所は「神様」ではないので、裁判官によっても判断が異なり、裁判所に判断を求めるのは、酷だと思いませんか。
報道によれば、
「新しい規制基準の内容と審査の判断は合理的で、住民の生命が脅かされる具体的な危険は認められない」とし、ことし4月の仮処分を取り消し、再稼働を認める判断をしたとのことです。
一方で、「福島の原発事故に対する深い反省と絶対的安全性は存在しないという真摯な姿勢の下、継続的な取り組みを怠らないことが求められている」などと、国や関係する自治体を含め、今後も安全への取り組みを続けるよう求めたとのことです。
この判断は、
◇「危険は認められない」とし、「再稼働を認める」判断をした一方で、「絶対的安全性は存在しない」との指摘は、「支離滅裂」だと、思いませんか。
「絶対的安全性は存在しない」のを認めるのであれば、裁判所が「再稼働を認める」のは、論理的な整合性に疑問を感じませんか。
◇「絶対的安全性は存在しない」と、裁判所が認めるのであれば、万一の場合の対策を裁判所は確認したのでしょうか。
例えば、高浜原発で事故が起きた時に北風によって放射性 物質が京都や滋賀に運ばれ、関西圏の水瓶である琵琶湖が汚染され、関西圏が危機に陥る恐れがあることの対策を裁判所が確認したのでしょうか。
その確認もせず、裁判所が「再稼働を認め」、一方では「絶対的安全性は存在しないという真摯な姿勢の下、継続的な取り組みを怠らないことが求められている」と述べるのは、裁判所の自己満足(慰め?)に過ぎないと思いませんか。
A 回答 (8件)
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No.1
- 回答日時:
フクシマ原発の場合、電力会社ともあろうものが、原子炉の冷却装置を動かす「電源喪失!」で、結果、放射性物質を
まき散らしたのですよ。
国・原発関連組織・学者・電力会社が今更何とほざこうが、信用できるものではありません。
放射能汚染廃棄物の保管・処理の目途さえ立たず、汚染水の垂れ流し、気が遠くなる「廃炉」の工程etc.・・・
(当方の生まれ故郷)フクシマの姿を見つめて、今後の判断を行うべきです。
ご意見有難うございます。
おっしゃる通り「(フクシマ原発で、)放射能汚染廃棄物の保管・処理の目途さえ立たず、汚染水の垂れ流し、気が遠くなる「廃炉」の工程etc.・・・」なのに、裁判所が「住民の生命が脅かされる具体的な危険は認められない」とし、再稼働を認めるのは、信じられませんね。
裁判所も、自らが判断能力がないと悟れば、正直に、最低限度でも「分かりません」と、判決を下すべきだと思います、それが出来ないなら、決定したことによって生じた全損害を裁判所が被る覚悟が必要だと思います。
ただ、世間は、その様には動いていないようで、最近「イギリスが中国から、原発を購入する」ことを知りました。
他国のことながら、大丈夫かと心配になります。
※中国、イギリスへの原発3機の輸出で最終合意・総工費は300億ポンド(business news line)
http://www.businessnewsline.com/news/20151021073 …
No.2
- 回答日時:
以前ちょっと計算したんですが過去の実績から尤もらしい原発の重大事故の発生頻度は大雑把に5000年×基に1回くらいになったと思います。
これは例えば5000基を同時に稼働させると1年に1回そのうちのどれか重大事故を引き起こす頻度です。私の計算は(そもそも根拠にしている数値も)間違っていたかもしれませんが、政府は危険性を数値で出そうとしないので(私が知らないだけ?)本当はよく分からないです。# 日本の原子力発電の安全性だけが「桁」違いに高いということはないと思いますので世界全体での原発の実績で計算してもいいと思います。
それでも5000だとして:)、1基くらい動かしても5000年大丈夫だという計算になります。絶対的安全性は存在しないのですが5000年に1回なら再稼働を認めるのが常識的だと思います。こういう具合に個々の稼働は5000年に1回ならと許可されていくと思いますが、稼働している原発が多ければ多いほどリスクは高くなるので全体に対する上限が必要だと思います。例えば50基稼働させると100年に1回ですから、かなり危険という感じがすると思います。
ご意見有難うございます。
原発の確率について、ネットで調べたら下記がありました。
(1)原発事故の確率は、10年に1回(HIKARIコミュニティ)
http://www.kaze-to-hikari.com/2013/04/10.html
(2)原発重大事故「1000万年に1回」は現実離れ7/4東京新聞を読んだ(みんな楽しくHappy♡がいい♪)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2082 …
「非常用電源A(1/10)×非常用電源B(1/10)×非常用冷却装置(1/10)×・・・海水ポンプ(1/10)」の方式で、
それぞれの機器が使えなくなる確率をかけて算出する。
(1)は、過去の事故が発生した回数から、今後を予想するのは、そんなに単純なものかと疑問を感じます。
(2)は、「それぞれの機器が使えなくなる確率」を、単純に「掛け算」するのが正しい計算方法か疑問に感じます。
何故なら、「1つの機器」が故障したら、全体が使用不能になる場合があるでしょうし、「複数の機器」が相互に関係して、全体が使用不能になる場合があるでしょうし、「機器間のつなぎの部分」の不調で、全体が使用不能になる場合もあるでしょう。
「原発の機器(部品)の総て」を知る必要がありそうですし、そもそも「原発の機器(部品)の総て」の事故確率の把握が可能なのか、下記の記事のように、最近になって、安全弁が高温で劣化し、動かなかったのが判明した例がありましたが、このような事象は、事前にどうやって確率に反映するか疑問を感じます。
※福島第1原発2号機、安全弁の部品劣化か 事故時の高熱で(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H8X_X11C …
「回答者さん」の計算方法は承知しませんが、原発の稼働可否を確率論で判断するのは疑問を感じます。
福島のような事故ば、確率がどれほど低かろうが、その“万が一”の事態は決して受け入れられるものではありません。
※原発事故の確率がどれほど低かろうが、その“万が一”の事態は決して受け入れられるものではない(DAIAMOND online)
http://diamond.jp/articles/-/15236
No.3
- 回答日時:
"個人的には、原発の再稼働に関しては、是か非か、分からないとの立場ですが"
↑
ワタシは電気のエンジニアで、原発についても
放射能についても学びましたが、それでもその
危険性など判断できません。
”そもそも、裁判所は「神様」ではないので、裁判官によっても判断が異なり、
裁判所に判断を求めるのは、酷だと思いませんか。”
↑
思います。
危険性などは、専門家しか判断できません。
まして、原発など見たこともないであろう、法律だけの
専門家である裁判官が、その危険性など判断できる
道理がありません。
しかし、原発に限っては、その専門家があてになりません。
複雑すぎて判断不能、という面もありますが、多くは
政治的バイアスが掛かっており、信用できません。
たとえば、保守は推進、革新は廃止、という具合です。
危険性の問題に、どうしてイデオロギーが入ってくるの
か理解できません。
◇「危険は認められない」とし、「再稼働を認める」判断をした一方で、
「絶対的安全性は存在しない」との指摘は、「支離滅裂」だと、思いませんか。
↑
思いません。
絶対的安全性などこの世に存在しません。
絶対的安全性など要求したら、火力発電も、水力発電も
認められないことになります。
◇「絶対的安全性は存在しない」と、裁判所が認めるのであれば、
万一の場合の対策を裁判所は確認したのでしょうか。
↑
確認していないと思います。
それは火力発電も水力発電も同じです。
”裁判所の自己満足(慰め?)に過ぎないと思いませんか。”
↑
裁判というものは、どちらの言い分に説得力があるか
で決まります。
裁判所の自己満足とは関係ありません。
ご意見有難うございます。
一部は、反対のご意見のようですね。
◇「絶対的安全性などこの世に存在しません。」については、同感ですが、
「絶対的安全性など要求したら、火力発電も、水力発電も認められないことになります。」については、万一、事故が発生した場合の影響は、「原発」と「火力発電、水力発電」は、全く、損害の程度が異なるので、同列に論じるのは、適切ではないと思います。
◇”裁判所の自己満足(慰め?)に過ぎないと思いませんか。”について、
「裁判というものは、どちらの言い分に説得力があるかで決まります。」は、現実的には、おっしゃる通りだと思います。
「裁判所の自己満足」の表現は適切ではないかもしれませんが、
「住民の生命が脅かされる具体的な危険は認められない」とし、再稼働を認める判断をしておいて、もう一方では「絶対的安全性は存在しないので、国や関係する自治体を含め、今後も安全への取り組みを続けるよう求める」のは整合性を持たず「裁判所の自己満足」の判断と言ってもよいのではないでしょうか。
もし、将来的に「国や関係する自治体を含め、今後も安全への取り組みを続けなかった場合」、今回の判決は無効になるのでしょうか?、将来に対し、拘束力の発生しないことを述べるのが、「裁判所の自己満足」との表現が適切ではないなら、将来、万一事故が発生した場合に備えての「裁判所の責任逃れ」とも言えるかもしれません。
「回答者さん」が、おっしゃっているように「放射能についても学びましたが、それでもその危険性など判断できません。」が現実であり、「専門家である裁判官が、その危険性など判断できる道理がありません。」が、本当だと思います。
であれば、多くの人の命にかかわる問題については、裁判所は、無理に「裁判所の自己満足」や「裁判所の責任逃れ」とも言える判断をせず、「裁判というものは、どちらの言い分に説得力があるかで決まります。」として、無理に判断をすることなく、正直に、「分かりません」(判断できない)と、言えばよいと思います。
No.4
- 回答日時:
>◇「危険は認められない」とし、「再稼働を認める」判断をした一方で、「絶対的安全性は存在しない」との指摘は、「支離滅裂」だと、思いませんか。
→支離滅裂だとは思いません。世の中に絶対的安全性が存在しないなんてことは原発に限らず全てがそうです。自動車しかり、食べ物しかり。社会的に許容するかどうかはリスクとベネフィットを勘案した上での選択肢のひとつでしょう。
今回はベネフィットがリスクを上回ると判断しただけの話ではないですか。
ちなみに私は原発推進派ではありません。
ご意見有難うございます。
「世の中に絶対的安全性が存在しないなんてことは原発に限らず全てがそうです」は、おっしゃる通りだと思います。
「社会的に許容するかどうかはリスクとベネフィットを勘案した上で」も、おっしゃる通りだと思いますが、「全てがそう」とは言えないと思います。
例にあげられた「自動車」や「食べ物」については、万一、不良品が発生しても、犠牲者は限定(許容)されるので、「リスクとベネフィット」で判断するのは妥当でしょうが、「全て」について、同じ思考をするのは無理があると思います。
例えば、「回答者さん」は、高浜原発に事故が発生し、琵琶湖が汚染され、関西で犠牲者が出たり、関西全域の水道が使用できなくなっても、リスクとベネフィットを勘案した結果なら仕方ないとおっしゃるのでしょうか。
全ての事象を「同じ尺度」で、判断するのは、無理があると思います。
百歩譲って、「リスクとベネフィット」で判断するとしても、
同じ「リスク」の言葉でも、「原発」の為に、何千、何万人の犠牲者が出ていることを考えれば、「自動車」と「原発」を、同じ「リスク」の尺度で判断するのは、抵抗を感じます。
それ以前に、裁判所が「リスク」を正当に判断する能力があるかが問題です。
判断する能力がないなら無理に結論を出すことなく、正直に「判断できない」と言うべきだと思います。
それを、多くの人の命にかかわる問題について、「再稼働を認める」判断をした一方で、「絶対的安全性は存在しない」との指摘するのは、裁判所が「裁判所の自己満足」しているとの表現が不適切な表現とすれば、万一、事故が発生し、犠牲者が出たら訴えられないようにする為の「裁判所の責任逃れ」の発言だと思います。
ちなみに、私は原発推進派でも反対派でもありませんが、今回のような、現実に向き合うのを避けた、不誠実な判断は、原発の将来にとって、逆に、正当な稼働の支障になるものだと危惧しますし、裁判所は、その判決結果が社会的に与える影響が大きいことを認識して、判断すべきだと思います。
・・・単に、法律の文面に則った判決だけではなく、庶民の心に響く、血の通った判決にして欲しいものです。
No.5
- 回答日時:
私の計算結果は間違ってたみたいです。
事故率が5千分年に1回だと1494炉年連続無事故である確率は75%だと思います。確率が3万分の1だと95%、2100分の1だと50%でと思います。> 確率がどれほど低かろうが…
それほど低くはないはずです。いろんな計算があるみたいですが、実際に事故が起きたという事実が事故の確率の下限を与えます。
確率は、母集団の「数が多く」て、「均一」でないと、その母集団に確率を適用するのは信頼性は薄いと思います。
原発は、数が少なく、しかも、一つとして同一の原発は無いと思います。
同じ、設計思想で建設された原発はあるかもしれませんが、建設場所や年代等の立地条件でも、一つ一つの原発は異なるので、それを同一の集団として、確率論で計算するのは、無理があると思います。
※保険(wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%99%BA
保険も「大数の法則」をベースにしており、
「特定の人について、保険事故が発生するかどうかや、いつ保険事故が発生するかなどは、予測することができない。しかし、多数の人について統計をとり、過去の経験や資料なども加味すれば、一定期間にある保険事故がほぼ確実に発生する確率は算出することができる。」
の考え方から成り立っています。
例えば、自動車であれば、車は似かよっていると言えそえうですが、車でさえ、車の用途や車種、ドライバーの年齢やその他属性等などにより事故の確率が異なるので、特性毎に保険料が相違しますし、確率の考え方が保険会社毎に異なるので、保険料も損害保険会社毎に異なります。
まして、原発は、機器の内容および構成、設置状況、立地条件・環境、年代、操作者・・等々、原発毎に状況が異なるし、確率で論じる程データの集積もなく、原発全体を同一母集団として、原発に当ては確立論で論じるのは、無理があると思います。
※自動車保険料率クラスデータベース
http://www.ahoraxxx.com/
※私たちが支払う保険料はどのように決められている?
http://ps.nikkei.co.jp/carins/qa/e26.html
もし、確率論で対応するなら、部品毎の事故率を積み重ねて、計算するのが妥当だと思いますが、途方もなく多い部品数なので、それも現実的に無理でしょうし、そもそも各部品は事故率ゼロを目指して作っているので、この計算方法も無意味かもしれません。
それに、最近になって「安全弁が高温で劣化」が判明したように、どうしても、人間の考えの及ばない事項があるので、確率が計算できない部分が生じます。
そう考えると「100%の安全は無い」との前提で、原発については対応するしかないと思います。
No.6
- 回答日時:
№4です。
丁寧なお返事をありがとうございました。>例えば、「回答者さん」は、高浜原発に事故が発生し、琵琶湖が汚染され、関西で犠牲者が出たり、関西全域の水道が使用できなくなっても、リスクとベネフィットを勘案した結果なら仕方ないとおっしゃるのでしょうか。
⇒それが社会が判断した結果から出たことならしかたがないでしょう。個人が許容する以外に何か方法があれば別なんですが。くどいようですが、私は推進派ではありません。
>全ての事象を「同じ尺度」で、判断するのは、無理があると思います。
⇒おっしゃる通りです。ただし、この事象はこの尺度で、あの事象は別の尺度でとなったら混乱に拍車がかかるだけだと思います。それは社会とはいえません。
原発のリスクについては事故確率が大きな要素となりますが、これは科学者の間でも議論があるくらい不確定な話ではないですか。であるならば、どの学者の説を採用しても異論は出てくるでしょう。誰もが納得できる説なんぞたぶんない。たとえば京大の小出先生に任せれば「絶対ダメ」の結論に決まっていますし、世界の多くの科学者に任せれば「限定容認」という結論が大勢を占めると思います。
裁判所に判断をゆだねるというのは、そうした状況を踏まえた上で可能な限り異論を少なくするための社会的な選択だと思うのですが。
余計な事ですが、
>例にあげられた「自動車」や「食べ物」については、万一、不良品が発生しても、犠牲者は限定(許容)される
⇒自動車では年間万を超える死者(ご存じでしょうが発表されるのは24時間以内の死者だけです)と数十万人の負傷者が出ています。対する福一の事故での直接的な死者はありません(ここは様々な異論があると思いますが)。あなたの中では自動車は許容できるが、原発事故は許容できないのでしょうが、そうでない方もいるということです。
何度も有難うございます。
◇「それが『社会』が判断した結果から出たことならしかたがないでしょう。」はおっしゃる通りだと思いますが、今回の場合は裁判所が判断したから問題なのです。
裁判所は「社会」ではなく、一司法機関に過ぎませんし、科学的に判断する能力も手段も有しないのに「安全」との「お墨付き」を与える判決を無理に行うのが問題なので、判断する能力が無ければ、正直に「分かりません」と答えるべきです。
それを受けて、国(政府)が、原発のメリット・デメリットの両面を、丁寧に国民に示し、国民に判断を求めるべきたと思います。
その結果の国民の判断が「社会」が判断した結果であり、裁判所の決定が「社会」が判断した結果てはありません。
◇「誰もが納得できる説なんぞたぶんない」は、おっしゃる通りだと思いますし、「100%の安全」も無いのだと思います。
それを、政府は「世界一厳しい安全基準で判断しているから信頼せよ」と「分かったような分からないような説明」しかせず、規制委は「安全を宣言するものではない」と言うので、国民にとって、非常に理解しづらいものとなっています。
※「世界一厳しい」安全基準のウソ(日刊ゲンダイ)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/ …
「100%安全」と言えないのであれば、国(政府)が、原発のメリット・デメリットの両面や、安全性の限界とその対策等を国民に示し、国民に判断を求めるべきたと思います。国(政府)がその努力をせず、それを裁判所の判断に委ねるのは、国(政府)がサボっているに他ならないと思います。
◇「自動車では年間万を超える死者・・」については、何故、自動車の事故は、「日本全体の事故」で、原発と比較するのですか、判断を公平にするなら、「自動車1台」と「原発1基」の事故で比較すべきです。
その場合の原発事故の被害の大きさを考えると「あなたの中では自動車は許容できる」は、公平な論拠に基づく議論とは思えません。
再度、述べますが、私は原発推進派でも反対派でもありません。
国(政府)が、国民に説明責任を果たすべきで、裁判所に丸投げ(?)は、いただけません。
No.7
- 回答日時:
どうも平行線のようですのでやめますね。
あなたが「裁判所にそんな権限も能力もない」とおっしゃるのでしたら、最初の再稼働差し止め判決の際にも言うべきでしたね。
その時は何もいわない、差し止め無効のときだけ異議では、最初から再稼働反対ありきの詭弁ともとれます。
「裁判所の判断が、『社会』が判断した結果」の根拠の説明が無いので、「平行線」以前の問題ですね。
おっしゃる通り、最初の再稼働差し止め判決時については、投稿していません。
それは、国(政府)が、国民に向け、反論し、説明しようと思えば、いくらでもできるので、投稿はしませんでしたが、それ以外に、何回か投稿していますが、その投稿内容を見れば、「最初から再稼働反対ありき」ではないことがお分かりと思います。
<過去の投稿>
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8976324.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9012087.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9043295.html
ただ、「裁判所にそんな権限も能力もない」と記載したのは、やや説明不足かもしれません。
「裁判所は、新規制基準の内容および原子力規制委員会による新規制基準への適合性判断に不合理な点があるか否かという観点から判断する」のが、裁判所の方針のようです。
しかし、その原子力規制委員会が「新規制基準に適合性していても、安全を宣言するものではない」と言っているのだから、そんな(安全を宣言されていない)基準に基づいて、判断されても、国民として不安になりませんか。
「原子力発電には常に科学技術の最新知見を反映し、高いレベルでの安全性の追求を継続する努力が欠かせない。」と優等生的なことを言われても、その努力の結果を既に稼働している原発に反映する方法が担保さていないので不安になりませんか。
※高浜原発再稼働へ 差し止めの解除は当然だ(産経ニュース)
http://www.sankei.com/column/news/151226/clm1512 …
国(政府)は、重要な政策を実施しようとすれば、そのメリットとデメリットを国民に丁寧に説明するのが義務だと思います。
「旧・三本の矢」も「新・三本の矢」も、説明があるので、概ね賛同しますが、国の根本てある「エネルギー政策」については、国民に対し、全く、説明が無いように思えます。
裁判があろうが、無かろうか、重大事故を受けて、国は「エネルギー政策」を国民に説明する必要があると思います。
「回答者さん」は、その必要性を感じられないのでしょうか。
No.8
- 回答日時:
> 「100%の安全は無い」との前提で、
確率を計算できないというのは「原発はカオスであり予測不可能な現象」(少なくとも私たちの経験の範囲ではそれと区別できない)ということでしょうか。そんなことはないと思います。
たぶん、あなたは無意識に「原発事故の確率は非常に低い」と前提にしています。もし高い(例えば500年に1回)のならそれを理由に反対するだろうからです。
話がズレてしまったので元に戻しますと、私はその前提に反対しています。原発事故の確率を高いと計算しています。特に何十基も稼働させるのは許容できない水準だと思います。
再度のご意見有難うございます。
◇「原発はカオス(混沌・無秩序)」 とは申しませんが、原発については、確率論で事故率を算出しても、均一なサンプル数が少なすぎることもあり、正確で、説得力のある事故率を算出するのは、無理だと思います。
ただ、おっしやる通り、稼働件数が増えれば、事故率が増加するのは、言うまでもありません。
◇「原発事故の確率は非常に低い」を前提にはしておりません。正確で、説得力のある事故率を算出することが困難なので、原発について信頼性の乏しい事故率の数字自体を、云々することが、あまり意味があることとは、思えません。
◇以前にも申しました通り「原発事故の確率がどれほど低かろうが、その『万が一の事故』が、受け入れ可能な事態」かどうかが、重要だと思っています。
事故の確率が低くても、それが「福島のような重大事故」が想定されるのであれば、原発は受け入れられません。
◇しかし、新基準に適合した原発は、そのような「重大事故」は、想定されいてない(起きるバズが無い?)と、関係者は主張するでしょうが、これも、正確で、説得力のある裏付けを示すことは無理と思えるので、規制委の説明を信用するか、信用しないかになり、これも意味のある議論かは疑問があります。
◇私は、判断する知識を持ち合わせていないので、原発推進派でも反対派でもありませんが、心情的には「できれば原発は稼働させないで欲しい」と思っています。
ただ、この国のエネルギー問題を考えた時、「原発なしで可能」と主張する根拠も持ち合わせていません。
従って、国が、「エネルギー政策」(万一の場合の対策も含め)を、国民に示すのが必要だと思っています。後は、国民が、その政府の政策を判断するしかないと思っています。
今回のように、司法の判断に委ねるのは、順序がおかしいと思いますが、それは、政府の国民に対する「エネルギー政策」の説明が無く、国民の合意が形成されていないからだと思います。
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