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石灰岩やチャートは生物の死骸が積もってできた生物岩であると聞いたのですが、河川や海に含まれていた物質の化学的沈殿によってできた化学岩であるとも聞きました。生物岩としての石灰岩と、化学岩としての石灰岩の違いは何なのでしょうか?

A 回答 (2件)

[生物岩としての石灰岩と、化学岩としての石灰岩の違い]



化石の有無も大きいですね。
ただし、魚卵状石灰岩はちょっと微妙です。
魚卵状石灰岩は魚卵石と呼ばれる直径5mmか、それ以下程度の石灰質の玉が集まってできています。
この魚卵石は波のある環境下で純粋に物理化学的に作られるものもありますし、藻類の仲間が「マリモ」のように作るものもあります。
同様のものは「洞窟真珠(ケイブ・パール)といって、鍾乳洞でも見られます。
比較的浅い環境下で作られ、容易に運搬・再堆積されるので、他の生物の遺体と混ざって見つかることも多いです。
つまり生物の化石が集まった隙間を、化学的に形成された魚卵石が充填しているという場合もあるのです。

熱変成作用を受けて変成岩になった場合、生物・化学どちらの石灰岩も「結晶質石灰岩」(大理石)となりますし、チャートの場合はどちらも珪岩(クォーツァイト)となります。
このとき、化石などの特徴が再結晶によって失われてしまうため、生物岩か化学岩かの識別が(少なくとも見た目では)不可能になります。
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質問にあるとおり、違いは生成過程なのでは?


生成過程は違っても、主成分が同じなので同名の岩石とされるのだと思います。

参考URL:http://www.7midori.org/10/2001/10_18.html
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