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ddeana様

たくさんお教えいただきありがとうございます。
そのうえに本当に申し訳ありませんが、後1つだけお教えいただけないでしょうか。

研究社英和中辞典によると、aromaは「芳香、香り、風格、気品、趣」、fragranceは「かぐわしいこと,香気,芳香」です。とてもよく似ているのですが、この2つ言葉の意味、違いは何でしょうか。

前回いただいた御回答で「フレグランス業界」と仰いましたがその業界を「アロマ業界」とは言わないのでしょうか。なぜでしょうか。

A 回答 (1件)

再度のご指名ありがとうございます。



1.aromaとfragranceの違いについて
どちらも「よい香り」という意味では同じです。ただ、私はfood scienceに関係する仕事をしておりますので、fragranceという単語を食べ物や飲み物で使うことはありません。aromaはfoods and drinks を含めてそれ以外のよい香りでも使える単語であるのに対し、fragranceはfoods and drinks には使えません。使われる化学物質に、食用には不適当なものが多く含まれるからです。
試しに一度、
・the fragrance of roses
・the aroma of roses
でimageをググッてみてください。出てくる画像がまったく違うことがおわかりになると思います。後者の場合は、食用の生花も含まれるのです。

2.フレグランス業界とアロマ業界
これは言葉と歴史の関係と存じます。もともとfragranceという単語はラテン語の「sweet smell」が発祥で、それが17世紀フランスでfragranceという単語として確立したと言われております。17世紀というとフランスは太陽王と言われたルイ14世の時代。香水大好きだった彼はパフューマーを宮殿に常駐させ、それがフランスの香水や化粧品といった香り文化を広めるのに大いに役立ったとも伝えられます。ですから、いまだにそういったものを扱う業界ではfragranceという単語を用いるのです。

一方、aromaは、ギリシャ語の「spice」を表す言葉がイギリスに伝わり、香りを表すaromaとなりました。もともとが口に入るものから出発した単語ですから、香水業界でこの単語は意図的に用いなかった可能性は否定できません。尚、日本ではアロマセラピストからパフューマーまで広く「アロマ業界」と言っているようですが、これはあくまで日本だけの話です。
http://アロマスクールガイド.biz/aroma-job/
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この回答へのお礼

早速の御回答を頂きありがとうございます。

とても、とてもよく分かりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2016/01/16 12:43

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