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シャープが台湾の企業に買収されるようですね。
なぜ、そこまでにシャープは業績が落ちたのですか?
売れる商品を作れないからですか?
日本人は勤勉で仕事人間と言われるのに、真面目に働いてもこのような結果に陥るのはなぜでしょう?
米国などに対して、イノベーションやクリエイティビティに比重が置かれにくい風土があるからでしょうか?
技術的な部分以外にも、考え方やマインド、スピリットなどについても言及していただきたいと思います。

A 回答 (7件)

一言でいえば「売れる商品を作れないから」で、それは経営戦略の失敗です。

とはいえ、何が売れる商品であるか、そもそも売れる商品を作れるか、が経営における難しい判断になります。

何が売れる商品であるかは、今を基準にするのではなく、何年も先のことです。商品開発に年月がかかるから、今売れているからといって今開発をスタートしたのではあまりにも遅すぎ、かえって経営状態を悪くします。10年(せめて5年)先が読めないとダメなんです。
これから先に売れる商品が判明しても、自社技術の粋をこらして競争力のある商品を作れるかは、まったく話は別になります。自社で培った技術を駆使すれば競争力のある商品づくりができる…そういう商品でなければなりません。社内でどんな技術を持っているかが大事なんです。

いったん売れそうな商品が開発できても、どこよりも安くかつ品質よく作れないと競争に負けます。会社が儲かって黒字経営に出来るのは、今売れている商品を安く良質に作れることなんです。
「日本人は勤勉で仕事人間」と言われ真面目に働いても、安く良質に作れるのとは話はまったく別です。最近の家電製品は車と同様にアセンブリ(組み立て)さえ出来ればうまく商品が仕上がるようになっています。なので賃金が安い東南アジアでアセンブリさせても良質な商品が簡単に仕上がり(簡単に仕上がるようにアセンブリ設計できないとダメなんです)、何の特徴のないごくふつうの家電製品は勤勉で真面目に働く日本人が作ると(賃金が高いので)競争に負けます。他社や他国では真似できないユニークな商品を作らないとダメで、シャープの液晶(液晶TVなど)はかつてはそうでしたが、今では液晶はどこでも作れるようになったので、競争力がなくなりました。

経営陣は何年も前にこういう事態を見計らって先手を打ち、次世代の技術開発・商品開発を進めて来ていればよかったのですが、次世代に売れる商品を見極めず、その開発も怠ってきたので、今の有様になっています。先を読む力がなかったんです。
すべては経営陣の経営の舵取りのミスです。社員には(賃金が高いこと以外は)何の責任もありません。
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この回答へのお礼

生産拠点を中国や東南アジア等に移すのは、どこの企業でもしていることではなかったのですか?(企業とは大企業のこと)
それでも、シャープは日本に工場を持っていたですか?
日本で生産していたら、それはコストがかかるのは当然でしょう。

先見の明と言おうか、将来のトレンドを予測し、それを開発でき、また安く商品化できないと
生き残れないのですね。

他の方もおっしゃっていますが、具体的には液晶テレビに力を入れたことが直接的敗因だったようですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2016/02/05 13:29

たかが家電の液晶テレビをブランド化しようと誤った経営判断をしたからです。

 フェラリーやポルシェに乗ったり、グッチやエルメスの高いバッグを持っていれば、世間からは金持ちだと思われますが、AQUOSの液晶テレビを持っているだけでは、それほどリッチだとはだれも思いません。 経営者の「目の付け所がシャープ」じゃなかったのです。
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この回答へのお礼

他の方もおっしゃっていますが、やはり液晶テレビが敗因だったのですね。
目のつけどころが、愚鈍でしたね。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/02/05 13:36

・品質が良い


・技術力が高い

これらは単なる風潮であって、事実とは異なります。
私も某大手電機メーカーについ最近まで、技術者として勤めていたから良く分かります。
そのことにいつまで経っても正面から向き合えなかったからでしょう。
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この回答へのお礼

シャープ(日本?)製品は、技術力が高く、したがってクオリティが高い、という認識、私も
ありました。
実際はそうではなかったのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/05 13:34

こんにちは。



日本製品は海外に売るには過剰品質な場合が多く、
性能を評価してもらう以前に、価格で選択外とされてしまう場合が多いです。

キチンと対価を払っても性能を認めてくれるのは富裕層ですので、
元々売り先の市場が大きくないにもかかわらず、不釣り合いな設備投資を続けたことが一番の要因でしょう。

シャープはいわゆる白物家電専業メーカーと言っても良い企業ですので、
三菱や日立のように、プラントや自衛隊関連の防衛産業といったスパンの長い事情計画を立てづらいのも弱みです。

役員たちの企業戦略が旧態然とし、陳腐化していることも一因ですね。

これらすべての対策が後手に回ったため、立ちいかなくなったのでしょう。
老舗企業によくある図式です。

ではでは。
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この回答へのお礼

日本製品は、余計な機能が満載で、価格が高いのですね。
富裕層以外の一般人に、高くて無駄な機能の多い製品は売れないということですね。

それは経営陣の旧態依然とし体質から起きていたことなのですね。

ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/05 13:33

商売人の幹部が居なかった 技術に胡坐をかいていた 10年先 20年先を読む事が出来ない経営者ばかり 創設者の信念を


継承する人が不在でした
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この回答へのお礼

商売人のセンスを持ち合わせないトップが経営してきたせいなのですね。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/05 13:23

まぁ良くあるパターンの一つ



現場には技術力もあるし優秀な社員もいる
しかし、トップには恵まれず優秀な幹部は生まれなかった

自らの力量を過大評価して過大な投資を繰り返し
軌道修正を決断できる人間が居なかった
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
具体的にどう優秀でなかったか、課題評価、課題投資してきたかも
知りたいと思います。

お礼日時:2016/02/05 13:22

シャープ退職者から、直接聞きました。



トップが「液晶でいく」と決定した時です。
社員は「今さら、時代遅れの液晶だなんて。こりゃ、ダメだ。」と、全員が思ったそうです。
さらに、「でも、俺が定年までは、つぶれないだろうから、ま、いいか。」と、全員が思ったそうです。

経営判断ミス、さらに、軌道修正ミス。
社員の、お役所体質、事なかれ体質。
総合的に、破滅に一直線だったのでしょうね。

身売りする相手も、見誤っているんじゃないでしょうか?
「粗悪品、不良品のシャープ」に地に落ちるでしょう。
これも、経営判断ミスでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど。
時代遅れの発想で物事を行うなら、この現状は必然と言えますね。
シャープほどの大企業でも、こんな判断ミスを犯すのですね。
民間なのに、社員もお役所体質なのですね・・

お礼日時:2016/02/05 13:21

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