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多分、前者を観て、大大大好きな映画になりました。

そして多分、後者を見て、なんじゃこりゃ????となりました。

なんじゃこりゃ、のほうは、大人になったトトと女性の二人のシーンがだらだらと続き、映画を愛するトトの成長と郷愁の物語、からかけ離れた、駄作になったと思いました。
こっちが、ディレクターズカット、でよいですか?(もうこっちは観たくないので、確認しておきたく

A 回答 (2件)

えーと、呼び方が多少入り組んでいるのです。


劇場公開版は後に「ディレクターズカット版」と呼ばれる「短い作品」で、
「完全オリジナル版」と呼ばれるのが「長い作品」です。

つまり、あなたが見たのは「ディレクターズカット版」であろうと思われます。
大ヒットしたのもこちらのバージョン。
仰るとおり、大人のトトのシーンが少ないシンプルなストーリーです。
完全オリジナル版は大人のトトの恋愛シーンが40分ほど入っています。

まあ、DVDなどでも尺を見れば大体わかるとは思いますけどね。
「繰り返して見ると完全版もなかなかの傑作である」という意見も多いですが、
テーマ自体も変わってしまうほどの違いですから、
最初に短い方を見ちゃうとどうしても引きずられちゃうでしょうね。

私も劇場公開版を見たクチなので、短いほうが好みです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
色々な作品が登場したわけですね。
分かりやすく解説下さり、どうもありがとうございました!

お礼日時:2016/02/12 14:22

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』 Nuovo Cinema Paradiso (1989年) は、IMDb(インターネット・ムービー・データベース)によると、155分版、173分版、124分版があるようです。


http://www.imdb.com/title/tt0095765/technical

英語版ウィキペディアによると、イタリアで最初に155分版が公開されたが興行成績がよくなかったので、イタリア国外に公開するインターナショナル版には短くした123分版を作ったようです。その後、2002年に173分版が出たとのこと。
https://en.wikipedia.org/wiki/Cinema_Paradiso#Re …

ただし、日本のAmazonによると175分の「完全オリジナル版」DVDは2000年に出てるんですけどね。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005HM45

ディレクターズ・カットというのは、監督は本来こうしたかったというバージョンです。『ニュー・シネマ・パラダイス』の3バージョンのどれがそれにあたる(もしくは、3つともそれにあたらない)のかは不明です。はっきりとディレクターズ・カットと名乗って公表されたバージョンはないので。

173~175分のものが最長で、それだけ色々脚本を書き、撮影してるわけで、それを全部入れるのが撮影前や撮影時の監督の意図したものである可能性が高いです。しかし、撮影後の編集段階になると、撮影したものを全部入れたものが必ずしも監督の納得したものになるわけではありません。だから長いほうがディレクターズ・カットとは限りません。


日本では以下の順番で劇場公開されたようです。
 1989年『ニュー・シネマ・パラダイス』
 1991年『ニュー・シネマ・パラダイス《完全版》』
 2005年『ニュー・シネマ・パラダイス[デジタル・リマスター版]』
http://www.cineswitch.com/movie/past.htm
http://www.cineswitch.com/movie/past.php?SearchK …
http://www.cineswitch.com/movie/past.php?SearchK …
http://www.cineswitch.com/movie/past.php?SearchK …

IMDb(日本の情報については必ずしも正確ではありません)によると、日本では1989年にインターナショナル版、1991年にディレクターズ・カット、2005年にレストア版が劇場公開されたように書かれてあります。
http://www.imdb.com/title/tt0095765/releaseinfo

日本公開が1989年のはインターナショナル版(123~124分)なのは確実ですが、1991年のはイタリア本国版(155分)か完全オリジナル版(173~175分)かは不明。私は1991年公開のIMDbのいうディレクターズ・カットはイタリア本国版ではないかと推測します。当時の映画情報が載ってる雑誌や新聞で上映分数を調べないと分からないですけどね。

2005年日本公開のは先のインターナショナル版のフィルムをリマスターして作ったデジタル上映版でしょう。こちらは昨年も映画館でかかってました。
http://asa10.eiga.com/2015/cinema/521.html

http://www.digital-voice.net/detail.shtml?id=2017
http://www.digital-voice.net/detail.shtml?id=2018
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この回答へのお礼

とても色々なんですね!
とても詳しく資料を付けて教えてくださいまして、どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/02/12 14:24

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