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小学1年の息子が伝統派空手を習っています。今は黄色帯で組手に着手して約3ヶ月になります。親が勧めましたが始めると好きになり、上手になりたいと、週3日程1hの稽古に通っております。

質問:
a. 空手は敏捷性がキーに見えるのですが正しいでしょうか?
b. 敏捷性もしくは上達の基礎となる基本運動で何かお薦めあれば教えて下さい(netで調べてみましたが沢山はありませんでした)。

背景:
毎回少し見学していますが、上達は遅く、特に未だ有効となる突きが一回もできていません。そこで、体力作り含めて、土日に何か空手が上手になる基本運動を、親子で一緒に取り組もうかと思っています。

というのも稽古を見ていると
1. 先生の言うことを頭でも体でも理解して、自分もそのつもりで体を動かせる。
2. 敏捷に手足の運び、突きや蹴りができる。

といった子達は組手と型で良い結果を出しているように見えます。特に細かい事の前に、動きが早い子はそれで有効ポイントになっているように見えます。そこでうちの子に
1.については師範にわからない時は聞くように(子供は師範の言うことが半分位はわからないといいます。。確かに私が聞いていても難しい事もあります)
2.については家でも土日に基本運動を、パパママと一緒にやってみよう
となりました。

ちなみに、子供は学校での運動テストは最低評価でした。恐らく「絶対。。するんだ」という気迫が未だ未だ幼稚園レベルだからと見ています。師範は生徒達に運動神経ではなくやる気が重要だと仰っており、本人もそれを信じて頑張っています(傍からみていると、やる気はあっても・・というスポーツの現実を感じますが本人には言いません)。師範は技術だけでなく大切な事も教えて下さっており有難いと思っています。
空手を習わせている目的は体作りと精神鍛錬です。黒帯まで長く続けられるペースで頑張れていると思いますが、やはり1ポイントでも有効な突きを打つとか、1試合でも勝つ事で、小さな自信にしてもらうのが願いです。
どうぞ宜しく御願い致します。

A 回答 (4件)

別流派(伝統空手流派)ではありますが、指導、試合で審判をしています。



小学校一年生の子の上達は、その子の気持ちによるところが非常に大きいというのは確かです。
運動能力がとても高い子、センスのいい子もやる気がないと全く試合にも勝てません。

逆にやる気のある子でも、コツがつかめていないと有効はもらえません。
組手試合には敏捷性は確かに大切ですが、小学一年生だとまだ体が出来ていませんし
今無理に体を作ろうとしても負荷が強すぎて将来的にあまりよくありません。

試合で有効を取ろうという時に大切なのは
1 有効打部に的確な距離で
2 正しい姿勢と正しい形で
3 素早く力強く突き(蹴り)
4 残心を確実に
ということです。
(ルール上はもっといろいろありますがかみ砕くとこのような感じです)

まず有効打部は、現状5センチ以内となります。
ジュニアであれば、当ててしまうと現在はルール上有効になりません。
ここで大切なのは距離を正確に測るという事です。
自分の拳の先が、相手とどれくらい離れているか、どの位置にあるか把握しなければなりません。

次に、正しい姿勢とは、体軸がぶれていない状態です。
腰、肩が地面に対して水平であり、視線が相手をしっかり捉えていることが重要です。

素早く、力強くというのは、ここは勘違いしやすいのですが
実際に素早ければ、力強ければ越したことはありませんが
例えば女性などは男性に明らかに力で劣ります(筋力が元々つきにくいので)が
それでもとても素早く、見るだに痛そうな強力な技を放つ選手もいます。
つまり、実際に強い必要はないのです。
極真空手など、相手にあてることによって示す判断基準とは違い
伝統空手では、形が重要で、「どう見えるか」が審判の判断基準です。

その前提で、力強さというのは「キレ」にあります。
では「キレ」はどうすれば表現できるのか。
動作と動作の間を出来る限り縮め、そして「止める」ことが重要です。
一瞬のみ、しかししっかりと止まっていると、「キレ」が出ます。
そして素早さですが、ここはコツです。
力を入れ過ぎないことと、力を入れる点を間違わないこと。
付きでは特に、出し始め、出している途中、ひっこめる途中、ひっこめた後は
出来るだけ力を抜きます。
もちろん、形が崩れてしまってはいけませんから、崩れない程度にです。
そして、拳が有効打部に届いた瞬間、決める瞬間のみに力を込めて握ります。
腕全体のスナップを使うとさらに良くなりますが
拳は掌側を上に向け、決める瞬間に下になるよう回転させるつもりで
かつ、肘が先にでないような導線で動かす必要があるので、気を付けてください。

これを行うと、力強さ、素早さを表現できます。

そして最後に残心です。
残心とは、攻撃の後、例えば相手が攻撃してきても対応できる姿勢にある、とういことです。
全身の姿勢、たち方、視線、構え。
これらが攻撃の後にしっかりと出来ていれば、残心が取れています。


気を付けることはかなり多いように見えますが、やって慣れれば単純です。
相手をよく見、正確な距離と位置へ、素早く力強さを表現し、引いた後の姿勢を気を付ける。
一行にまとめればこうなります。

さて、これを鍛錬で延ばすには、まず集中することが大切です。
正座して黙想し、頭の中を空っぽにする、という方法を私はとっていますが
子供には難しい部分もあります。
なので、練習中には、空手のこと以外考えない、空手のことだけ考える
という癖をつけるように言っています。
そうすると、自然と視線が正面(相手)に定まり、一切視線を外すことがなくなります。
相手の目をにらみつけ、これを外さない。
基本的なことで、基本や型にも共通する最も大事なことの一つです。

次に、体作りですが、ストレッチが大切です。
子供のころの肉体の成長は柔軟性が大切です。
筋力は、男子であれば中学高校についてきます。
ですが、そこまでに柔軟性が備わっていないと、しなやかな筋肉になりませんし
何よりケガが多くなります。
そして柔軟性があるということは、体を自由に動かしやすいということです。
体の隅々まで神経をいきわたらせ、意識することが出来れば
力抜く、力を入れる、という動作を意識することが出来るようになります。
突きを決めたときに握る、それ以外は最低限の力で動作する。
この動作を一日に10回でもいいからやってみる。
これを『毎日』続ける。
それだけでも違ってきます。

それと、多少走ることも大切です。
足腰を鍛えることで、安定感が得られます。
安定している下半身は、全体を支える基盤となります。
筋トレほどしっかりやってしまうと年齢的に負荷が大きいので
ジョギング程度でも構いませんし、普段遊ぶ時に外で思い切り走り回るだけでも良いです。

そして出来れば、上手い人の組手をたくさん見ること、真似することです。
理論的には上記の通りなのですが、理解できない場合も多いと思います。
しかし、見て、真似するだけならだれでもできます。
そこから自分なりの筋肉の動かし方を実践で学ぶことが出来ます。

加えて、小学校一年生ならば、空手だけではなく
球技や徒競走など様々な別のスポーツも、体験程度でいいので経験することが大事です。
この時期の子供の体の発達は、多様性をもって育成することが大切です。
そうしていろいろな動きを体に学ばせることで
試合などでの動きに幅を出すことが出来るようになります。


以上が、おおよそではありますが、普段の練習で気を付けて指導していることになります。
最初に申し上げたように気持ちが大切です。
子供が気持ちよく、楽しく、自分から向かっていけるような指導、教育は
空手のみならずいろいろな場面でも同じことであり、親である質問者様ご自身が
一番よくご理解のことと思います。
空手、勉強、遊びをバランスよく行い、しっかりとした睡眠とバランスの良い食事を心がけ
何よりも健康的に毎日を楽しく過ごすことが、そういった健全な精神を育てる礎です。
同道場の友人と楽しく競い合いながら、良い空手の道を極められることを願います。

尚、上記中、ルールの詳細などにおいては全空連のものを基準としていますが
変更が激しく、相違する場合も多々ありますので、道場の師範に詳細をご確認ください。
また、基本的に私個人の思想・方針に基づいてのお話であることを申し添えておきます。
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この回答へのお礼

有難うございました。伝統派空手が「見せる」要素を多く持つという事がよく理解できました。その当たりも意識して子供に頂いたadviseを参考にさせていただいています。またメンタル面から、詳細に渡る基本運動についてのご意見を大変有難うございました。

お礼日時:2016/04/12 05:17

まだ、小学1年生ですし、敏捷性とか、精神鍛錬とか、体作り等々よりも・・・



師範の方も、生徒達に運動神経より、やる気が重要だと言ったようで、
要は、今は空手が強くなる事よりも、空手を、とことん好きになる事が大切じゃないかなぁ(#^.^#)

その、空手が大好きという心が、これからの、この子の長~い人生の基礎に必ずなってくれます。

だから、父親も母親も温かい長~い目で見守っててやる事だけが、一番なのです(^.^)/~~~

自分は、中学の時からの空手が好きという基礎が今につながっています。
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この回答へのお礼

空手を好きに」というのとっても重要ですよね。本当にそう思います。
私達親もうるさいこと言わないように気をつけていますが、当然ながら師範は上達する子に声を掛けてくれます。組手の練習試合でも勝ってる子にもっと強くなるアドバイスをし、上達しない子には何も言いません。自分からやらないと上達もしないというのがその考え方です。そして、結局、上達しないと空手って楽しくならないんじゃないか、、と感じています。勿論、道場で開催してくれるイベントやお友達と一緒に切磋琢磨、新しい型を習うといった事はそれはそれで楽しいのですが、やはり空手の上達そのものに楽しさはあるのでは? うーん、難しいですね。。zyanngoさんの「空手が好き」はちなみにどんなものだったのでしょうか? 空手奥が深いですね。また引き続きご指導お願いしたいですm(_ _)m。

お礼日時:2016/04/11 06:42

a. 敏捷性


スポーツは、生まれもった運動神経や敏捷性がないと、上達はしません。が、空手は本来スポーツではなく、伝統武術です。特に東洋の伝統武術には、素質はあまり関係ありません。もちろん時間はかかりますが、基礎からコツコツやりさえすれば、誰でも強くなるようにできています。

スポーツ競技なら、選ばれた天才だけが大会に出て、活躍すればそれでいいでしょう。しかし武術は、実戦の必要から生まれた技術です。いつ、誰が戦いに巻き込まれるかは誰にもわかりません。もともと身体能力が高い人だけに任せておけないという事情がありました。

b. 技の有効性
流派にもよりますが、空手の突きは比較的動きがコンパクトです。下半身があまり動かないので、特に子供には力の出し方がわかりにくく、いわゆる「手打ち」(肩から先の力だけで打つ)になってしまうことがあるようです。

手打ちを避けるには、全身を連動させる突き方を1度経験した方がいいかもしれません。具体的には、足の裏から力を発して、膝→腰→肩→肘→拳と伝えてゆく方法です。言葉ではわかりにくいですが、たとえばリンク先の6枚目と7枚目の写真(クリックで拡大できます)を見れば、イメージがつかめると思います。
http://todaysport17.blogspot.jp/2013/04/blog-pos …
写真(7枚目)では、拳の手の平が横を向いていますが、この点は別に空手と同じく、下を向いてもかまいません。

写真は中国拳法の技で、「馬歩捶」といいます。この技をしばらく練習すれば、全身を協調させて大きな力を出す方法が、感覚的にわかると思います。空手の動きとはまったく違うように見えますが、力の出し方はほぼ同じです。この要領がわかってくれば、下半身を大きく動かさない空手の突きでも、やはり全身の力が使えるようになります。ただその際、馬歩捶の動きに影響されて、空手の型を崩さないようにお気をつけください。
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この回答へのお礼

有難うございました。「子供には力の出し方がわかりにくく、いわゆる手打ち」→納得です。実は馬歩捶が難しかったのですが、子供がもう少し上達したらわかるようになるよう、研究したいと思います。

お礼日時:2016/04/12 05:19

a. 空手は敏捷性がキーに見えるのですが正しいでしょうか?


    ↑
俊敏性が、スピードと反射神経だ、というので
あればその通りです。
実は、格闘技はメンタルが一番大切なのですけどね。
それは置いときます。
肉体としては、その通りです。


b. 敏捷性もしくは上達の基礎となる基本運動で
何かお薦めあれば教えて下さい
     ↑
1,スピードには突きや蹴りのスピードと、
 身体の移動スピードがあります。
 これは反復練習しかありません。 
 日常歩くときに、練習するつもりで足を運ぶ
 という方法があります。
 ワタシはこれをやって、効果が出ましたが
 足が悪いのか、と言われたりする副作用が
 あります。

 
2,反射神経は難しいですが、それなりの
 方法はあります。
 たとえば真剣白羽取りです。
 真剣は無理なので、木の棒かなにかで
 やります。

 ワタシは飛んでいるハエで練習しました。
 慣れれば一発の突きで気絶させることが
 出来ます。

 それから、電車や車とすれ違うときに、
 心の中で、電車なら継ぎ目に、車なら真横に
 来たときに蹴り、突きを入れます。

 心の中だけですよ。
 本当にやってはイケマセン。

 これは動体視力を鍛える方法です。
 

師範は生徒達に運動神経ではなくやる気が重要だと仰っており、本人もそれを信じて頑張っています(傍からみていると、やる気はあっても・・というスポーツの現実を感じますが本人には言いません)。
   ↑
まだ小さいから無理かもしれませんが
うまくなるコツは考えることです。

練習をしてもうまくならない人間がおりますが、
それは自分で考えない人が多いですね。

自分で考えないで、言われたことを忠実にやって
いるだけ、てのは伸びませんよ。

どうしたら素早い動きが出来るようになるか、
速い突き、蹴りを出せるようになるか、と常日頃
考えることです。

最後になりますが、格闘技は一対一が基本ですので、
他の運動と比較すると、メンタル面が強く作用
します。

怖がって練習していると強くならないし
怪我もしやすくなります。
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この回答へのお礼

有難うございました。自分で考えるというのはとても良い事ですね。まだ子供なので試行錯誤も良いところですが、色々工夫しているようなので、親としても応援することにしました。

お礼日時:2016/04/12 05:21

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