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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000 …

熊本地震と阪神大震災とは、同型の地震でMや震度も同じ程度らしいですが、では何故どうして死者数が桁外れに全然違うのか、この理由というか根拠を教えてくれませんか?

死んだ人の数、熊本は何十人、阪神は何千人、この違いってタダ単に田舎と都会の違いですか?

だとしたら、ちょっとした震源地のズレで、もし熊本市のド真中が震源地だったなら、阪神大震災と同じような死者数や大被害が起っていたのですか?

教えてください、特に詳しく説明できる方、よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

・人口密集度の違い



他の回答者様が述べられたとおりです。


・携帯などの情報伝達の違い

阪神淡路大震災の場合、地震直後に神戸の震度が出ていないくらい
被害状況が不明でした。
後述しますが、首長の救援要請が遅れたのも情報がこないから。


・阪神大震災などの教訓を生かせた

復旧を急ぐあまり倒壊した家屋に通電して火災が発生とされ、
東日本大震災などの震災では注意喚起されました。
http://www.tohoku-epco.co.jp/information/1182212 …
危機管理の情報欠如、家屋の耐震性の不備、災害時の拠点設営ノウハウ、
などなど、多くの点が教訓となりました。


・神戸の直下に活断層があった

よく勘違いされますが、活断層と震源は一致するとは限りません。
震源となるのが震源断層で、その影響で活断層が動きます。
このため、最も動いた断層が震源と離れていることがあります。
http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/explanation.html
だから、阪神淡路大震災で被害が出したことで有名な野島断層も、
Wikiでは震源断層と区別して「震源に最も近い断層」と説明されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E5%B3%B6 …
阪神淡路大震災では私が住んでいた須磨区北部は
揺れはすごかったのですが、目立った被害は少なく、
震源から遠いけど活断層に近い大阪では被害がありました。



ちょっと個人的に許せない回答があります。
マナー違反ですが補足しておきます。



「自治体があろうことか自衛隊の救助を拒否した」

当時の知事による自衛隊の救助要請が遅れたのは、
自治体(知事)が拒否したからではありません。
情報が伝わらず知事の判断が遅れたから。
このとき、直前に導入された兵庫衛星通信ネットワークも
停電と発電機の停止などで使用不能でした。
そもそも、携帯電話すら一般的でなく、通信が遮断され、
交通も麻痺していて、ようやく繋がった課長が独断で要請して、
知事も事後承諾しています。


村山首相が自衛隊の出動を政治理念などで拒否した訳ではなく、
官邸の対応の遅れも情報伝達の問題。
このことを教訓に内閣情報集約センターが作られています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3 …

むしろ村山氏は、原発まで見物に行って対応を妨害したとされる
某首相と違い、現場の判断を尊重する対応をしました。
自民党時代の竹下内閣から在職していた石原信雄元内閣官房副長官が
 「前例のない未曾有の災害で、かつ法制度の未整備な状態では、
  村山首相以外の誰が内閣総理大臣であっても迅速な対応は
  不可能であった」
と述べたくらいです。
個人的に社民党は嫌いですが、「拒否した」の解釈は非常に多いようで、
阿○知子議員が自分の所属する政党であることを忘れて
非難したことがあるくらい誤解されています。

ちなみに、最も早く救援を申し入れたアメリカ軍を
拒否したのは政府側で、これも自治体レベルではありません。
また、仮に自衛隊を投入できても迅速な救助が行えたかは疑問です。
交通が寸断され、罹災者数も多く、火災旋風のおそれがある状況で
救助や消火にヘリを低空で飛ばすことは非常に危険です。



「火災などは関東大震災に比べて非常に少なかった」

火災で壊滅した長田区や須磨区南部の惨状を知らないのでしょうか。
7000棟近くが消失したとされるので、酒田大火の2000棟弱より
何倍も多いのですが、これが非常に少ないですか?
本所被服廠跡のような火災旋風は起きなかったとされていて、
関東大震災の被害規模とは大きく異なりますが、だからと言って
火災が「非常に少ない」というのはいかがなものでしょう。
父の知り合いは下敷きになったまま焼死しました。
潰れた建物の中で救助を求める声が聞こえていても
交通の寸断と渋滞で消防車は来ない、来ても水が出ない、
遠くから給水すると避難中の車に轢かれてホースがだめになり、
戦時中以来の放任火災(消火より避難活動を重視)になりました。
住民の必死の救助も火災に阻まれ、断腸の想いで救助をあきらめ
亡くなった方は多くいます。
その時の無念さを少しも知らないのでしょうが、
このような安易な表現は非常に残念です。

「早朝だから火事が少ない」説も疑問。
冬の早朝で暖房器具を使用していたし、漏電の出火もありました。
昼食の準備をしていた関東大震災との比較のつもりでしょうが、
火災保険で裁判沙汰になって最高裁まで争われ、被災者が敗訴したり
阪神の地震以後は地震保険が注目されたのですが、
関心が無い方々はご存知無いのでしようか。
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この回答へのお礼

もう閉じようとしたところにご丁寧な回答ありがとうございました、よくわかりました。

お礼日時:2016/04/22 13:13

#7です。

お礼ありがとうございます。

>でも、ちょっと教えてくれませんか、熊本で巨大な地震が起るなんて考えたことも無かったという人達が凄く多いと聞きましたけど、地道に着々と耐震補強なんて本当に出来ていたんですか?それが出来ていたから倒壊しなかった建物が相当数あったって本当なんですか?

地震学者の中では熊本特に阿蘇山付近は地震の巣があるということは良く知られていて、度々警告を発していたと言われています。しかし、メディアはほとんど取り上げませんでしたし、住んでいる人たちもあまり強く意識しなかったようです。

しかし、阪神大震災の時も「ここで大地震が起きるなんて思わなかった」と言われましたし、実際に阪神のほうが熊本よりも「地震が少ない」と言われていました。
 実をいうと、地震に遭うのが嫌で関東や東海から阪神方面に引っ越す人も実際にいたぐらいです。

地震学会としてもノーマークというか断層地震であそこまで被害が大きくなるのは予想できておらず、その後の地震対策が大幅に変化しました。

どう変化したかというと「日本は大地震が来ない場所は無い」という想定に変化して、全国をすべて耐震補強する方針になった、ということです。

その結果、今回の熊本地震でも倒壊した家屋は最小限に抑えられ、犠牲者もかなり少なくなりましたし、たとえば八代市役所は現在「倒壊の恐れがあって立ち入り禁止」ですが、事前に耐震検査を受けていて「震度7には耐えられない」という結果を得ているため、比較的速やかに庁舎の機能を外に出すことができたようです。

ですので、阪神大震災の教訓から助かった人々もたくさんいるでしょう。

蛇足
阪神の時、自衛隊はたしかにすぐに救助活動に入れませんでした。当時は「知事が要請しない限り自衛隊は対応してはならない」という決まりがあったことと、当時の首相が難色を示したことのふたつがあります。

しかし、当時を知っている者からいえば、たとえ自衛隊が出てきていても救える命はほとんどなかったでしょう。火事は非常に早く発生し、また広がりましたし、そもそも火を消す道具を自衛隊はほとんど持っていません。むしろ2次災害の危険もあったといえます。

また、当時は上空からヘリで水を撒く消火方法についても議論になっています。自衛隊が唯一参加できるのはヘリに水タンクを積んで上空から水を撒く方法でしたが(山火事の対応方法です)、水を大量に撒くと水の重みで下敷きになっている人の犠牲が増えるのではないか、という懸念があって断念したのです。

こういういろいろな問題があって、阪神の時の火災による死者は増えたのですが、自衛隊の投入の遅れとはまったく関係ないと当時を知るものとして、また防災の仕事をしているものとして断言できます。
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございました。

お礼日時:2016/04/22 09:33

1 人口と人口密度の違いが大きいでしょう。


2 熊本地震では自衛隊、消防、警察などの救助隊が素早く活動した。
  阪神大震災では時の総理大臣であった村山富市社会党委員長が自衛隊が嫌いで自衛隊が活躍して人気がでるのを避けるため出動させなかったため本来助かったであろう何千人が生きたまま焼死したと言われています。
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この回答へのお礼

そうですねぇ、そう言われてますよねぇ、どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/04/22 09:32

大阪市在住の者です。


わが町では神社やお寺などの古い建物は全壊しましたが、普通の民家はほぼ無事でした。とは言うものの、我が家は食器棚が二棹倒れましたし、本棚なども全部倒れましたが。
 で、あれから20年たった今、あの時と同じ地震がきたら・・・
やはり数千人規模で犠牲者が出ると思います。
 火災は確かに少ないかもしれませんが。
あくまでもあの時間帯だったからあの程度で済んだわけで、あと1時間遅れていたら、通勤電車は満員、阪神高速道路も数珠つなぎの状況です。

 熊本の住宅事情はわかりませんが、阪神間の密集した住宅地域よりもそれぞれの家の区画も広いと思うので、古い家でもしっかりと作られていたのではないでしょうか。

 ちなみに阪神淡路大震災の震源地は淡路島北淡町です。決して神戸のど真ん中で起こったものではありません。ちなみに益城町と熊本市は5キロ、益城町と阿蘇大橋あたりで20キロほどしか離れていません。
震源地よりも直線距離で50キロ離れた大阪府でも31人も亡くなっています。大阪管区気象台発表の大阪の震度は4でした。あの当時はそれくらい「いい加減」な計測でした。大阪府内でも震度6以上の場所がたくさんあったということです。震度4では絶対に人は死にません。
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この回答へのお礼

なるほど、どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/04/22 09:31

熊本県の人口は180万人、阪神で被害の大きかった兵庫は約580万人、大阪府は886万人です。

規模が1桁違うのです。
ですから、そもそも被害者の総数に違いが出ます。

その上で、阪神大震災は早朝だったために、犠牲者の8割近くが建物倒壊による圧死者になっています。つまり人口密度の違いが如実に現れているわけです。

また、阪神大震災の発生は1995年であり、当時は1981年の建築基準法以前の建物がたくさん残っていたこと、阪神地域は地震が少ないといわれていて、東海地方などに比べて耐震化が遅れていたこと、などが被害を大きくしたといえます。逆に早朝だったために、火災などは関東大震災に比べて非常に少なかったといわれています。

今回の熊本大地震は阪神大震災を契機とする大規模補強などがあったため、インフラのダメージも少なく、家屋の倒壊も最小限で被害者もごく少なくなっています。
しかし、今回は震7がなんどか襲った地域もあり、これらの地域では1回目でダメージを受けた家屋が2回目で倒壊して、犠牲になる方が多く出ました。このようなことは、今後の教訓となるうるでしょう。

>だとしたら、ちょっとした震源地のズレで、もし熊本市のド真中が震源地だったなら、阪神大震災と同じような死者数や大被害が起っていたのですか?

熊本市は神戸市と比べても人口は半分しかなく、その周囲は人口が低いのに対して、神戸から大阪に掛けては日本有数の人口密集地帯ですので、熊本市のど真ん中でも、被害は今の倍程度で済んだと思います。

その理由は、やはり1995年から20年以上、地道に耐震補強などを行なってきたからだといえるでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、そうだったんですか、ありがとうございました。
でも、ちょっと教えてくれませんか、熊本で巨大な地震が起るなんて考えたことも無かったという人達が凄く多いと聞きましたけど、地道に着々と耐震補強なんて本当に出来ていたんですか?それが出来ていたから倒壊しなかった建物が相当数あったって本当なんですか?

お礼日時:2016/04/21 20:15

阪神大震災では、自治体があろうことか自衛隊の救助を拒否したから初動対応が警察の手に余った。


大規模火災に消防が対応できなかった。
救助できずに、建物ごと焼かれて焼死した被害者が多くいた。

熊本地震では、自衛隊の基地が被災地のすぐ付近にあり。すぐに救助命令が出た。
自治体も要請した。

異常の点が違います。
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この回答へのお礼

なるほど、自衛隊の出動を拒否したのは、当時の総理大臣の村山…ですね、ナルホド、時の首相が誰かによって、これだけの死者数と被害度の差が…、本当に恐ろしいことですよね、ありがとうございました。

お礼日時:2016/04/21 19:42

阪神大震災の被害の大きさを受けて、防災管理が徹底されています。


今ではガスは揺れ具合によって自動的に止まります。あの時は違っていました。
阪神大震災では燃え盛る神戸市の光景は日本中にショックを与えました。電気の供給を止めなかったことも被害を大きくしています。

また、建築基準も強化されました。倒壊する家屋や阪神高速や鉄道の架橋や駅舎。それは阪神大震災の時とは大違いです。

発生時間も関係していますね。就寝中(AM6時前)を襲った阪神大震災と、皆が起きていた熊本。
熊本の発生時間ではガスの使用者も少なかったでしょう。阪神大震災とは違い、重篤な被災者が少なかったのは
そんなことも影響しています。
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この回答へのお礼

そうですか、あの阪神大震災を教訓として、熊本の県や市は徹底して対策を行じていたからこそ、このたびの被害者数に収まった、ということですか、いやぁこれなら、阪神大震災で命を無くした被害者も、少しは浮かばれますよね、どうもありがとうございました。

お礼日時:2016/04/21 19:36

密集地の違いだと思います。

人口密度にもよりますが。
震度に耐えられない建物の崩壊によって近隣による建物への被害。
また火災の広がり。
耐震強度対策が実施されてなかった部分もあると思います。
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この回答へのお礼

やっぱり人口密度ですか、ありがとうございました。

お礼日時:2016/04/21 19:28

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