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GDPは消費財と投資財の生産総額だけど、なぜ中間財はGDPに含まれないのですか?

A 回答 (2件)

一言でいうと、一国で生産された最終財の価値だけでなく、最終財を生産するために生産された部品・原料等(中間財)の価値をも加えてしまうと、二重計算、三重計算になってしまうからです。

具体的に示すために、つぎのような例を考えよう。

ある一国には、ある製品を製造するための一連の企業があり、 製品を製造する企業が部品企業から部品をA円で購入し、製品を最終消費者にB円、政府にC円、外国にD円で製品を販売する。一方、部品企業は原材料を原材料企業からからE円で購入する。

この場合、GDPは、生産された製品(最終財)の価値B+C+D(円、以下円は省略)に等しく、国内で生産・販売されたすべての財(最終財と中間財)の価値合計B+C+D+A+Eではありません。GDPを計算するもう一つの方法は、国内で生産された付加価値の合計を求めることです。製品段階の付加価値B+C+D-A、部品生産段階の付加価値AーE、そして原材料生産段階の付加価値Eを合計すれば、(B+C+D-A) + (A-E) + E = B+C+Dとなり、最終財の価値を等しくなる。なお、国内で生産された最終財というのは、消費、投資、政府、輸出に向けられた財という意味で、上の例では、B+C+Dがそれに当たります。製品企業が購入した部品Aは一部は製品を生産するために費消されたけれど、残りの一部は在庫として翌期の製品生産のために在庫として保有されたとすれば、その部分は(在庫)投資であって、中間財ではなく、最終財に数えられることに注意。
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> GDPは消費財と投資財の生産総額だけど、中間財はGDPに含まれない…


⇒ どこにそのように書かれていましたか?
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