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明治26年建築の武家風の建築物として文化庁の有形文化財に登録された建物について、玉石の上に土台や束が乗っているだけで、揺れに対して免震性があるから地震に強い、その証拠に古くから立っていると説明されているのを聞きました。勿論木造です。
 この建物はそれほど太い構造材が使われているとは思えません。
 木造建築の場合、布基礎に鉄筋を入れた全面コンクリート打ちの基礎に土台とその上に立ち上げる柱を十分結束するとの考え方(上部の桁、梁、筋違などは別として)と思っていましたが、免震という言葉といわゆる築00年という古民家が確かに永年立っていることから、はてな?と思う気持ちも出てきました。
 上下の揺れ、横揺れの違いもあるでしょうが古民家が永年建っているという事実も良く分からない気持ちです。
 建築に関して全くの素人なので力学というかそちらの事は全くわかりません。どうかよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

>木造建築の場合、布基礎に鉄筋を入れた全面コンクリート打ちの基礎に土台とその上に立ち上げる柱を十分結束するとの考え方と思っていましたが、


 それは、伝統工法ではありません。戦後に行われた在来工法です。

伝統構法とは | 一般社団法人伝統構法耐震評価機構( http://www.doutekitaishin.com/dentou )
☆制震設計事務所のつぶやき – 伝統構法と制震 — 制振(制震)装置の家づくり|アバン設計 一級建築士事務所( http://www.avantnethome.com/topics/%E2%98%86%E8% … )

>上下の揺れ、横揺れの違いもあるでしょうが古民家が永年建っている
 伝統工法は免震構造ですから揺れてもしなるだけ・・
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この回答へのお礼

詳しい情報を有難うございました。熊本地震では建築基準法の旧基準か新基準か、その中でも阪神以後かが問題視されるのみで伝統工法の建物が倒壊したかどうかは議論の視野に入っていないのは疑問を感じます。できますれば今後統計的な実証がなされれば(勿論科学的な倒壊実験も)と思います。

お礼日時:2016/05/16 14:56

免震構造とは揺れを建物に伝えない工法です。

金のかかった家が丈夫なのは今も昔も同じです。現代の家でも免震構造はありますよ。昔の家が免震構造なのはたまたまです。狙ってつくられたものではありません。
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この回答へのお礼

お教え有難うございました。伝統工法による建物が実績としてどの程度倒壊していないのか今後検証されるものと期待しています。
また、建物が地盤に固定されていない事と面構造の強度の少なさ、土台・柱・梁・桁の結束の緩さに区分して分析されると伝統工法が理解できると思うのですが・・・。

お礼日時:2016/05/29 12:24

揺れに対して免震性がある、というは事実のようですね。

実際にずれて直した例、ずれた先に別の石を置いた例もあるようです。ただ、楮造材、結構太いものも使われていますよ。柱に太いものを使っている例は少なくないですし、屋根裏の梁なども太いです。細めの材を多数組み合わせたものもあります。
なお、現在の免震構造でも上下方向の揺れへの対応が十分できるものは非常に少ないようです。ほとんどが水平方向のみです。
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この回答へのお礼

お教え有難うございました。梁、桁が太くて丈夫と言う事は、地面は揺れても土台から上はがっちりとしているから移動するけれども倒れはしないと言う事でしょうか。理屈としてはこれで良く分かった気がします。あとは統計的な実証の問題でしょうか。有難う御座いました・

お礼日時:2016/05/16 14:36

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