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第二次世界大戦日本は何故アメリカに戦争をしかけたのか?

A 回答 (13件中1~10件)

歴史は白黒の二分で考えると、その観念に自分自身が取り込まれてしまいます。

単純化と二極化は世論誘導には有効な手法ですが、片側の耳目を塞いでしまえば陰謀論と自虐史に陥るのは、さもありなんという気がします。

しばしば米国の陰謀論が語られますが、当時、米国は孤立主義政策で戦争への参加は渋っている立場でした。日中戦争には実質米軍の航空隊が参戦していたとはいえ、米国は中国の要請に応えた義勇兵というカムフラージュをしていました。正式な戦争への参加はまっぴらごめん、それが当時の米国世論です。

実は、米国の対日禁輸政策は初期の頃は巧妙に日本の逃げ道を残しています。妥協と譲歩があろうとも、米国は戦争に巻き込まれないようにしていたのです。米国(を含めた同盟国側)の勧告は、米国にとっては日本の翻心を促すつもりのものでした。

一方、欧州で独の進撃があったことから欧州各国は、国力のある米国の介入を望んでいました。中国は日本軍を追い出したがっていました。そこに日独伊三国同盟が発足したので、英蘭は米国の欧州戦線への参戦を、中は日本が妥協できない条件(石油禁輸)での勧告を米国に求めました。日本は追い込まれ、どこかで戦争を突破口にすることは自明でした。とにかく米国を巻き込んだ戦争になれば、英蘭中は米国の参戦で一気に有利になるとふんだ訳です。

もちろん、日本政府も米英中蘭が連名で中国戦線にこんなにもしつこく圧力をかけるとは思っていませんでした。日本は中国利権を手放す気はなかったにせよ、米国を刺激する日独伊三国同盟には否定的な空気の方が濃かったのです。日露戦争の戦費債務は嵩み、戦後の好景気は持続せず、ワシントン海軍軍縮条約は確かに思い上がった軍の面子問題に一部は繋がったものの、経済のことを考えればこの辺りでの妥協は飲めるものでした。むしろ日独伊三国同盟に積極的だったのは市井の人々と朝日新聞を筆頭とするマスゴミで、戦争を通じて国力を高めようという意識は民間の方が高いものでした。

負けが見えている戦争に着手したと言われればそうの通りですが、血気盛んな軍人が御前会議を乗っ取って、という類のものでもなく、交渉の手段としての戦争を選んだわけですし、米国も同盟国個々の都合による圧力に折れる形で、戦争を誘導するような動きをしたのです。
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トップが軍部をコントロールできなくなったとの見解もありますね。


北朝鮮もトップが軍部をコントロールできなくだったら暴走するかも!怖いですね。
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アメリカのせいだと言う主張も根強いですが、たとえアメリカが挑発したのだとしても、その挑発に乗った当時の日本の指導者たちがアホだったとしか言いようがないという気がします。



もし自分が当時の指導者だったとして、彼らより良い決断ができたかたというと全く自身は無いのですが、辻正信や石原莞爾の言動を読むと、このようなアホに日本が引きずられていったことに戦慄を覚えます。
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お金を求める人達は、兵糧が無くなり苦しくなるのです。

思いっきり我儘な結果、生存を保てなくなる、すると犠牲になる者と生存していく基準が生まれます。本来の餓死構造を解決出来無い結果ですね。視野が狭い我儘構造にあるのです。
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1937年7月    米陸軍航空隊シェンノート(動画ではシュノルト)大尉が退役して中国(国民党軍)空軍を指揮。


  同年8月    第二次上海事変で,台湾・九州・済州島基地より,日本海軍の 爆撃機が中国大陸を「渡洋爆撃」。
  同年12月    南京陥落
1938年5月    重慶から米国製マーチン製139型爆撃機(B-10 (航空機)の輸出型)2機で漢口と寧波を中継して九州(熊本県人吉の山中)に宣伝ビラを撒き各々玉山と南昌を経由して漢口に帰還。

1940年 11月24日 日本政府は、国民政府に「交渉条件」を受諾するむね通告したが、回答はなかった。後に、蒋介石は停戦交渉を中止したことが分かった。
     11月30日 ルーズベルトは蒋介石に、1億ドルの資金援助と50機の新型戦闘機を送ると約束
     12月19日  蒋介石の提案は陸軍参謀総長ジョージ・マーシャルと海軍作戦部長、ハロルド・スタークの反対により却下
     12月21日  モーゲンソー財務長官、シェンノートらが米軍人による日本本土爆撃を立案。「(実験結果から推定して)木と紙でできている日本家屋には焼夷弾が効果的」と意見一致。
1941年5月   統合参謀本部(JB)が対日奇襲作戦「JB355」を策定。
  6月上旬  米人パイロットら三百人がサン・フランシスコを出港。
  7月23日  ルーズベルト大統領が対日奇襲作戦「JB355」にゴーサイン。
  7月25日 アメリカが在米日本資産を凍結。
  7月26日 イギリスも在英日本資産を凍結。
  7月27日 蘭印政権は28日蘭印よりの日本、満州、中国、仏印への輸出、日本からの輸入に対し全面的許可制を布くとともに、在留邦人の資産を凍結。
  7月28日  日本軍、南部仏印進駐。
  8月1日  アメリカが対日石油輸出を全面的に禁止。
  8月下旬 シンガポールに米人パイロット等三百人が集結。
  計画では9月下旬に日本本土への奇襲爆撃決行を予定。しかし対独戦で苦戦するイギリスに爆撃機の貸与を求められ,爆撃機の中国配備が遅れる。

  11月26日 ハルノート提示
  
  12月7日 日本、真珠湾奇襲攻撃決行。
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外交の基本は、北朝鮮のように、相手に無理なことを言って、そこからスタートお互い妥協点を見出すって感じなんですが、日本人は馬鹿正直だったので、相手が言ってきたことを真に受けて、そんなの無理戦争しかないって単純な発想しか出来なかった、という面もあります。

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それによってアメリカが日本への軍閥解体、農地解放、財閥解体が実行


されました。
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米国がそう仕向けたからです。



当時の米国は、1930年に続く大不況の真っ只中でした。
GDPは1/2に、株価は1/10に落ち、国民の1/4が
失業し、あちこちで暴動が発生していました。
ルーズベルトは、ニューデールなどの政策を打ちましたが効果は
はっきりしません。
それでどうしても戦争をやる必要があったのです。
戦争は最大の公共事業ですから。その証拠に戦後、米国
経済は見事な復活を遂げています。

これは私の偏見ではありません。
米国歴史学の権威チャールズ・A・ビーアド元コロンビア大教授は
公文書を調べて、ルーズベルトが巧妙に日本を戦争に引きづり込んだ
過程を明らかにした本を出版しましたが、これは事実上の発禁処分
にされてしまいました。

31代米国大統領のフーバーが、ルーズベルトを、
日本を無理矢理戦争に
引きづり込んだ狂気の男、と評した書見を残しています。
彼は、ルーズベルトは真珠湾を知っていた、とも書き残しています。

マッカーサーは戦後、あの戦争は日本の自衛戦争であったと
米国議会で証言しています。

ハルノートのハルは、真珠湾攻撃を耳にして躍り上がって
喜んだ、という側近の証言が残っています。
「これで戦争ができる」

また、パル判事は、あのような要求を突きつけられたら
モナコのような小国でも銃を持って立ち上がっただろう
と述べています。
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日本はアメリカに戦争を仕掛けてはいません。

戦争するしかない状況に追い込んだのはアメリカのほうです。

当時はまだ植民地政策、帝国主義の時代でした。
中国大陸はヨーロッパから離れていたこと、とても領地が広大だったことなどで、西洋各国の権益が入り乱れていました。まだ勝者が決まっていなかったのです。
 日本はどこまで植民地主義を推し進めたかったのか今となっては明確ではありませんが、大陸からの侵略を防ぐために朝鮮を併合し、ロシアと中国の圧力をかわすために満州国を建国して日本本土を守ろうとしました。

そしてこれがものすごく成功します。対してアメリカは世界恐慌から自国経済が立ち直っておらず、中国の権益は保持したい、または日本の経済力を削ぎたい、と考えていました。そもそも日本は中国の権益について第一世界大戦後からずっとアメリカと協調したり対立したりを繰り返してきたのです。

結局盧溝橋事件から日中戦争に至る時期になると、中国北部における日本の優勢が強まります。これに対抗したのがいわゆるABCD包囲網であり、石油の輸入が出来なくなった日本はギリギリまで追い詰められることになります。

しかし、アメリカの国力を知っている日本としては直接的な戦争を回避したかったのですが、ハルノートで示されたアメリカの基本姿勢と日本の要求してることが真っ向から対立していたため、交渉で禁輸を解くことがむずかしくなったのです。

これらの結果、戦争してアメリカに勝ち、有利な条件で禁輸をやめさせるしかない、ということで起こったのが太平洋戦争のそもそもの発端であるといえます。

日本は自国の国益のために一歩も譲らずに戦争に至ったわけですが、アメリカも一歩もゆずらなかったわけです。ですから「日本が戦争を仕掛けた」というのは大きな誤りです。
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学校で、ABCD包囲網って、習った事有りませんか?


其れが、大体の原因です。
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