プロが教えるわが家の防犯対策術!

経済学で補完財について学習しました。
補完財の関係の一例として、コーヒーと砂糖が挙げられると思うのですが
1.コーヒーにとって砂糖は補完財である。
2.砂糖にとってコーヒーは補完財である。
1に関しては別の質問で回答者さんが成り得ると記述していましたが、
2の「砂糖にとってコーヒーは補完財である」は正しいのでしょうか。
詳しい方教えていただけると助かります。

A 回答 (2件)

正しいですよ。

財Aが財Bの補完財であるとは、大雑把にいうと、Bの価格が下がる(上がる)と、Aへの需要が増加(減少)することですが、このとき、逆に、Aの価格が下がる(上がる)と、Bへの需要が増加(減少)することが言えます。証明は、上級のミクロの教科書、たとえば、神取道宏「ミクロ経済学の力」(日本評論社、55ページ)を見てください。ですから、コーヒーを飲むときかならず砂糖をいれる個人(この人にとって砂糖を使うのはコーヒーを飲むときだけだと考えるとわかりやすい)を考えてください。この人はコーヒーの値段が下がると、コーヒーの消費が増え、よって砂糖の消費が増えることは容易にわかりますが、反対に砂糖の価格が下がると、砂糖の消費が増え、この人のコーヒーの消費量も砂糖を消費するために増えるのです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

具体的な説明に加え、本の紹介までしていただき、ありがとうございます。

お礼日時:2016/06/04 17:49

畑中康一氏などは、二財を結合して使用する財の関係を「補完財」の例として、コーヒーと砂糖の関係を、カメラとフィルムの関係のように挙げています。



 具体的には、カメラとフィルムとの補完関係程に、砂糖とコーヒーは強い関係にあれば、コーヒーの値段が上がって、買い控えが増えれば、砂糖の需要も減るという関係になる時、コーヒーと砂糖は、補完財の関係にあると考えているようです。

 但し、砂糖そのものが問題視され、他の甘味料に代われば、特定の砂糖との関係は、コーヒーの需要が増えても、砂糖の需要は減るという現象が起きます。

 また、ブラックが好き、砂糖抜きが好き、砂糖の分量が少ないのが好き等、好みにより、それぞれの量が異なります。
 ですから、砂糖入りの缶コーヒーを敬遠する人が増えると、砂糖が入っているために、コーヒーの需要すら減ります。

 故に、このような特定の銘柄や特性の製品を考えた場合には、必ずしも、この補完財の関係が維持されるとは限らないと思います。

 という意味では、カメラとフォルム関係も、現像するフィルムの需要は減り、SD化されていますが、これをフィルムと考えれば、カメラ本体に記録機能が内蔵されない限り、カメラとフィルム(記録装置)の関係は、より恒常的なので、補完財の代表例にはなりやすいかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

具体的な説明をしていただきありがとうございます。選ぶ物によっても変わるんですね。

お礼日時:2016/06/04 17:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!