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添付画像の問題の(3)の解説について、
①溶けたAg^+のほとんどが錯イオンになっているはずですから、S≒S‘という部分について
→Ag^(+)+2NH3⇔[Ag(NH3)2]^(+)という反応がかなり右に傾いている(Kの値はかなり大きく、10^7)という理由から[Ag^(+)]≒0(S≒S‘)となっているのでしょうか?
②NH3は錯イオン形成に使われる量を十分にオーバーするだけ加えられていますから、[NH3]=1-2S‘≒1という部分について
→NH3は錯イオン形成に使われる量を十分にオーバーするだけ加えられていますというのはどうしてわかるのでしょうか?
また、[NH3]≒1ではほとんどNH3が減っておらず、反応がかなり右に傾いていることと矛盾するような気がします。どういうことなのでしょうか?

「高校化学、溶解度積」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • 解説1です。

    「高校化学、溶解度積」の補足画像1
      補足日時:2016/06/23 01:21
  • 解説2です。

    「高校化学、溶解度積」の補足画像2
      補足日時:2016/06/23 01:21
  • 解説3です。

    「高校化学、溶解度積」の補足画像3
      補足日時:2016/06/23 01:22

A 回答 (1件)

10の7乗という平衡定数(K)は結構大きいと思います.その為,①でお考えのように,左辺のAg+の濃度はほとんど0,S≒S'となっているのだと思います.



②の「十分なNH3」という部分ですが,「Ag+を含む溶液に多量の(過剰な)NH3水溶液を加えると錯イオンを作る」みたいなことを習いませんでしたか?そういう意味での「十分なNH3」という事だと思います.

平衡定数が大きいこととのイメージのギャップですが,問題文の画像を見てください.Kは分子に銀の錯イオン,分母がAg+とNH3の濃度になっていませんか?[NH3]≒1ですから,2乗しても1.一方,[Ag+]は0に近いほどまでに薄まり,分子の錯イオン濃度はかなり濃くなっていますね.分母が小さく,分子が大きいと,その分数は大きくなりますね.だから10の7乗という大きい平衡定数になっています.

高校の時,「反応が右に傾く」とか「右に寄る」という言い方をされて全く理解ができなかったのですが,要は「反応を右向きに進めようとする力が強い」と考えると納得できました.それが「大きい平衡定数」ということで定量的に表される.

ということで,何ら矛盾していないと思いますよ.
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